法科大学院・司法試験・公務員試験・法律の資格の伊藤塾
法科大学院・司法試験・公務員試験・
司法書士・行政書士の資格の伊藤塾
株式会社 法学館

« 前へ | 2009年度 法科大学院入試合格体験記TOP | 次へ »

「問題研究」 は問題数が多く市販の問題集に比べて質が高かったので、 徹底的に復習しました

T.Fさん (21歳)
神戸大学法学部法律学科 4年在学中

■合格校
神戸大学法科大学院 (既修)

■適性試験
大学入試センター:51点
日弁連:233点

■学部成績
GPA:3.15

■伊藤塾受講講座 (リンク先は2010年開講のものです。)
入門講座本科生+リーガルトレーニング

はじめに

私は、 大学1回生のときに遺児学生を支援するキャンプに参加し、 その時の経験から、 将来は社会に働きかけられるような職業に就きたいと考えていました。 その後、 あるきっかけで弁護士の方とお会いする機会があり、 社会において法律が大きな役割を担っていることや、 その職業スタイル等に、 惹かれました。
私が勉強し始めた当初は、 法科大学院・旧司法試験の両方のルートがあり、 司法試験の難しさもよくわかっていなかった私は、 できれば在学中に旧司法試験に合格したいと思いました。 ただ、 独学では、 非効率的な勉強に陥ることが懸念されたので、 受験指導校を利用しようと考えました。 そこで、 旧司法試験の短期合格者の実績に定評のあることを謳っていた、 伊藤塾の本科生コースに申し込みました。 大学2年の秋ごろでした。

私がとった勉強方法

(1) 適性試験対策について
基礎的な法知識・法理論については、 大学の授業や基本書よりわかりやすかったので、基本的には、伊藤塾の体系マスター・基礎マスターと 「試験対策講座」 (弘文堂) を使用し、学習しました。法科大学院入試では基礎的な法律知識が問われることが多いので、この講座で触れられるレベルをしっかり、自分のものにしていれば、事足りると思います。
ただこの講義はしっかり復習をすることが求められますので、主にインターネット受講していた私は、漫然と受講してしまい、後の論文マスターの受講に支障が出ました。これから講座を受講される方は、ストイックに十分な復習を心がけてください。
適性試験後、論文マスターの受講と並行して基本書の通読をいたしましたが、わからないことがあれば、基礎マスターにかえって復習しました。

(2) 法律科目試験対策について
論文に向けての学習に関しては、論文マスターの 「問題研究」 「論証パターン集」 を活用しました。 ただ、基礎的な法的知識の修得が不十分だったために、伊藤塾が推奨する予習中心の学習ではなく、復習中心の勉強をせざるを得なかったのが残念です。
「問題研究」 の問題と解答は、 問題数が多く、特に、他の市販の問題集に比べて質も高いと感じたので、徹底的に復習しました。「問題研究」 を復習することで試験で問われるほとんど法知識が修得できると思います。 また、「論証パターン集」 で一定の論述の型が示され、「問題研究」 ではそれをどのように実際に解答に書くかということが、見比べることもできました。
法科大学院入試で問われるのは、私が受験した中では、典型問題、基礎知識の理解・修得を問う問題、近時判例と同様の事案の問題でしたので、「問題研究」 「論証パターン集」 ・基礎マスターのテキストにより前二つは十分に対策が可能だろうと思います。
また、神戸大学に関して言えば、行政法の 「問題研究」 が2問ほど、 神戸大学の過去問を素材にしていますので、非常に参考になりました。

学部成績について

私の学部成績は他の法科大学院受験生に比べれば、 悪い方だと思います。 私は性格上、 あまり学部試験の成績に気を配ることはしませんでした。 伊藤塾で受講している法律科目についてはあまり授業に出ることもしませんでしたが、 基礎マスターのテキストと「論証パターン集」等をテスト直前に見るだけで、 それなりの成績は修められたと思います。
今になって思えば、 法律以外の分野について学ぶことができる機会ですし、 時間もあったのでしっかり学んでおけばよかったと思います。 実際、 私が受験した既修コースの試験ではあまり学部成績で困ったことはありませんでした。

志望校選択について

私は関西出身ですが、 下宿することになればどこも費用の点では変わらないと思ったので、 特に関西に限定することなく志望校を選択しました。 また、 学費の面であまり余裕がなかったので国立を中心に考えていました。
国立大学は受験日程が重複することが多く、 合格率と教員の質の観点から、 当初、 京都大学・一橋大学の受験を考えていましたが、 DNCで失敗したことや、 TOEIC(R)の点数が伸びなかったので、 結局出願できず、 母校である神戸大学を受験しました。
神戸大学も、 法科大学院での教育に積極的でそれが合格率に結びついている印象があり、 いい環境だと思います。 やはり教員が新司法試験を含む学生の教育に積極的であることは重要なファクターだと思いますので、 時間があれば説明会にも参加するのがいいと思います。

直前期と試験当日

直前期は、 論文マスターの見直しと 「問題研究」 と「論証パターン集」を参考にまとめたノートの作成・見直しに時間を使いました。 適性試験後に一度見ていた過去問を改めて検討しました。 この時期に新たに知識を増やすのは困難だと思われるので、 この時期までに一通りの範囲をこなしておき、 苦手科目でも一定のことが書けるようにしておくことが重要だと思います。 試験当日は、 出身大学だった事や、 友人が横の席だった事もあり、 非常にリラックスして試験に臨むことができました。

自宅での学習と伊藤塾の個別フォロー

私は、 通学受講でしたが、 通学時間節約するのと、 通学が億劫だったので、 もっぱらインターネット講義を利用して受講していました。 しっかりカリキュラムに合わせて受講しておけばと思うこともありますが、 自分のペースで講義を消化できたことは、 非常に便利でした。

スケジュール管理について

法律の学習は自分の思うようなペースで進めることが難しいと思いましたので、 論文マスターの講義を消化した後はあまりしっかりしたスケジュールを立てることはしませんでした。
私は、 いくつもの科目を並行してやるよりは、 一つひとつの科目に集中したかったので、 半月単位で学習する法律を決め、 それまでに終わらせるようにしました。

入学前準備として

とりあえず、 試験範囲ではなかった行政救済法の分野と、 苦手科目だった憲法、 穴のある刑法各論の復習等をしようと思います。 また、 法科大学院では判例の学習が中心となると聞いているので、 百選を押さえていこうかとも思います。 法科大学院ではかなりの学習量が求められると思いますので、 それに耐えうる学習をしていきたいと思います。

最後に

早い時期から問題の傾向を分析して、 それに沿った学習を心がけていました。 幸い、 基礎知識と法的思考が問われていることがわかったので、 学習の指針にもなりました。 法科大学院試験で求められていることに重点をおいた学習を心がけたことが勝因ではないかと思います。
これから、 法科大学院を目指される方は、 法律独特の癖や膨大な法律知識、 複雑な試験制度等、 困難に直面することもあると思いますが、 法科大学院での学習に耐える力をつける絶好の機会でもあると思いますので、 是非既修コースに進学されることをおすすめします。

(2010年1月・記)

TOEFLandTOEICareregisteredtrademarksofEducationalTestingService(ETS).
ThispublicationisnotendorsedorapprovedbyETS.

 
Copyright © 伊藤塾/(株)法学館 1996-2011 All Rights Reserved.