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インターネット講義は欠席時のみならず、 復習材料としても効果的でした。

中條 貴則さん (21歳)
早稲田大学法学部 4年在学中

■合格校
一橋大学法科大学院 (既修)
慶應義塾大学法科大学院 (既修)
早稲田大学法科大学院 (既修・稲門法曹会奨学生)
中央大学法科大学院 (既修)

■適性試験
大学入試センター:68点
日弁連:217点

■学部成績
GPA:3.5

■伊藤塾受講講座
基礎マスター、 論文マスター、ベーシック論文答練

はじめに

私は昔から病弱で、 多くの人の手助けによって大人になれたという印象があります。 社会人になってからは、 今度は私が多くの人を手助けしたいと思い、 独立して活動でき社会に貢献できる弁護士になりたいと考えました。 大学進学も弁護士になるため法学部を選択しましたが、 やはり学問的理解のほかに、 ペーパーテストを突破する能力が必要と考え、 大学2年の夏から伊藤塾の講座を受講しました。

私がとった勉強方法

(1) 適性試験対策について
適性試験に関しては、 既修ということもあり特に力点は入れず、 受験1ヶ月前から過去問集を購入して勉強しました。 日弁連の二部は時間との闘いになり、 慣れないと失点することになるので、 二部の問題だけは特別に問題集をやっていました。

(2) 法律科目試験対策について
<1> 基礎段階について

法律科目において基礎の学習は非常に重要と考えていました。 テストの頻出である基本的概念や要件を記憶し、 学説の分かれる最低限の論点を重点的に学習することが、 テストを突破するためにはもっとも効率がよいと考えたためです。 基礎の理解は基本書を読むことでもある程度向上すると思います。 しかし、 法律試験は最多7科目で、 どうしても勉強のムラや理解できない部分、 一人で勘違いしている部分があります。 特に、 基本書によっては論文試験に頻出部分の記述が薄いものや、 難解・高度すぎて法科大学院入試で必要ない部分がどうしてもでてしまいます。 伊藤塾の基礎マスターは、 自己の苦手な部分の理解や、 ペースメーカー的な要素として大いに有用な上、 合格に必要最低限の内容をしっかりと詰め込んだ内容でした。 伊藤塾の基礎マスターを受講し、 苦手部分をインターネット受講で再度聴くことで、 7科目を総ざらい的に学習でき、 基礎力の底上げに大いに役立ちました。

<2> 実践段階について
基礎を理解するというインプット作業に加えて、 アウトプット作業は、 伊藤塾の論文マスターと付随した答練によって能力を向上させることができたと思います。 アウトプット能力の向上のためには Ⅰ基礎のより深い理解 Ⅱ典型的な解答を知ることで論文の骨子を覚える Ⅲ作成した答案を客観的な視点で見る (独善的にならない) が必要と考えました。 Ⅰを基礎マスターのインターネットのフォロー、 Ⅱを論文マスター、 Ⅲを答練でそれぞれ高めることができました。
論証を暗記するだけでは確かに試験は突破できません。 しかし問題部分の中から何処を最低限論じて欲しいか、 どこは加点要素になるかというのが、 論文マスターの講義を通じて理解できることは重要だと思います。 時間内・紙面内で最も高い点数を取るための知識を得ることが合格に繋がったのではと考えています。 特に、 慶應義塾大学法科大学院は時間が短く、 重要度が高いものから記載することが合格には不可欠かと思います。 一橋大学法科大学院は特に刑事法は典型論点ではなく、 対応力が試される問題でしたが、 基礎的内容を記載し、 臨機応変に対処することができました。 これは、 上記の三要素が高得点に結びついたのだと確信しています。

