伊藤塾のサポート制度には本当にお世話になりました
菊地 拓也さん (21歳)
早稲田大学法学部 4年在学中
■合格校
一橋大学法科大学院 (既修)
慶應義塾大学法科大学院 (既修)
中央大学法科大学院 (既修)
■適性試験
大学入試センター:69点
■学部成績
GPA:3.4
■伊藤塾受講講座 (リンク先は2010年開講のものです。)
入門講座本科生+リーガルトレーニング ,ハイレベル論文答練、 論文直前答練、 憲民刑集中講義、 合格答案完成講義など
法律は実社会の様々な分野のことを規律しており、 個人や企業の運命を変え得る強力な力を持っています。 私が法曹を目指した理由は、 そのような力を持つ法律を正しく用いることによって、 実社会で生じるトラブルの解決に役立ちたいと考えたからです。
伊藤塾には大学1回生の秋に入塾しました。 伊藤塾を選んだ理由は、 学部の先輩にすすめられたこと、 及びパンフレットを見て学習サポートが充実していると感じたことにあります。 実際に入塾してみて、 インターネット講義やクラスマネージャーの方への質問など、 伊藤塾のサポート制度には本当にお世話になりっぱなしでした。 入塾時期については、 やはり早いに越したことはないと思います。 法律知識は膨大であり早くから始めた方が有利だということもありますが、 個人的には、 一度勉強から離れてしまってもやり直せる時間があったことは大きかったです。
(1) 適性試験対策について
適性試験は、 人によって得手不得手があります。 そこで、 できるだけ早い時期に過去問を解き、 その後どの分野の対策にどの程度時間をかけるべきか把握することが大事です。
苦手分野があった場合は講座を受講するなどしてその分野の基本的な解法を身につけるといいと思います。 適性試験の重要性は年々下がっている印象ですので、 適性対策に時間を割きすぎないためにも、 講座などで苦手分野をなくすことが効率的だからです。
普段の適性対策としては、 問題演習の量をこなすことに尽きると思います。 適性試験は時間配分が重要な試験ですので、 とにかく問題形式に慣れておくことが大事です。
そして、 一度は模試を受けておくことをおすすめします。 適性試験は知識に頼ることができない試験ですので、 精神的なコンディションが点数に直結します。 模試である程度緊張感を持って問題を解いておくと本番で過度に緊張することを防げます。
(2) 法律科目試験対策について
<1> 基礎的な法知識・法理論の修得について
法律知識は、 基礎的なものに限ってもかなり膨大です。 そこで、 1.範囲を絞って2.繰り返すことが大事です。
1.学習範囲としては、 基礎マスターテキストないし「試験対策講座」(弘文堂)で十分です。 私は上三法については基礎マスターのテキスト、 下三法については 「試験対策講座」(弘文堂)を使用していました。 確かに、 実際に問題を解いていると、 上記テキストに載っていない知識が要求されていると感じることもあると思います。 しかし、 そういう場合は、 知識の使い方がわかっていないだけで知識が不足しているわけではないことが多いです。 知識の量としては上記テキストを上限として全く問題ないと思います。
2.テキストを繰り返す際には、 知識を答案上で使える形で押さえていくことが大事です。 例えば、 論点を押さえる場合には、 単に理由付けを覚えるだけでなく、 それを論文の答案でどう書くか、 どんな場面でこの論点を書くのかなどを考えながら押さえるとよいと思います。 呉講師の講義はそういったことを意識して行われるので大変参考になりました。
<2> 実践段階の学習について
択一については、 繰り返しが重要です。 テキストを読む、 該当範囲の問題を解く、 をいかに繰り返すことができたかで勝負が分かれると思います。 択一については「情報シート」や他校の逐条式のテキストを素材にする方が多いとは思いますが、 私は繰り返す素材を増やしたくなかった (というより増やす余裕がなかった) ので基礎マスターのテキストだけしかやりませんでした。 それでも今年の旧司法試験の択一には全科目Aで合格できたので、 無理に手を広げるよりは基礎マスターのテキストを完璧にした方がいいのではないかと思います。 基礎マスターのテキストだけでは解けない問題も出るかもしれませんが、 そういった問題を落としても十分合格できますので、 些細な知識を追いかける必要はないと思います。
