基礎マスターの講義と答練・ゼミで勉強方法を確立。苦労していた学部成績が格段に良くなりました。
H.N さん (21歳)
京都大学法学部 4年在学中
■合格校
同志社大学法科大学院(既修・全額免除学生)
京都大学法科大学院(既修)
神戸大学法科大学院(既修)
■適性試験
大学入試センター:69点 日弁連:212点
■学部成績
GPA:3.41
■伊藤塾受講講座 (リンク先は2010年開講のものです。)
入門講座本科生+リーガルトレーニング
私は、企業法務を扱う弁護士の方の講演会をきっかけに、企業の違法な行為に対処する必要性を感じ、企業法務を扱う弁護士を志望するようになりました。そのために法科大学院入試を目標とし、大学の授業に沿って勉強していましたが、自分では十分勉強したつもりでも大学の試験の結果は芳しくなく、大学の2回生の後期になってもうまく答案がかけず焦りを感じていました。そこで自分の勉強方法はどこが悪いのかを知るため、また日々の勉強へのモチベーションを維持するために、3回生に進級する春休みに入塾しました。実際に入塾してからはよりよい勉強法を学ぶことができ、また日々の講座を通して継続して勉強することができるようになりました。
(1) 適性試験対策について
適性試験対策については、主に適性試験対策講座の教材を中心に行っていました。実際の問題よりもハイレベルな問題が多くなかなか時間内に完答できないこともありましたが、その中で難問に対しての自分の対処法を確立することができました。また、試験会場では解ききれない問題は自分の力でできるまで繰り返し復習していました。その甲斐あって、実際に本番の試験で過去問より難問がでたときも、焦らず対処することができました。
(2) 法律科目試験対策
<1> 基礎的な法知識・法理論の修得について
入塾前に合格体験記を読んでいて情報の一元化が大切であると多くの合格者の方が書いておられましたが、私は入塾が遅かったこともあり、それまで勉強していた基本書の知識があったので、基本書に情報を一元化するという勉強方法をとりました。とはいっても、基礎マスターの講義で、それらの知識をいかに答案へ反映させるかを学び、また講義によって初めて理解できたことも多々ありました。私の法律に関する知識と理解を支えているのは、基礎マスターの講義であるといえます。
講座と並行して基礎マスター答練、基礎マスター対応ゼミが設けられていたので、アウトプットを意識したインプットを心がけることができ、論文の勉強にスムーズに移行することができました。また、塾長がおっしゃっていた、一夜漬けを繰り返すことで長期的な記憶を身につけるという方法論を実践することで、論文対策に向けて記憶の定着を図ることができました。
<2> 実践段階の学習について
論文対策についてはリーガルライティングの講座を中心に行いました。教材である「問題研究」は問題、解答ともに質も高く、また講師の方々の適切な解説を通して、論文の書き方を学べたのはもちろん、インプットの整理もすることができました。特に隈本講師がおっしゃっていた、[1] 事前に準備すべき部分と[2] 現場で対処すべき部分を峻別するという方法は、応用性が高く、問題の解き直しや、インプットの再確認の際に常に意識していました。
時間がなかったこともあり、実際に答案作成を行ったのは苦手だった憲法だけで、他の科目は答案構成だけでしたが、それでも友人と共に自主ゼミを開いて週3通は必ず書く時間を確保していました。最初は苦痛だった答案を書くという作業も回数を重ねるごとに慣れ、答案作成時間も短縮することができました。また、同志社大学法科大学院の問題は特に上三法について応用的で、既存の答案の型にあてはめられない問題も出されるので、自分の理解をしっかり伝える答案を心がけていました。
(3) パーソナル・ステートメント、面接対策について
パーソナル・ステートメントは必要な分量も多く、また問いに対してどういったことを、どの程度具体的に書くべきか掴みどころがないといった印象だったのですが、対策講座のおかげでポイントを押さえることができました。また添削もとても効果的でした。自分ではポイントを押さえて書いたつもりでも改善すべき部分が多く、添削で指摘された部分を改善してよりよいパーソナル・ステートメントを完成させることで、安心して出願できました。
基礎マスターの講義を通して大学の授業で使用している基本書の理解を高めることができ、リーガルライティングで学んだことを活かして試験の成績もそれまでより格段によくなりました。教授によって各分野の問題意識も異なるので、学部成績をあげるためには大学の授業もきちんと受講すべきだと感じました。ただ、無意味に知識を増やすのではなく、情報を一元化して自分の知識を整理することが重要だと思います。
私がこの法科大学院を選択したのは、直感によるところが大きいです。ただ、自分はここで勉強したいという思いが先行していました。講師の質やバックアップ体制の充実具合といったものも法科大学院を選択する際にもちろん重要になってきますが、結局そこで勉強するのは自分なので、それらの要素を考慮した上で自分が主体的に勉強できると感じる法科大学院を選択すべきだと思います。
直前期には、「問題研究」で特に自分が苦手だと思うものをチェックしていたのでその復習や、定義や複雑な規範の確認をしていました。特に記憶が曖昧になっている部分については、「入門講義テキスト」をじっくり読んだりもしました。試験当日については、前日なかなか寝付けなくて少し寝不足だったので、生活リズムにも注意すべきだったと反省しています。会場に着いたときは緊張していましたが、いつも通りの勉強をすることで緊張がほぐれました。
私は通学受講でしたが、どうしても出席できないこともあったので、インターネットでのフォローを頻繁に活用していました。また、配信されている限り何コマでも受講できるので、集中してその分野の知識を確認したいというときにもインターネットを使った学習はとても効果的でした。塾や大学等では持ち運べる教材の量に限界があるので、複数の科目の教材を用いるような科目間の横断的な学習を自宅でするようにしていました。
今まで得た知識を維持することが何よりも重要だと考え、毎日勉強を継続しています。その中で今まで理解が不十分だったところが見つかることもあり、法科大学院での学習にむけてさらにインプットの正確性を高めることが必要であると感じています。また、法科大学院において学習する要件事実論について実務基礎マスターの受講をしてその基礎を固めるつもりです。さらに余裕があれば応用的な基本書に挑戦してみることも考えています。
私が無事に合格できたのは、伊藤塾で学んだことを活かして自分なりの勉強方法を確立することができたからだと思います。そのおかげで迷わず日々の勉強に集中できました。法科大学院修了後は新司法試験が控えていますが、この方法を継続することで合格できると信じています。これから法科大学院の入学を目指される皆さんも勉強方法について悩まれることもあると思いますが、焦らず自分にあった方法を見つけることが合格への近道だと思います。
(2009年11月・記)
