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多角的な視野や広い教養は大学で、法律は伊藤塾で学びました

A.Nさん(22歳)
慶應義塾大学経済学部4年在学中

■合格した法科大学院
慶應義塾大学法科大学院(既修)
早稲田大学法科大学院(既修・稲門法曹会奨学生)
上智大学法科大学院(既修)

■適性試験
大学入試センター:75点 日弁連:203点

■学部成績
GPA:3.53

■伊藤塾受講講座(リンク先は2010年開講のものです。)
入門講座本科生+リーガルトレーニング、コンプリート論文答練、論文直前答練 など

はじめに

私は高校生の頃から個人の権利の擁護者としての弁護士の仕事に惹かれ、法曹を志していました。その一方で、私は社会の根底に関わる経済学にも興味があったので、多角的な視野や広い教養を身につけることも考えて、ご縁のあった慶應義塾大学経済学部に進学いたしました。
そして、法律の知識を修得するために大学1年生の冬に伊藤塾に入塾しました。伊藤塾を選んだ理由としては、(1)基礎からしっかりと学ぶことができるカリキュラムが組まれていること、(2)インターネット講義が充実していること、(3)渋谷駅から近い好立地であること、(4)校舎の雰囲気が良いことが挙げられます。私は、勉強を効率的に行うためには、良い教材と講師が必要不可欠であると考えますが、その両方を伊藤塾は提供してくれたと思います。

私がとった勉強方法

(1) 適性試験対策について
適性試験対策講座基礎編を利用して、問題の傾向分析や時間を短縮するための技術を学びました。そして、演習として、過去問を各5年分ずつ、時間を計って解きました。適性試験の対策は、5月の初めから、1週間に2~3時間程度を目安に行いました。

(2) 小論文試験対策について
上智大学の小論文は、課題文について、<1>指示語の内容の要約、および、<2>自らの立場とその理由を問うものでした。ここでは、読解力や文章力、論理的一貫性を測ることを目的としていると考えられます。私は、特に小論文の対策を行うことはありませんでしたが、法律の論文を書く練習が小論文を書く上でも役に立ったと感じています。

(3) 法律科目試験対策について
<1> 基礎的な法知識・法理論の修得について
私は、基礎マスターを利用して、全体像を大まかに掴んでから必要に応じて個別の知識の精度を高めていく、という方法で勉強をしました。基礎マスターでは、重要な順に知識がランク分けされているため効率的に学習することができ、繰り返し復習することでより理解を深めることができました。また、講義で示された身近な事例は、難解な概念を理解する手助けとなり、時に問題の本質を考えるきっかけとしてとても役に立ったことを覚えています。
そして、1年目は、基礎マスターと並行して、旧司法試験の短答式の過去問を繰り返し解きました。初めのうちは、未修の分野が多く含まれるため正解を出すことは困難でしたが、どのような形で問題が出題されるのかを早くに知ることで、目標が明確に定めて学習に取り組むことができました。
また、2年目の論文マスターを受講するにあたり、論文の書き方を全く知らなかった私は、当初、答案例を写すことで、ナンバリングの方法や接続詞の使い方などの基本を手探りで覚えました。そして、「問題研究」(オリジナル問題や過去問より構成)に掲載されている数多くの良問に触れることで、答案構成や論文を書くことに慣れていくことができました。

<2> 実践段階の学習について
短答式の勉強については、旧司法試験・法科大学院の過去問と基礎マスターの「入門講義テキスト」を利用して行いました。短答式試験では正確な知識が要求されるので、細かいところよりも基礎を繰り返すことを徹底しました。
また、本格的に論文の勉強を開始したのは、今年の旧司法試験の択一が終了した後でした。昨年の夏に申込みをしておきながら、なかなか手を付けられずにいたコンプリート論文答練・ハイレベル論文答練と新たに受講した論文直前答練を組み合わせて、1日に4~5通ずつ答案を書く方法で学習を行いました。答練を受講することで、自分の弱点(問題文の読み方、考え方、論点など)が明らかになり、また、時間配分や問題文へのラインの引き方などについて自分なりのルールを確立することができました。そして、7月半ば以降は、慶應義塾大学法科大学院などの過去問や論文マスターの「問題研究」を利用して勉強しました。
慶應義塾大学法科大学院の試験は、短答式・論文式ともに時間内で処理するべき事項が多いことが特徴として挙げられます。そこで、論文については、論証を短くし、多くの論点に触れることに注意するべきであると考えました。また、普段から時間を意識した勉強をすることが大切であると思います。

