伊藤塾の答練は良問が多いので、 ぜひ受講をおすすめします
森本 凡碩さん (21歳)
立教大学法学部法学科 4年在学中
■合格校
東京大学法科大学院 (既修)
慶應義塾大学法科大学院 (既修)
■適性試験
学入試センター:41点
日弁連:171点
■学部成績
GPA:4.0
■伊藤塾受講講座 (リンク先は2010年開講のものです。)
入門講座本科生、全国公開択一答練、 ハイレベル論文答練、 論文直前答練、 合格答案完成講義、 最新判例講義
私は、 幼い頃から家庭事情が思わしくない状況で育ちました。 そこで、 自分の力で大切な人を守れる人間になりたいと誓い、 弁護士になろうと決意しました。 そして、 伊藤塾には大学2年の10月頃に入塾しました。 伊藤塾に入塾したきっかけは、 事務局に電話したときの対応が丁寧であったからです。 また、 最初の伊藤塾長の法学入門を受講して、 伊藤塾を選択して本当に良かったと思いました。 なぜなら、 伊藤塾長の講義は楽しくかつわかりやすいものであったので、 最後までくらいついていけると思ったからです。
私は旧司法試験合格を目指していたため、 法科大学院の入試対策を何ひとつしていません。 また私自身、 法科大学院の入試は比較的楽に突破できると感じました。 ですので、 法科大学院合格を目指され方もぜひ旧司法試験合格を真剣に目指して勉強なされるとよいと思います。
(1) 適性試験対策について
適性試験対策を何も行わなかった結果、 本番で悲惨な点数しか取れませんでした。 思うに、 特に既修コースを目指される方は、 適性試験の点数にいちいちナーバスにならず、 淡々と適性試験及び法律科目の勉強をすれば足りると考えます。 なぜなら、 仮に低い点数を取ったとしても、 学部成績などで十分挽回可能ですし、 入試選考の際も、 法律科目の比重の方がより重視されるからです。
(2) 法律科目試験対策について
<1> 基礎的な法知識・法理論の修得について
基礎知識を修得していくうえで、 最も重要なので基礎マスターだと思います。 その理由をいくつか示すと、 1.択一・論文を通じて基礎マスター段階の知識が試験でそのまま問われる、 2.伊藤塾で展開される発展的な講座を吸収する前提になる、 3.基礎マスター段階で毎日勉強する習慣を身につけ、 精神的に強くなる必要がある、 などです。 以下、 私がとった基礎マスターの勉強方法を示します。 まず、 講義中は逐一メモを取りながら (講師の言葉を一字一句漏らすまいという心持ちで) 講義を聴きました。 そして、 家に帰り講義中のメモを「入門講義テキスト」の余白部分に書き写しながら、 テキストを読み込み、 復習をしました。 この際、 定義・趣旨を中心に、 重要なものはルーズリーフに書きこんでいました (暗記につながるので、 のちの論文対策になります)。 あとは、 テキストをひたすら読み込むという勉強方法をとっていました。
<2> 実践段階の学習について
ア, 択一について
インプットについては、 条文・判例マスターの受講・復習によって行いました。 そしてアウトプットに関しては、 旧司法試験の過去問・全国公開択一答練を利用しました。 択一の勉強方法については、 条文・判例マスターの受講・復習に加えて、 講義の該当部分の旧司法試験の過去問演習を行っていました。 あとは、 テキストの読み込みと過去問演習を、 地道に繰り返すことに尽きます。
イ, 論文について
論文対策の基本はまずしっかり論文マスターの予習・復習を欠かさないことです。 もっとも、 私は論文を書く力が全くなかったので、 予習できないことが多々ありました (今では本当に後悔しています)。 まず、 インプットに関しては、 基礎マスターテキスト及び 「問題研究」 の読み込みにより行いました。 この際、 「問題研究」 の記述を基礎マスターテキストの表現に書き直す作業をして、 思考経済を図りました。 そして、 論文の書き方・勉強方法・評価のポイントを知るために、 本田真吾講師の合格答案完成講義を受講しました。 次に、 アウトプットに関しては 「問題研究」 及び伊藤塾の論文答練を利用しました。 そして、 この段階に入ると、 頭でわかるだけでなく、 テキストの表現を忠実に再現できるレベルを目指すべきだと思います。 なお、 伊藤塾の答練は良問が多く、 添削作業も厳しいので、 ぜひ受講をおすすめします。
最後に、 今年の東京大学法科大学院の入試を通じて感じたことを書きたいと思います。 まず内容については、 基本的な知識を問われているので、 基礎マスター、 論文マスター、 条文・判例マスターの勉強をしっかり行えば何ら問題ないと思います。 しかし、 問題文の問いかけが特殊なので、 基礎知識に深い理解が伴っていることが必要だと思います。 また、 試験時間が短く、 論文を書くスペースが限られています。 ですから対策としては、 普段の勉強からコンパクトな論証を心がけてみるといいと思います。 また、 論証は現場で思い出すのでなく、 瞬時に書き出すことができるレベルに達している必要があると思います。
私は入塾前後問わず大学の授業は全て出席したので、 学部成績は良かったと思います。 もっとも、 伊藤塾入塾後は、 入塾前と異なり容易に良い成績を取れるようになりました。 伊藤塾で学ぶ判例通説の理解を前提にすれば、 仮に学者の方の学説が特殊であっても、 それを理解することは容易になると思います。 大学の授業は伊藤塾の講義と内容的に重なる部分が多いので、 出席するメリットもあると思います。
東京大学法科大学院を志望校に選択しました。 なぜなら、 将来の選択の幅が広がると考えたからです。 新司法試験に合格するか否かは自分次第だと考えていたので、 合格するまでの過程よりも、 合格後のビジョンを大切にしたいと考えていました。 私は、 合格後どのような法曹になりたいか、 をまず考えてそこから逆算して志望校を選択すべきだと思います。
私は、 旧司法試験の論文終了後これまでの疲れが蓄積し、 勉強に限らず何もしたくないといった無気力な状態に陥りました。 その結果、 夏の間に一度も勉強しないまま慶應義塾大学法科大学院の入試を迎えましたが、 何とか合格できました。 その後は、 心を入れ替えて、 時間が許す限り、 基礎マスターをインターネット講義の2倍速を利用して、 ひたすら繰り返しました。 私は、 直前期であろうと、 今までとおりの勉強をすれば足りるように思います。
上述のように、 東京大学法科大学院の入試直前期は、 インターネット講義の2倍速を利用して、 基礎マスターをひたすら繰り返し聴いていました。 2倍速とすることで、 短時間で各科目とも全体を学習できたので、 短期間で飛躍的に実力が伸びたと思います。
私が合格できたのは、 伊藤塾で行われる講義と配られるテキストを信頼して、 それだけをひたすら繰り返し勉強したからだと思います。
私自身、 毎日心が折れそうなほど精神的につらかったですし、 勉強すべき量が膨大であり、 何度も勉強から逃げようとしました。 そんな精神的に不安定な時期が長く続いたにもかかわらず、 何も文句を言わず常に味方でいてくれて、 支えてくれた彼女に感謝します。 また、 仕事をしながらも私のスケジュールに合わせて、 毎日ご飯を作って、 環境を整えてくれた母親に感謝します。 最後に、 伊藤塾長、 高野講師、 呉講師、 本田講師、 大変有益な講義を提供していただき本当にありがとうございました。
(2010年1月・記)
