体系的に整理された伊藤塾の教材は、 知識をメリハリをつけて学ぶのに最適です
富田 大樹さん (21歳)
東京大学法学部 4年在学中
■合格校
東京大学法科大学院 (既修)
慶應義塾大学法科大学院 (既修)
■適性試験
大学入試センター:78点
日弁連:208点
■伊藤塾受講講座 (リンク先は2010年開講のものです。)
入門講座本科生+リーガルトレーニング、パーソナル・ステートメント対策講座、 論文直前答練など
私は消費や雇用の分野で活躍する弁護士を目指しています。 きっかけは子供のからの憧れというありがちなものですが、 法律や法曹の役割について知るにつれ、 その社会的必要性を実感し、 法律家になることを現実的な目標として大学2年生の夏頃から勉強を始めました。 しかし、 その難解さと膨大な量に圧倒されて、 1ヶ月経っても何ひとつ身についていない有様でした。 そこで、 2年生の秋に友人のすすめで伊藤塾に入塾しました。 体系的に整理された伊藤塾の教材は、 必要な知識をメリハリをつけて学ぶのに最適でした。 また流れを意識した講義を通じて自然に法的思考力も身につきました。 このような伊藤塾での学習は、 長期間で広く深い知識を提供する大学の講義と異なり、 試験合格に目標を定め、 そのために必要な知識を短期間で効率的に身につけられるという点で、 自らの法学習の大きな手助けとなりました。
(1) 適性試験対策について
私は適性試験模試を受講しました。 適性試験では短時間で現場的な分析力、 論理的思考力が問われるため、 法律問題を解く時とは異なったアプローチが必要とされますが、 オリジナル問題を含む全10回の模擬試験はこのような適性試験の問題形式に慣れるのに十分かつ適切な量でした。 また、 各模試のデータから自分の苦手分野や全体における位置を知ることができ、 目標とする法科大学院に合格するために何をどの程度対策をすべきか分析できたので、 法律科目の学習とのバランスをとって効率的に学習できました。
(2) 法律科目試験対策について
<1> 基礎的な法知識・法理論の修得について
私は入試まで時間がなく、 学習時間のほとんどを基礎的な法知識・法理論の学習に費やしました。 伊藤塾の基礎マスターの教材は膨大な量の基礎知識を体系的に整理し、 簡潔にまとめてあるので基礎学習には最適でした。 また、 定期的に講義を受けることで挫折せずにペースを保って基礎知識を修得でき、 さらに講師の方々が大切な部分を繰り返し説明するので、 メリハリをつけて学習することができました。 私の場合、 講義後の復習に重点を置き、 試験直前まで何度も基礎マスターの教材を見直していました。 予習は一切しなかったのですが、 講義がわかりやすくそれでも十分に対応できました。 このように基礎マスターの内容の理解・暗記を徹底したことが結果的には択一式や論文式の応用問題の対策にもなったと思います。 実際、 法科大学院の入試レベルで問われることのほとんどは基礎マスターの知識で対応でき、 また普段から論証の流れを意識した教材で学習していたことで論文式の問題にも比較的容易に対応することができました。 また、 東京大学法科大学院入試で必要な細かい論点・学説の学習も、 基礎マスターで体系的な知識の整理を徹底したことで、 それらの学説が何を問題とし、 どの点で対立しているのかを正確かつ容易に理解することができました。
<2> 実践段階の学習について
私は択一式の対策としては条文・判例マスターと全国公開択一答練を活用しました。 択一式は基礎マスターよりもさらに広い知識が要求され、 ある程度条文や判例の暗記も必要とされるので、 必要となる情報を簡潔にまとめ、 全体をもれなくカバーしている条文・判例マスターは、 基礎マスターの知識を確認し、 足りない知識を補充するのに非常に役に立ちました。 また、 全国公開択一答練は質の高い問題に実戦形式で触れることができ、 制限時間内に効率よく問題を解く練習として最適でした。
論文式については論文マスターを中心に 「問いに答える」 とはどういうことなのか、 どのように書けばよいのかを学習しました。 論文マスターでは旧司法試験や法科大学院の過去問を含む質の高い問題を通してすべての重要論点に触れることができ、 また一定の量をこなすことで自然と論文の書き方が身につきました。 東京大学法科大学院の試験では一行問題を含む基本的な知識を問う問題と既存の知識を元に考えさせる問題の両方が出題されますが、 論文マスターの講義で身についた現場思考力・答案構成力はいずれのタイプの問題にも応用できる実践的なもので、 本番でも他の受験者に書き負けることなく答えることができました。 他にも旧司法試験の論文直前答練や模試などを受講して実際に答案を書くことで、 実戦形式で時間内に必要なことを書き切る練習ができ、 その後のフィードバックでより高い評価を得るためには何が必要かを的確に知ることができました。