(4) パーソナル・ステートメント、面接対策について
願書を入手してから出願までの期間はおよそ2ヶ月ありますが、その間に適性試験や大学の定期試験、旧司法試験の論文試験があることを考えますと、十分な期間があるとはいえません。伊藤塾のパーソナル・ステートメント対策講座では、約4時間の講座を受講する中で、内容分析のみならず、ステートメントの下書きまですることできます。さらに、添削指導により具体的なアドバイスを受けることができ、効率的にステートメントを仕上げることができました。

学部成績について

私は、経済学部に所属しており、日本経済思想史を専攻しています。その関係上、法律の学習が、直接専攻分野に役立つことはありませんでしたが、関連科目として履修できる民法や商法では、特別に定期試験の対策を行わずとも良い成績をいただくことができました。法律学習の基礎段階で求められる知識は、大学の講義も司法試験対策においても共通していたためであると考えられます。

志望校の選択について

私は、志望法科大学院を選択するにあたり、(1)新司法試験の合格率、(2)授業の質・面倒見の良さ、(3)自習室やデータベース等の施設の充実度を判断基準としました。さらに、既修者コースへの入学を強く希望しておりましたので、入学試験の段階で、既修者・未修者コースに分かれている法科大学院を進学の対象と考えました。そして、これらの点を踏まえた上で、母校である慶應義塾大学法科大学院を第一志望として選択いたしました。また、併願校の選択においては、第一志望校の前に試験慣れをしておく必要があること、および、学習の成果や弱点を明らかにする必要があることをも考慮して、中央大学、早稲田大学、上智大学を選択いたしました。

直前期と試験当日

慶應義塾大学法科大学院入試の直前期には、平日は過去問や問題研究の復習を行い、土日は、法科大学院の試験に行くという日々を繰り返していました。試験に向けて生活のリズムを整えること、体調を崩さないことに特に留意し、学習は、弱点の補強のみを行い、量よりも質を追求しました。
そして、試験当日は、余裕をもってキャンパスに向かうことで、緊張の緩和に努めました。また、試験中には、オープンスクールで塾長が仰っていた「終わった科目は全てできたと思い込む」という開き直りも大切だと実感しました。

自宅での学習と伊藤塾の個別フォロー

私は、通学受講生でしたが、伊藤塾のインターネット講義を復習の際によく利用しました。講義中にメモを取り忘れたところの復習に用いるのみならず、伊藤塾の講義は学習が進んでから再度聴くことで、新たな発見があるので、基礎マスター修了後に全体を通して聴き直しました。インターネット講義は2倍速で聴くことができるので、集中して、かつ、効率的に学習を深めることができました。

スケジュールの管理について

学習スケジュールについては、長期(旧司法試験択一、論文、法科大学院入試などの大きな区切りごと)と短期(1ヶ月ごと)の2種類に分け、紙の計画表を作成して管理していました。
私は、大学の授業やアルバイトの有無などを考慮し、1日1~2科目(憲法・行政法、民法・民事訴訟法、刑法・刑事訴訟法法、会社法・手形小切手法)を行う計画を立てました。
そして、その際には、2週間に1日程度の予備日を設けてスケジュールの調整に充て、計画倒れに終わらないよう心がけました。もっとも、あまりにも計画と現実が掛離れてしまった時には、計画の立て直しも行いました。

入学前準備として

私は、法科大学院入学までの期間を利用して、基礎マスターや短答マスターの復習を行い、改めて基礎固めを行おうと考えています。加えて、要件事実や訴訟実務など法科大学院で新に学ぶ科目についても、伊藤塾の講座などを用いて予習をしたいと思います。

最後に

法科大学院の合格はひとつの通過点に過ぎません。2年後の新司法試験に向けて、慢心せず、さらに学習を積み上げていかなければならないと考えています。また、これから2年間の学生生活の中で視野や見識を広げ、バランス感覚を持った法曹になれるよう努力したいと思います。
何かを続けることは勉強に限らず大変ですが、続けることは力になります。目標に向かってぜひ頑張ってくださいね。

(2009年10月・記)

 
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