論文については、 ある程度答案の型を覚えることが重要です。 どの科目でも言えることとしては、 問題提起→規範定立→当てはめ→結論、 という流れを崩さないこと、 原則から書き始めること、 などがあります。 上記の流れを守っていれば支離滅裂な文章を書くことは防げます。 また、 論文は実際に書くことが重要です。 「何を書くべきかがわかる」 ことと 「時間内に実際に書ける」 こととは大きく違います。 論文用の答練は絶対に受講すべきだと思います。 伊藤塾の答練は、 お世辞抜きに問題の質が一番良いと思いますし、 疑問点を添削者の方に質問できる制度もありますので、 とてもおすすめです。
(3) パーソナル・ステートメント、 面接について
パーソナル・ステートメントや面接についてはあまり対策に時間を割けませんでしたが、 自分の意見に説得性を持たせるため、 自分が将来どんな法曹になりたいのか、 なぜその法科大学院を志望するのかなどを具体的・現実的に考えるということは意識していました。 自分の将来の法曹像に説得性を持たせるには直接弁護士や裁判官の方に話を聴きに行くのがベストですが、 そういう時間・機会がない場合には 「明日の法律家講座」 を聴くと非常に役立つと思います。 実際にその仕事に就いている方の話を聴いておけば、 独りよがり・的外れな主張をすることを避けられます。
法律科目については、 伊藤塾で学んだ知識・答案の書き方がそのまま活かせると思います。 もっとも、 論証パターンを吐き出せばよいということではありません。 問題提起→規範定立→当てはめ→結論という形式を守る、 条文解釈の姿勢を示す、 など法律的な文書の書き方は学部試験においても有効だということです。
法律科目以外の試験・レポートでも、 伊藤塾で学んだ 「わかりやすい文章を心がける姿勢」 は役立ったと思います。
志望校を選ぶ際には、 新司法試験の合格率や学費なども重要ですが、 学校の雰囲気・理念が自分の性格や志望する法曹像と合うかどうかも考慮すべきだと思います。 2年あるいは3年の間その法科大学院で勉強するわけですから、 雰囲気・理念が自分の性格に合うか合わないかはとても大事です。 また、 せっかく時間とお金を費やして法科大学院で勉強するのですから、 法曹となった後にも役立つことを学ぶことができる法科大学院に行くべきだと思います。
直前期はいつも読んでいるテキストで全範囲を万遍なく押さえるようにしていました。 私の経験上、 できた科目があった一方で失敗した科目もあったという場合より、 全科目でそこそこできたという場合の方が全体順位はよかったように思いますので、 穴をなくすことは大事だと思います。 ただ、 知識の上限をいつも読んでいるテキスト以上に増やすことは、 精神的に不安になりますし、 効果もあまりないのでやらない方がいいと思います。
インターネット講義にはとてもお世話になりました。 私は1回生の秋に入塾したものの遊んでばかりであまり勉強に手が付かず、 3回生になってゼロから再び始めたに近い状態でした。 それでもなんとか法科大学院に合格できたのは、 3回生の時インターネット講義で基礎マスター、 商訴完全マスターをすべて受講し直し、 基礎を固めることができたからだと思います。 インターネット講義は再生速度を速めたり、 項目を選んで飛ばし聴きすることもできるので、 短期間で全科目を押さえるのにとても役立ちました。
また、 クラスマネージャーの方への質問制度は4回生になってから頻繁に利用しました。 クラスマネージャーの方はとても親切に質問に答えてくれますし、 人と話すことでリフレッシュもできます。 質問制度のおかげで精神的に助けられた部分は大きかったと思います。
法科大学院の面接試験で釘を刺されましたので (笑) 、 入学までにもう一度基礎の確認をしたいと思っています。 法科大学院での講義を実のあるものにするために、 基礎は磐石に固めておきたいと思います。
法律の勉強で一番大事なことは、 諦めずに繰り返すことです。 最初は、 基礎マスターのAランクの論点すら覚えきれないことに嫌気がさし、 投げ出したくなることもあると思います。 しかし、 繰り返していけば確実に知識は定着していきます。 それは間違いありません。 ですので、 1回、 2回で諦めずに、 何回も何十回も繰り返してください。 そうすれば、 いつの間にか合格地点まで来ていると思います。
最後に、 伊藤塾の講師の方々、 スタッフの方々、 学部の先輩方、 友人、 家族には本当にお世話になりました。 ありがとうございました!そしてこれからもお世話になりますが (笑)、 よろしくお願いします!
(2009年12月・記)
