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基礎マスターは法律的思考の土台となる基本事項がほぼ網羅されています

A.Tさん (22歳)
東京大学法学部 4年在学中

■合格校
東京大学法科大学院 (既修)
慶應義塾大学法科大学院 (既修)
早稲田大学法科大学院 (既修・稲門法曹会奨学生)

■適性試験
大学入試センター:78点
日弁連:261点

■学部成績
GPA:3.4

■伊藤塾受講講座 (リンク先は2010年開講のものです。)
入門講座本科生+リーガルトレーニング など

はじめに

私は2007年、 大学2年の春に伊藤塾に入塾しました。 始まりは、 検察官を目指して法学部に入ってはみたものの、 部活や習い事にばかり熱心だった私を心配した親から、 どこか受験指導校に通えとプレッシャーをかけられたのがきっかけです。 そこで、 キャンパスから近いという地理的条件、 友人が通っていて評判が良いこと、 そして体験講義を聴いてみて分かりやすかったことなどから、 伊藤塾への入塾を決めました。
このように、 自ら進んで入塾したわけではない私ですが、 結果として伊藤塾に入ったことは正しい選択だったと思います。 運動部に所属していた私は、 週3~4回始発で練習に行っていたほか、 習い事やバイトで忙しい生活を送っていました。 その中で勉強時間をやりくりするのは大変でしたが、 これさえしっかりやっておけば後で楽ができるという安心感を得られたのは大きかったです。 実際、 受験に必要な教材や情報を自分でリサーチするには、 多大な時間と労力を必要とします。 忙しい人にこそ、 受験指導校に通う価値があるのだと思います。

私がとった勉強法

(1) 適性試験対策について
手始めに平成20年度の過去問を解いてみたところ、 推論パートは全く歯が立たず焦りました。 そこで、 市販の問題集を買ってきて、 頭の体操感覚で2週間ほど毎日やっていたら、 だんだんコツが掴めてきました。
適性試験には相性もあると思うので、 過去問や模試を解いてみて、 訓練が必要だと思ったら対策をとれば良いのではないでしょうか。 何より大事なのは、 スピード勝負の情報処理能力が試される問題なので、 頭の回転が万全の状態で当日を迎えられるように体調を整えることです。 ここで点数を稼いでおけば有利なのは間違いないですが、 法律科目の試験のほうがずっと配分が高いので、 そこまで熱心に時間を割くべきではないように思います。

(2) 法律科目試験対策について
<1> 基礎的な法知識・法理論の修得について
基礎的な知識の修得には、 基本書と基礎マスターを併用しました。 基礎マスターは、 法律的思考の土台となる基本事項がほぼ網羅されています。 私の場合、 流れのある文章で書いてあったほうが理解しやすい性質なので、 ポイントを簡潔に述べている基礎マスターだけでは理解できないところもありました。 そのような所は、 基本書を読んで理解するよう努めました。 とはいえ、 いくらわかりやすく書かれた教科書でも、 いきなりは取っつきづらいですから、 基礎マスターである程度の知識を身につけてから読むことによって、 効率的に理解できたと思います。

<2> 実践段階の学習について
旧司法試験の択一の勉強をしていたので、 私立の択一は過去問に目を通したくらいで、 特に対策はしませんでした。
論文の勉強については、 正直なところ、 私は論文マスターの講義をほとんど聴いていない落第生だったので、 5月頃の段階でまっさらな状態の論文マスターが山のようにありました。 そこで、 適性試験が終わってからは一日10問位のペースでひたすら論文マスターの解答例を読み込みました。 全問題の答案を書くことは時間的に不可能だったので、 頻出論点が散りばめられている問題や典型問題を自分なりにピックアップして答案を書きました。 もちろんコツコツ真面目に取り組んでいれば、 このように直前になって慌てる必要はないわけです。 これから受験する皆さんには、 私の経験を反面教師にして、 計画的に準備することをおすすめします。 論証パターンだけは以前から暗記するようにしていたので、 模範答案を読む際には、 特に文章の流れ方や当てはめの仕方を頭に焼き付けるように集中しました。 私は物覚えが悪いほうなので、 論証パターンを暗記するのには手こずりましたが、 キーワードや言い回しにマーカーを引いてシートをかぶせて消すという古典的な方法で地道に覚えました。

(3) パーソナル・ステートメント、 面接について
慶應義塾大学法科大学院のパーソナル・ステートメントは分量が多く、 準備に1ヶ月くらいかかりました。 伊藤塾のパーソナル・ステートメント対策講座は、 何を書かなければいけないかを端的に指摘していて、 とても役に立ちました。 伊藤塾では添削もしてくれるので、 時間に余裕のある方はぜひ利用してもらいたいと思います。
早稲田大学法科大学院の面接では、 その場で想定事例を読んで対応策を答えるという形式でしたが、 緊張で頭が真っ白になり、 しどろもどろになってしまいました。 しかし、 面接官の先生が見るに見かねたのか誘導してくださって、 何とか無事に答えにたどり着くことができました。 即座に正しい答えを出す明晰さというよりは、 コミュニケーション能力を見られているわけですから、 面接官の意図を酌んで、 素直に誘導に乗れば大丈夫だと思います。

学部成績について

学部成績を上げるには、 やはり授業に出て、 教科書や論文を読んで力をつけるのが一番大切だと思います。 しかし、 大学では答案の書き方までは面倒を見てくれませんから、 論文マスターの答案作成はアウトプットの良い練習になるのではないでしょうか。

志望校選択について

新司法試験の合格率が高いこと、 レベルの高い友人と切磋琢磨し合える環境が整っていること、 学費が安い (奨学金制度が充実している) ことなどを考慮して決めました。

直前期と試験当日

大学が夏休みに入った後は、 一日15問くらいのペースで論文マスターの問題をひたすら読み、 答案構成を考えました。 慶應義塾大学法科大学院の入試当日は、 ただでさえ問題の量が多いのに、 アウトプット不足が如実に出てしまい、 特に民事訴訟法は3分の2ページほどしか埋めることができなくて散々な出来でした。 それでも合格することができたのは、 書けるところはしっかり書く、 量を書けなくても最低限問われたことには答えるという姿勢を示したからだと思います。

自宅での学習と伊藤塾の個別フォロー

運動部で忙しかったので、 自宅でインターネット受講できる制度はとても助かりました。 2倍速で聴けるのも、 時間短縮のために有効でした。

スケジュールの管理について

部活や習い事が多く、 勉強時間を確保するのが大変でしたが、 その分 「最低限の努力で最大限の成果を」 をモットーに、 勉強する時は集中してやるようにしていました。 逆に言えば、 時間が限られているからこそ、 集中できたのかもしれません。

入学前準備として

現在は、 学部で新司法試験の選択科目にもなっている経済法の講義を取っているので、 学部試験の勉強をしつつ、 短答試験の準備などをしています。

最後に

法曹を目指すには時間もお金もかかりますし、 他の楽しみを犠牲にすることを余儀なくされることも少なくありません。 けれど、 法律家として社会に貢献するという夢を大切にして努力を続ければ、 結果はきっとついてくると信じています。 そのためには、 あきらめない意志の力と忍耐力が一番大事なのではないでしょうか。 これからも伊藤塾での勉強を生かして、 2年後には新司法試験を突破し、 被告人と被害者の橋渡しとなるような検察官を目指したいと思います。 どうか皆さんも自分を信じて、 夢に向かって進んでください!

(2010年1月・記)

 
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