インターネット講義は、 大学生活との両立に非常に役立ちました。
M.Hさん
東京大学法学部 4年在学中
■合格校
東京大学法科大学院 (既修)
慶應義塾大学法科大学院 (既修)
■適性試験
大学入試センター:90点
日弁連:250点
■学部成績
優比率:68%
■伊藤塾受講講座 (リンク先は2010年開講のものです。)
入門講座本科生
私がはじめて法律に興味をもったのは中学時代だったので、 早いうちから将来は自分の好きな法律の勉強の活かせる職業に就きたいと思っていました。 そしてその中で、 組織の一員としてではなく一人の人間として、 1対1の形で依頼者と向き合い、 信頼関係を築いて、 人を救うことのできる弁護士という職業に大きな魅力を感じるようになり、 この道を目指し始めました。 私は、 大学1、 2年は自分の視野を広げるために、 サークル活動やアルバイトに力を注ぎたいと考えていたため、 伊藤塾へは大学3年生のときに入塾しました。 やはり、 大学の授業と独学だけでは不安があったことと、 伊藤塾は周りの評判が非常によく、 信頼できるテキストや講師の方々に恵まれているため、 モチベーションを維持しながら勉強できる環境だと感じたからです。
(1) 適性試験対策について
私は試験の1ヶ月ほど前から適性試験の対策を始めましたが、 最初はあまりのできなさに相当焦りました。 特に、 推論・分析や論理の分野は苦手だと感じたので、 伊藤塾の適性試験対策講座を受講し、 解法のパターンや考え方に慣れるようにしました。 また、 適性試験は限られた時間の中で正確に問題を解くことが求められているので、 まさに「時間との勝負」 ということを身をもって痛感する試験です。 そのため、 対策としては何よりも問題数をこなし、 時間の配分に慣れることが重要だと感じました。 本科生には、 かなりの回数の適性試験の模試がカリキュラムとして組み込まれていたため、 過去問だけでは不足する演習の数をここで補うことができました。
(2) 法律科目試験対策について
<1> 基礎的な法知識・法理論の修得について
基礎的な法知識を修得するに当たっては、 大学の授業や基本書による勉強が大切なのはもちろんなのですが、 そのような独学だけでは何が重要なポイントなのかをおさえることができず、 非効率な勉強になりがちです。 しかし、 私は基本書に加えて伊藤塾のテキストを併用することで、 そのランク付けによってメリハリをつけた効率的な勉強をすることができました。 私は法科大学院入試のための勉強を本格的に始めたのが大学3年になってからだったので、 短い期間の中での効率のよい勉強は合格に必要不可欠でした。 勉強法としては、 基礎マスターのテキストを使ってAランク・B+ランクを中心に暗記し、 苦手な下3法は自分でまとめのノートを作って勉強していました。 また、 一度に全てを暗記しようとするのではなく、 復習問答集や論証パターン集、 論文トレーニングなどをうまく利用して、 何度もテキストを読み返し、 復習することで基礎的な知識の定着を図りました。
<2> 実践段階の学習について
私は、 アウトプットの場として早いうちから友人たちと自主ゼミを組み、 週1回のペースで主に旧司法試験の問題を解いて互いに添削しあっていました。 インプットの段階では理解したつもりになっていても自分の言葉で表現することによって理解の足らないところや弱点に気付くことも多く、 また、 自分の理解していることでも相手にきちんと伝える練習をするという意味でも、 やはり実際に時間を計って論文の答案を書く機会を設けることは非常に大切だと思います。 また、 私の受験した東京大学法科大学院では、 論証パターンの暗記だけでは対応できない、 現場思考力を問うような問題が出題されました。 このような問題を解くにあたっては、 自主ゼミなどで積極的に友人たちと疑問点を議論しあうことで鍛えられた思考力が活きたのではないかと思っています。 時間内で答案を仕上げるという実践的な演習は自分ひとりですることはなかなか難しいと思うので、 自主ゼミでなくても伊藤塾の答練を利用するなどして、 効果的にアウトプットの練習をすることをオススメします。 また、 私は直前期には伊藤塾の「問題研究」を使って、 演習をこなしていました。 これには解答例がいくつも掲載されており、 自分で問題を解いて復習するにはうってつけの教材でした。