(3) パーソナル・ステートメント対策について
私は慶應義塾大学法科大学院、 東京大学法科大学院のパーソナル・ステートメント対策としてパーソナル・ステートメント対策講座を利用しました。 この講座では各法科大学院がパーソナル・ステートメントで何を聞きたいのかを分析し、 どのように応えれば自分の法曹適格性や学習意欲を効果的に伝えることができるかを学ぶことができました。 また多数の優秀なパーソナル・ステートメントが教材に挙げられているので実際に自分のパーソナル・ステートメントを作成する際に非常に参考になりました。
大学の授業では深い知識を得られますが、 その分、 体系的に知識を整理することが難しく、 いかに知識を整理するかが学部成績を上げる鍵になると思います。 私は基礎マスターを受講していましたが、 基礎マスターの教材では基礎的な知識が体系的に簡潔に整理されており、 これを使って授業の予習をすることで、 全体的な視点から教授の話を整理することができました。 また、 学部試験対策の際にも、 基礎マスターで体系的に学習していたことで、 大学の授業で触れたアドバンスな論点を正確かつ容易に理解することができました。
私は慶應義塾大学と東京大学の法科大学院を受験しました。 最も重視したのはこの2校は共に新司法試験の合格者数・合格率の上位校だという点です。 法曹を目指す自分にとって新司法試験合格は不可欠であり、 法科大学院生の多くが試験に合格できない現状を考えると少しでも合格しやすい環境に身を置くべきと考えたからです。 また2校とも国際性・学際性豊かな校風から、 そこで学ぶことで今後の法曹に求められる知識・情報を修得できると考えました。 現代社会では法律問題の専門化・複雑化やグローバル化により、 法曹の活動領域でもアドバンスな知識の修得や国際的な視点の必要性が高まっているので、 これらの社会的要請に対応できる法律家になるために必要な体験ができることは大きなメリットだと思いました。
私は直前期にはとにかく基礎マスターの教材を使って全体的に基本知識の確認を繰り返していました。 その際、 試験前日に効率的に見直しができるように、 忘れていた定義や論点をノートに書き出してまとめておきました。 当日は各科目の試験の間に比較的時間があったので、 基礎マスターの目次を眺めて各法律の全体像を思い出すようにしていました。 このように今まで積み重ねてきた勉強を漠然と振り返ることで、 試験でも普段と同じように落ち着いて問題に答えることができました。
自宅での学習は基本的に伊藤塾の基礎マスター・論文マスターの講義の復習が中心でした。 論文の復習の際には講義で重要と言われた問題を選び、 時間を計って答案を書く練習をしました。 疑問点があればインターネットで講義を聴き直したり、 校舎に質問しに行くことで対応しました。 インターネットでは講義内容が項目ごとに整理されていたので確認作業をスムーズに進めることができました。
学習計画を立てるにあたって1.当日から試験日までのおおまかな長期的計画、 2.一週間各曜日の短期的計画に区別していました。 まず、 1.試験日までの長期的計画では、 旧司法試験や法科大学院の試験、 適性試験に対応するためには各試験日までに何をすべきか列挙し、 各月ごとの課題を割り振り、 大まかな道筋を立てます。 そして2.短期的計画として各週の頭に長期的計画の実現に必要な一日ごとの具体的な学習プランを立てます。 私は日曜日は予備日としていました。 予備日や短期的計画の立て方によって長期的計画を変更することなく、 長期休暇など勉強できる時間の変化に合わせて柔軟に学習計画を調整できました。
法科大学院では従来学習したことを基礎にアドバンスな法知識・法理論を学ぶことになると思います。 そこで、 試験合格後も法科大学院での学習をスムーズに進めるために基本的知識の確認をし、 基礎をしっかり固めておこうと思います。 また、 最終的には新司法試験を受験するつもりなので、 時間のあるうちに新司法試験の範囲である既修の法分野の見直しをしておこうと思います。
私が志望校の法科大学院に合格できた最大の要因は、 ぶれない目標をもっていたことにあると思います。 私は将来消費や雇用と言った人の生活に関わる分野で活躍する弁護士になりたいと考えています。 法科大学院での発展的な授業も新司法試験もその通過点に過ぎません。 これから法科大学院を受験する皆さんも自分の目標がどこにあるか、 その実現のために何をすべきか、 しっかりと見据えて、 忍耐強く試験を乗り切ってください。
(2009年12月・記)