(3) パーソナル・ステートメント、 面接について
ステートメントや面接は特に講座の受講はしませんでしたが、 インターネットで受講できる 「明日の法律家講座」 などで、 第一線で活躍される法曹の方のお話を聴くことで、 自分の考える法曹像を固めることができたのではと考えております。
また、 ステートメントを見てもらうときは、 法律家志望の友人と全然関係のない友人の2人に内容を見てもらいました。 これは、 ステートメントは人によって大分問題意識が違うため、 全ての人の意見を聞くと混乱してしまうためです。 2人から同じ問題点を指摘された場合のみ内容を大幅に修正し、 志望動機等の肉付けを法律家志望の方に、 文法や文章順序等の機械的な修正を関係のない方にそれぞれお願いしました。 これで、 動機のポイントのミスなのか文章自体のミスなのかがはっきりわかり、 とても効果的でした。

学部成績について

学部成績について私は飛びぬけて高いわけではありませんが、 強いて気をつけたことといえば、 なるべく大学の授業は出席すること、 自分に興味のある授業を履修したことです。 大学の授業で得ることは少なくないし、 なにより興味のない授業は出席していて苦痛だからです。 しっかりと授業を聴くことが学部成績を上げる定石だと思います。 それに、 意外な授業から、 現在の弁護士像など、 自分のモチベーションを上げる話が聴けることもありました。

志望校選択について

一橋大学法科大学院を希望した理由は、 少人数制の決め細やかな授業と高い合格率でした。 志望校決定には、 高い合格率は当然の考慮要素です。 しかし、 通学時間・現在通っている大学など個々人にとって異なる要素もあります。 自分が法曹になるのに最も適した環境かどうかを検討し第一希望を決定し、 それに近い法科大学院を4~5校候補に入れるという考えでよいと思います。

直前期と試験当日

直前期には、 各科目を全て復習する時間的余裕はありません。 そこで、 いままでいただいた伊藤塾のテキストの内、 重要と事前にマークしたものだけを総ざらいすることと、 過去問を入手して、 どのような出題傾向なのかを確認していました。 試験時の緊張緩和についてですが、 お守りとして今まで勉強してきたノートを一冊もって行きました。

自宅での学習と伊藤塾の個別フォロー

伊藤塾のインターネット講義は、 欠席時のみならず、 理解が不十分なときの復習材料として効果が高かったと思います。 また、 個別の指導によって、 論証がどうしても理解できない場合や、 講義で不明瞭な所を効果的に学習することができ、 弱点部分の対策に大きく役立ったと思います。

スケジュールの管理について

学習スケジュールは、 受験期直前で特に乱れました。 2回の適性試験、 既修者試験、 ステートメントなどの、 バラバラの科目が短い期間であったためです。 この期間では、 ベッドの横の大きめのカレンダーに各日程と学習予定を記入し、 就寝時と起床時に確認するという方法をとっていました。 そして、 やり残したことがあっても、 とりあえず予定の方を優先させました。

入学前準備として

法科大学院に入学するのは実務的な学習のためですが、 新司法試験に合格しないとまったく無意味です。 新司法試験合格のため、 今一度基礎的な部分、 重要部分の再確認を行いたいと思っています。 また、 私は短答が苦手で、 慶應義塾大学法科大学院入試の短答試験から、 短答式の情報から遠ざかっています。 そこで、 入学までに7科目の基本書を読み、 苦手な短答対策として、 「伊藤真セレクション」 (弘文堂) の過去問集に取り組む予定です。

最後に

基礎が大事というのは、 皆さんには聞き飽きた言葉かもしれませんが本当にそうだと思います。 難解な問題や理論をやるのも楽しいですが、 あくまで基礎マスターを中心とした、 得点になるところをしっかりとやるという姿勢が合格に繋がったのではないかと思います。 まだこれを読んでいる方と同じくまだ司法試験の受験生ですので、 気を緩めることなく合格に向け皆さんと一緒に、 一所懸命勉強していきたいと考えています。 最後に、 合格は高野講師のわかりやすい講義のおかげだと考えています。 高野講師の講義は最高でした、 感謝の気持ちでいっぱいです。

(2010年1月・記)

 
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