伊藤塾は在宅受講でも、 通学と同様の質の講義を受けることができます
T.I さん (22歳)
神戸大学法学部 4年在学中
■合格校
京都大学法科大学院 (既修)
神戸大学法科大学院 (既修)
大阪大学法科大学院 (既修)
■適性試験
大学入試センター:58点
日弁連:164点
■学部成績
GPA:3.38
■伊藤塾受講講座 (リンク先は2010年開講のものです。)
入門講座本科生+リーガルトレーニング、 性試験対策講座、コンプリート論文答練、最新判例講義など
私は、 人の身近なところで直接人のためになる仕事がしたいと思い法律家を目指すことにしました。 当初は受験指導校は利用しないつもりでしたが、 次第に効率の悪さを感じるようになり、 大学2年の夏に伊藤塾に入塾しました。 伊藤塾を選んだ理由は、 複数の受験指導校の体験講義を聞いて伊藤塾が一番わかりやすく、 力の入った講義をしていたからです。 また、 在宅受講が充実していたこともその理由のひとつです。
受験指導校を利用する最大のメリットは、 内容の重要度に応じてメリハリのある勉強ができることだと思います。 独学で勉強していると、 試験との関係ではあまり重要でないところに時間をかけすぎてしまうことがありますが、 受験指導校を利用することでこのようなロスを省くことができます。
(1) 適性試験対策について
私は、 適性試験の時期に旧司法試験の勉強をしていたため、 あまり適性試験の勉強に時間をかけませんでした。 そのため、 本番でも満足する点数が取れませんでした。 ただ、 適性試験模試を利用することで実戦感覚を身につけることができ、 なんとか平均点ぐらいの点数に踏みとどまることができました。
適性試験は、 人によって得意不得意の差が大きいので、 自分の得意不得意を見極め、 苦手な人はなるべく早く対策を始め、 毎日少しずつでもよいので地道な努力をすることが必要だと思います。
(2) 法律科目試験対策について
私は、 旧司法試験を目指して勉強していたので旧司法試験の勉強がそのまま法科大学院の対策にもなりました。 ですから、 法科大学院の対策としては、 旧司法試験のために勉強してきたことの総復習と、 受験する法科大学院の過去問を研究した程度です。 したがって、 以下は主に旧司法試験の法律科目対策について述べますが、 これらは法科大学院入試の法律科目対策についても同様であると思います。
<1> 基礎的な法知識・法理論の修得について
基礎の段階ではやはり基礎マスターが非常に役に立ちました。 初学者の段階では、 何をどのように勉強したらよいかわからず、 誤った方針の勉強をしてしまってなかなか力が伸びず苦労する人も多いと思いますが、 基礎マスターを受講すれば、 勉強の方針を誤ることは少ないと思います。 勉強の方針がわからない人や勉強時間は十分確保しているにもかかわらず力が伸びないという人には、 基礎マスターを受講することをおすすめします。
また、 基礎マスターで使用するテキストには、 試験に必要な情報のほとんどがわかりやすくまとめられています。 さらに講義では担当講師の方が重要度のランク付けをしてくれるので、 メリハリを付けて勉強できます。
私は、 とにかく基礎の段階では講義で覚えるように言われたところを確実に覚えることを心がけました。 基礎の段階で暗記すべきところを正確に暗記していれば、 論文の段階であまり苦労しなくて済むと思います。
<2> 実践段階の学習について
私は、 論文マスターで論文の基礎を学び、 コンプリート論文答練を受講することで実戦力を身につけました。 論文マスターでは、 論文の書き方だけではなく、 未知の問題に直面した時の考える力なども鍛えることができました。 私は、 論文対策の教材は、 論文マスターで使用する問題研究と答練の問題と過去問の3つに絞ってそれを何度も繰り返しました。 論文試験では、 似たような問題が繰り返し出題されるので各科目100問程度に絞ってそれを何度も繰り返すことが必要だと思います。
また、 答練を受けることは必須だと思います。 答練を受けることで、 実戦感覚を養えることはもちろん、 自分に足りないところが客観的に明らかになり有益です。 もっとも、 実践段階でもインプットを並行して行うことが重要です。 私は、 実践段階においても、 基礎マスターテキストを見直す時間を必ず作っていました。
(3) パーソナル・ステートメント、 面接について
私は、 旧司法試験の論文試験が終わった7月からパーソナル・ステートメント対策に取りかかりました。 パーソナル・ステートメント対策講座を受講し、 書き方を学び、 そして、 添削を利用することで、 仕上げをしていきました。 国立法科大学院の出願まであまり時間がありませんでしたが、 この講座を利用することで比較的短時間に効率的に作成することができました。
