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伊藤塾を利用したことで重要な基本的知識を体系的、 効率的に学べました

沢田 大知さん (23歳)
神戸大学法学部 4年在学中

■合格校
神戸大学法科大学院 (既修)
立命館大学法科大学院 (既修)

■適性試験
大学入試センター:60点

■学部成績
GPA:3.3

■伊藤塾受講講座 (リンク先は2010年開講のものです。)
入門講座本科生+リーガルトレーニング

はじめに

私が法律家を目指すきっかけとなったのは本やシンポジウムを通じて犯罪被害者の現状を知り、 法曹になって被害者の力になりたいと考えたからです。 そして自分の力だけで勉強するのは困難であると考え、 大学3年生の春から伊藤塾に通い始めました。 伊藤塾を選んだ理由は短期合格者が多いこと、 テキストが充実していたこと、 伊藤塾長の本を読んだ際に感銘を受けたからです。 伊藤塾という受験指導校を利用したことで重要で基本的な知識を体系的、 効率的に学ぶことができたと考えています。

私がとった勉強方法

(1) 適性試験対策について
適性試験対策としては伊藤塾の模試と自分で問題集を解いたのみで結果としてもあまりよくありませんでした。 模試と本番の点数にそれほど差がなかったので模試の結果を真摯に受け止め、 模試の結果がよくない場合は適性試験対策講座を受講するなど早い時期からしっかり対策したほうがよいと思います。
ただ既修者で受験される方は適性の結果があまりよくなくても法律科目で十分取り返せるので気持ちを切り替えて法律に集中することが重要だと思います。

(2) 法律科目試験対策について
<1> 基礎的な法知識・法理論の修得について
基礎的な知識の修得に私が利用したのは伊藤塾の基礎マスターが中心です。 その際規範は完全に覚えるのではなく、 自分の言葉で説明できる程度で十分だと考えて覚えていました。 またテキストを読む際は自分が今勉強しているのは全体のどこに位置しているか (たとえば刑法であれば不作為犯について勉強している時は構成要件の実行行為を学んでいるといったこと) を意識しました。
そして知識の確認には 「基礎力確認テスト」 を使いました。 その理由は市販の問題集を使って多くの問題に触れることに越したことはないのですが、 大学3年生から勉強を始めたことで時間が限られていたので、 全体を数多く繰り返して知識の定着を図ることが重要だと考えたからです。 また論点を覚える際にはその論点がなぜ問題になるのかという問題点を意識的に覚えると、 論文を書く際に問題文の事情から自然に論点につなげることができると思います。

<2> 実践段階の学習について
私は論文の実践としてリーガルライティングを受講しました。 その際に重要なのは実際に自分で書くということに尽きると思います。 時間はかかりますが、 普段書いていないと本番でいきなり書けるようにはならないですし、 書くことで自分に何が足りないかを答案例と比較することで客観的に判断することができるので、 とにかく自分で書いてみることが重要だと思います。
リーガルライティングのテキストの問題が書けるようになれば法科大学院対策としては十分だと思います。 ただ民事訴訟法に関しては事例問題が少ないように感じたので各法科大学院の過去問を通して事例問題対策をしたほうがいいと思います。

(3) パーソナル・ステートメント、 面接について
私はパーソナル・ステートメント、 面接対策講座を受講しました。 これらの講座で書き方や書くべきことといった形式的な知識を得ることができました。 その後は本番までひたすら自分なりに書いたものをロースクールコンサルタントの方に見ていただきました。
パーソナル・ステートメント、 面接対策においては自分で書いたもの他人、 できれば社会に出ている方に見てもらい客観的に評価してもらうのが重要だと思います。

学部成績について

学部の授業に先行して伊藤塾の講義を受けている場合、 大学の授業と伊藤塾の講義で説明の仕方、 とるべき学説の違いといった両者の異なる点を意識することで理解が深まると思います。 私は大学1、 2年生のときはほとんど授業に出なかったのですが、 やはり学部成績をよくするには授業にきちんと出ることが一番重要だと思います。 なぜなら試験に出るのは基本的に授業でやった範囲が普通ですし、 テスト前に一から勉強するのはすごく非効率だと実感したからです。

志望校選択について

新司法試験の合格率が継続して上位にいる大学院にいくことが法律家になる近道だと考え、 合格率がいい大学院を受験しようと考えました。 しかし適性試験の結果があまりよくなかったので当初自分の受けようと考えていた法科大学院を受けることができなくなり、 一から受験計画を立て直すことになりました。 そのため、 最悪の場合も想定して最初から幅広く各法科大学院を考えておくべきだと思います。
神戸大学を選んだ理由は母校ということで勉強する環境が整っていることは知っており、 合格率も高く、 先生も授業でお世話になった方が多く、 自分が今後勉強するのに適した環境だと感じたからです。 志望校が母校でない場合はその学校の雰囲気を知ることが今後自分の勉強していく環境を知る上で重要だと思います。

直前期と試験当日

直前期は受験する法科大学院の過去問を解いて自分が苦手とする分野を発見し、 その分野を復習することに専念しました。 なぜなら過去問を数年分見るとある程度出題可能性の高そうな分野を絞ることができますし、 苦手分野をなくすことが本番の点数アップに繋がると考えたからです。
また試験当日はやることはやったという開き直りの精神と自分でわからないことを適当に書かないことを意識しました。

自宅での学習と伊藤塾の個別フォロー

用事やテスト期間で授業に出られないときにインターネット受講はとても役立ちました。 また時間があるときは自分のペースでどんどん授業を進めることができるのでインターネット受講はとても有効だと思います。

スケジュール管理について

学習スケジュールを立てる上で重要なのは朝早く起きて夜寝るという規則正しい生活を送ることです。 試験は午前中からありますし、 夜遅くまで勉強しても集中力はどうしても低下してしまいます。 まずは規則正しい生活送ることからスケジュールを立てることが始まると思います。
また私は一日の勉強時間を計り実際にどの教科をどれぐらい勉強したかを手帳に書くことでモチベーション維持や、 学習計画の進行具合を把握することができたと思います。 そして自分の最初に立てた計画を達成するのはほぼ不可能だと思います。 なぜなら最初は自分の能力以上の計画を立ててしまいがちだからです。 重要なのは計画を現実的なもので自分に少しのプレッシャーをかけるものに最終的に修正していくことだと思います。

入学前準備として

入学前の準備として、 私は法科大学院受験に際して伊藤塾のテキストのみで勉強してきたので各教科の基本書を一通り読んでおきたいと思います。 また、 将来の自分が到達すべき姿を知るためにも新司法試験の短答の問題を解いておきたいと思います。

最後に

私が神戸大学法科大学院に合格することができたのは自分の現状や足りないものを徹底的に分析したことにあると考えています。 伊藤塾、 ゼミ、 参考書などは勉強するための手段であり、 最終的に試験で求められているのは問題を分析し、 自分の理解を答案上に表現することです。 伊藤塾という最高の手段が用意されていてもそれを使いこなせなくては意味がありません。 自分を知るために答案に書く、 誰かに説明するといったことで外部に自分の理解を表現し、 そこから自分を分析するのが重要だと思います。
以上の私の合格体験記がこれを読んでくださった方の少しでも参考になれば幸いです。

(2010年1月・記)

 
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