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伊藤塾の答練では本番に直結する実力が身に付きました。

K.Nさん (22歳)
一橋大学法学部 4年在学中

■合格校
一橋大学法科大学院 (既修)
神戸大学法科大学院 (既修)
早稲田大学法科大学院 (既修・稲門法曹会奨学生)
中央大学法科大学院 (既修)

■適性試験
大学入試センター:73点
日弁連:199点

■学部成績
GPA:3.43

■伊藤塾受講講座 (リンク先は2010年開講のものです。)
入門講座本科生 ,コンプリート論文答練

はじめに

私は法学部出身ですが、 入学当初から法律家を目指していたわけではありません。 そんな私が法律家を目指すようになったのは、 ある本をきっかけに、 個人の言論、 その他の活動が国家やマスメディア等によって目に見えにくい形で統制されているのではないかと感じるようになり、 「法」 という観点から、 こうした現状を変えていけないかと考えるに至ったからです。  
法科大学院入試の勉強を始めるに際しては、 受験指導校を利用することにしました。 というのは、 法律の勉強は難解な概念の理解を必要とするので、 やはり独学だけでは苦しい部分があると思ったからです。 ここで、 どの受験指導校を選択すべきかですが、 一番重要なのは講義のわかりやすさだと思うので、 講義の無料体験等を通じて、 自己に一番合った指導校、 講師を選択するのがよいと思います。

私がとった勉強方法

(1) 適性試験対策について
適性試験は、 ある程度の得点は取っておかないと、 大学によっては基準点に届かず不合格になってしまいます。 なので、 かなり力を入れて対策しました。 適性試験の問題は、 知識で対処できるものはほとんどないので、 過去問集や伊藤塾の模試を利用することによって問題に慣れ、 短時間で解答できるようにしました。 本番では (特に日弁連は)、 全問解答できる時間的余裕はないので、 捨てるべき問題は素早く捨てるようにしました。

(2) 法律科目試験対策について
<1> 基礎的な法知識・法理論の修得について
私は、 講義をインターネットを通じて聴いていましたが、 その際、 予習はせずに、 とりあえずその科目の講義を全部聴き切るようにしました。 私は高野講師の講義を受講していましたが、 高野講師は基本概念を言い方を何度も変えて噛み砕いて説明してくださるので、 予習なしでも全く問題ありませんでした。 「聴き切る」 ことにしたのは、 法律の科目は、 序盤で登場する概念を理解するためには、 終盤に出てくる概念の理解が不可欠である場合が多々ありますので、 いったん全部を聴いた上で、 その後、 一気に全体を復習する方が、 理解不足を防止できると思ったからです。
次に復習の仕方ですが、 私は、 テキストを何度も読み返すのという地味な方法を選択しましたが、 これが一番効果的だったと思います。 伊藤塾のテキストは、 重要部分と、 それほど重要ではない部分がメリハリをつけて記載してあるので、 読んでいるだけで自然に重要部分が頭に入っていきます。 その中でも、 試験でそのまま問われるような特に重要な部分は、 手を動かしながら記憶するようにしました。
また、 私の使用していたリーガルベーシックテキストは、 重要論点が、 それが問題となる事案を例題として掲げた上で展開されているので、 学習の初期段階から答案でのアウトプットを意識した学習ができました。

<2> 実践段階の学習について
私は、 論文試験対策として、 コンプリート論文答練を受講しました。 答練を通じて、 「論点を落としてしまう」 「時間内に処理できない」 等の自分の弱点が明らかになり、 非常に有意義でした。
特に、 伊藤塾の問題は、 最近の試験の傾向を意識して、 長文形式の問題となっているため、 問題文中の事実をうまく活かしたあてはめを意識した学習ができ、 本番に直結する実力が身についたと思います。 さらに、 答練の題材の多くは最近の判例が使用されているため、 問題の復習を通じて、 普段は手が届きにくい近時の判例の知識も吸収することができました。

(3) パーソナル・ステートメント、 面接について
一橋大学法科大学院の問題の特徴として、 1.現場思考を要求する問題、 2.ややマイナーな分野からの出題、 という点が挙げられます。 1.については、 冷静に考えれば、 典型論点の応用や、 単なる条文の適用だけで処理できてしまう場合が多いです。 2.については、 普段から特定の分野を切ったりせず、 万遍なく勉強していれば対応可能です。 つまり、 基本をしっかりやり込んだ者が受かるような良問だといえます。

学部成績について

学部成績は、 多くの大学が提出を要求しています。 配点比率は低いと思われますが、 試験と異なり、 事前の準備で対処できるものであるだけに、 好成績を取りたいところです。 法学部の6法の試験は、 伊藤塾の講義やテキストを復習しておけば十分対処できるので、 学部成績を上げるという点でも、 伊藤塾の講座を受講したことは大変役立ちました。

志望校選択について

法科大学院を修了しても新司法試験に合格しなければ何にもならないので、 まずは、 修了者の合格率を目安に志望校を選択すべきだと思います。 私自身、 そうした基準で志望校を選択しました。 ここで、 注意が必要なのは、 全体の傾向として、 未修者の合格率が既修者のそれより低いという点です。 つまり、 未修者の割合が高い法科大学院は、 全体の合格率が低くなりがちだということです。 ですので、 全体の合格率にあまりとらわれず、 既修コース志望の場合は、 各法科大学院の既修者の合格率を、 未修コース志望の場合は未修者の合格率を目安として志望校選択すべきです。 また、 司法試験合格後に行う法律事務所への就職活動を有利にするためには、 やはり有名法科大学院を選択すべきだと思います。

直前期と試験当日

私は、 論点落としが多いという弱点があったため、 様々な法科大学院入試の過去問をたくさん解いて、 論点を抽出する練習をしました。 直前期は、 インプットもしておかないとやはり不安なので、 問題の復習を兼ねて、 テキストを読み返しました。 試験日は、 多くの科目を、 厳しい時間制限の中で解答しなければならないので、 集中力を維持するため、 前日には十分睡眠をとって臨みました。

自宅での学習と伊藤塾の個別フォロー

私は、 あまり計画的なタイプではないため、 専らインターネットを利用して講義を聴きました。 インターネットで聴く場合、 講義のスピードを調節できる、 不明点や聴き逃した個所を繰り返し聴ける、 といったライブにはない利点があるので非常に便利でした。
但し、 聴くか否かの判断が完全に自己に委ねられるため、 自制心がないと勉強をサボりがちになってしまうので、 その点だけは注意が必要です。

入学前準備として

法科大学院ではかなり高度な内容を扱うと聞いていますので、 自己の見識をより深めるため、 基本書の読み込みをしようと考えています。

最後に

私は、 決して一般に合格答案といわれるような答案を書けたわけではありません。 そんな私でも何とか合格できたのは、 基本の復習を怠らなかった点にあるのではないかと思います。 基礎を確実にすることが、 現場思考型の問題に対応できるような応用力につながるのではないでしょうか。
これから、 法科大学院を目指される方には、 成果が形に表れにくいですが、 テキストの読み込みや、 基本論点の復習といった基本事項を重視して頑張ってほしいと思います。

(2010年1月・記)

 
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