パーソナル・ステートメント対策で一番重要なことは自分のなりたい法曹像を明確にすることです。 これさえ明確であれば、 あまり苦労せず比較的短時間でパーソナル・ステートメントを作成することができます。 ですから、 普段から自分がどのような法曹になりたいのか、 法曹になってどのような仕事をしたいのか、 ということを具体的に考えておくこことが重要だと思います。
また、 書く内容に困ったときは、 特別な経験があればそれに越したことはないですが、 特別な経験がなくても誰もが経験するゼミで学んだことなどを題材にすることで十分だと思います。 重要なのは、 何を題材にするかということよりも、 その経験から学んだことなどを将来像と結び付けて、 具体的に、 かつわかりやすい言葉で伝えることだと思います。
伊藤塾で法律の基礎を学ぶと大学の講義の理解も進みますし、 大学の期末試験などで苦労することも少ないと思います。 私も、 伊藤塾で法律の基礎を学んだことにより、 大学の法律科目の成績をそれなりに上げることができました。 学部成績をかなり重視する法科大学院もありますし、 適性試験で失敗した場合に学部成績である程度カバーすることもできるので、 学部成績が良ければ安心だと思います。
志望校については、 ある程度新司法試験の実績を考慮して決めました。 また、 その他にも、 立地、 教育内容、 施設の充実度なども総合的に考慮しました。
私は、 適性試験の成績が悪く、 京都大学・神戸大学・大阪大学ともに一次選抜で落ちる可能性が多分にあったので、 一次選抜がそれほど厳しくない東北大学と北海道大学も出願しました (結果的に試験は受けませんでしたが)。 適性試験や学部成績が良くない場合は、 配点の比率なども考慮することが重要になると思います。
直前期は基礎マスターのテキストの総復習をして知識の確認を行いました。 法科大学院入試はひとつの試験時間で複数の科目を解答しなければならないし、 科目によって問題の数も違うので、 試験当日は時間配分に気をつけました。
試験本番では、 わからない問題も出題されましたが、 その時はとにかく基本で差をつけられないようにして、 応用的なことはその場で基本から考えて思考過程を答案に示すことを心がけました。 合否は基本的なことが書けているかどうかで決まると思うので、 難しい問題が出題されても焦らないことが重要だと思います。
私は、 伊藤塾の講座を在宅で受講しました。 伊藤塾は在宅での受講であっても、 通学と同様の質の講義を受けることができると思います。 また、 在宅受講のメリットは、 自分の空いた時間に自分のペースで勉強できることです。
私は、 基本的に大学の講義がない日は自宅で勉強し、 たまに気分転換で大学の図書館で勉強しました。 自分の集中できる環境を意識的に作り出すことも重要だと思います。
在宅受講の場合、 自分のペースで勉強できる一方で油断すると通学クラスの人に置いて行かれます。 そこで私は、 1か月ごとに勉強の計画と達成目標を立てて、 それを実行するように心がけました。
入学準備として、 春までに基本科目の復習はもちろんのこと、 それ以外にも新司法試験の選択科目や新司法試験の短答式試験を解いてみることなどをしようと考えています。 また、 新司法試験の試験科目ではないですが、 自分の興味のある分野の法律 (たとえば消費者法など) にも触れてみたいと思います。
私が第一志望の法科大学院に合格することができたのは、 最後まであきらめなかったことだと思います。 適性試験で失敗して第一志望は無理だと思っていましたが、 できる限りのことはやろうと思いパーソナル・ステートメントを一生懸命書きました。 その結果、 一次選抜で落ちることを免れることができ、 二次選抜も合格することができました。 法科大学院入試は、 適性試験・学部成績・法律科目・語学等の総合点での勝負なので、 ひとつ失敗しても他で挽回できるチャンスがあるのであきらめないことが重要だと思います。
今は、 法科大学院に合格しても新司法試験の対策はまだ何もしていないため、 やっと新司法試験のスタートラインに立ったにすぎないと感じています。 ですから、 これからも日々勉強を続けていきたいと思います。
読みづらい部分も多々あったと思いますが、 最後まで読んでくださりありがとうございます。 この体験記が少しでも皆様のお役に立つことができれば幸いです。
(2009年12月・記)