(3) パーソナル・ステートメント対策について
私立法科大学院のパーソナル・ステートメントに関しては、 まず対策講座を受講してどのようなことが聞かれているのか、 アピールのポイントなどを学び、 採点基準のイメージを把握するようにしました。 そしてそれをふまえた上で、 大学1、 2年の時に力を注いできたサークル活動を中心に、 学生時代にしてきた活動と自分の理想とする法曹像を関連づけながら、 法曹になりたい、 その法科大学院で学びたいという熱い思いを表現しました。 また、 書きあがったステートメントは両親に見てもらったほか、 伊藤塾でも添削をしてもらえたので、 自信をもって提出することができました。 東京大学法科大学院のステートメントに関してはとても短いので、 一番主張したいことだけを簡潔に表現するよう心がけました。
特に東京大学法科大学院では学部成績が重視されているような印象を受けたので、 きちんと良い成績をとっておくにこしたことはないと思います。 成績に関しては、 いざ受験勉強を始めようとする段階ではどうにもならないので、 普段の勉強が大切になります。 私は授業の内容を重要視して勉強に取り組んでいましたが、 場合によっては伊藤塾のテキストや 「試験対策講座」 (弘文堂)などを利用しても効果的だと思います。
どのような法科大学院を選ぶかという基準は人によっても異なると思いますが、 私の場合は、 新司法試験の合格率や受験対策の充実度よりも、 将来法曹となったときに役に立つ勉強がしたいという点から、 現行の法律知識のみならず法の基本理念の深い理解にも力を入れている東京大学法科大学院を志望しました。 志望校については、 自分のモチベーションが維持できる学習環境を選ぶことが一番大事なのではないかと思います。
直前期はただでさえ不安と焦りでいっぱいになるので、 普段どおりの勉強をするように心がけ、 伊藤塾の 「問題研究」 を使った演習を続けました。 とは言っても、 あまりに手広く新しい問題を解くことは避け、 今まで解いた問題を見直したり、 苦手な部分を復習したりすることにも時間を費やすようにしました。 また、 東京大学法科大学院の試験は休憩時間がとても長い上に、 次の時間の試験内容が明らかになっていないため、 いかに集中力を切らさないようにするかがカギとなります。 私は、 うまく時間を使ってリラックスしつつ、 次の試験時間に向けて自分の作ったまとめノートなどを眺めていました。
私は、 大学3年の最初の頃はサークル活動を続けていたため、 講義に出られないことが時々ありました。 しかし、 伊藤塾ではインターネットで講義の配信をして下さっていたので、 すぐに欠席した分を補うことができ、 大学生活と勉強の両立に非常に役立ちました。
私は、 法科大学院入試までに勉強したいことの長期的目標と、 1ヶ月・1週間・1日ごとの短期的目標を別に掲げ、 計画的に学習できるように工夫していました。 予定は往々にして予定通りにはいかないものですが、 短期的目標を掲げることで柔軟に修正ができるようにしました。 また、 毎日の勉強の目標を机の前に貼ることで、 やる気が持続するように努力しました。
法科大学院入試のためにせっかく勉強したことを忘れてしまわないように、 継続的に復習をしておきたいと思います。 と同時に、 勉強だけではなく、 時間のとれる今のうちになるべく多くの人に会い、 悔いのない最後の大学生活を送りたいとも思っています。
月並みですが、 やはり法曹になって人のために尽くしたいという熱い志と最後まで諦めないことが大事だと痛感しました。 受験生活をしている間、 何度も不安にくじけそうになりましたが、 そのたびに応援してくれた友人たちや支えてくれた家族の存在が心を奮い立たせてくれました。 今、 こうして第一志望の法科大学院に合格できたのは、 決して私だけの力ではなく、 支えてくれた多くの人のおかげです。 この場をお借りして感謝の意を述べさせてください。 本当にありがとうございました。 このような恵まれた環境で自分の好きな勉強を思いっきりさせていただいた感謝の気持ちを忘れずに、 頼れる弁護士となって社会に恩返ししていきたいと思っています。
(2010年1月・記)
