法科大学院・司法試験・公務員試験・法律の資格の伊藤塾
法科大学院・司法試験・公務員試験・
司法書士・行政書士の資格の伊藤塾
株式会社 法学館

« 前へ | 2009年度 法科大学院入試合格体験記TOP | 次へ »

ロースクールコンサルタントの個別相談が合格に最も直結した要因です

劉 奔さん
立命館大学法学部法学科 4年在学中

■合格校
名古屋大学法科大学院 (既修)
明治大学法科大学院 (既修)
立命館大学法科大学院 (既修・半額免除学生)

■適性試験
大学入試センター:38点
日弁連:136点

■学部成績
GPA:3.2

■伊藤塾受講講座 (リンク先は2010年開講のものです。)
入門講座本科生+リーガルトレーニング、ベーシック論文答練、 ハイレベル論文答練、 論文直前答練、 慶應・中央ロースクール突破小教室など

はじめに

私は在日外国人であるため、 外国人登録証を常に持ち歩かなければならないなど日本人と比べて色々な不便がありました。 今までそれが当たり前だと思っていました。 しかし、 友達から教えてもらった伊藤塾長の講義を受けて外国人でも人権の享有主体となれるのを知って、 在日外国人の権利利益を守る法律家になろうと決めました。 また、 難しいイメージがある法律を、 外国人の私でもわかる講義をしてくださったことにびっくりしました。 これ以上わかりやすい講義はないだろうと感動してすぐに伊藤塾に入りました。

私がとった勉強方法

(1) 適性試験対策について
私の適性試験の成績は非常に悪かったです。 そのため、 以下は私の失敗経験を踏まえて話します。 私が失敗したもっとも大きな原因は、1月に旧司法試験の択一試験をとるか適性試験をとるかを迷った末、 両方中途半端に終わってしまったという点にあります。 なので、 もちろん択一の勉強も5月までに旧司法試験レベルに持って行けたらベストですが、 もし今の適性試験の成績が平均に届いてないなら、 適性試験に専念すべきだと思います。 なぜなら、 適性試験が悪ければ、 自分が受けられる法科大学院 (特に国立) の数が限られてしまうことになりかねないからです。 一方、 択一試験に関して、 適性試験が終わってからでも法学既修者試験まで時間があるので、 その間に択一試験に力を注げばある程度の択一力を挽回できます。 万が一挽回できないとしても、 論文試験さえできればカバーできることが多いです。

(2) 法律科目試験対策について
<1>総論
法律科目に関しては、 伊藤塾のカリキュラムをこなせば、 法科大学院に合格するのに十二分だと私は感じます。 実際に私は基本書をほとんど読んだことがないですし、 他の受験指導校の問題集も一度も手を出したことがありません。 にもかかわらず、 法科大学院を合格できましたのは伊藤塾の講師を信じて最後までやり通したに他ならないと考えます。
具体的には、 私が使っていたテキストは 「入門講義テキスト」 と 「問題研究」 と 「論証パターン集」 の3種類のみです。 そして、 やり方も変わったことはなく、 「入門講義テキスト」 は他人に講義できるくらいまで繰り返すこと、 そして、 「問題研究」 は答案例を見ずに自分で答案構成を考えて、 答案例と比べて、 自分がよく落とす論点を 「問題研究」 のメモ欄に書いて、 それをなくすことを第一の目標にしました。 また、 問題を解く際にひらめいたことも答案例の隣にメモして、 講師の方や友達に質問したりして理解を深めました。 さらに、 「論証パターン集」 について、 表面にキーワードをマークして論証を思いだす素材に使いました、 裏面に自分が最も実践的と思う論証を書いて徹底的に暗記しました。
あとは答案のフレームの修得は実際に書かないといくら答案を眺めても修得できないと講師の方から教わったので各種の答練を使ってひたすら書く練習もしました。

<2> 各論
ア、 憲法
人権処理パターンをマスターしてから、 ずいぶん楽になりました。 具体的に人権処理パターンのどこに書くべきかをイメージしながら「入門講義テキスト」を繰り返しました。 「問題研究」 をそれほど重視しませんでしたが、 その代わりに各章にある重要判例を答案の形にまとめて、 何も考えずに頭の中で再現できるまでに繰り返して暗記をしました。
イ、 民法
呉講師の 「民法的アプローチ」 という講義を受けてから、 一気に得意になりました。 生の主張から法律構成におとして、 要件に当てはめて結論を出すという、呉講師から教わった民法の問題を解く際のプロセスを最も大事にしました。 また、 「入門講義テキスト」を復習する際に、出てきた条文を必ず引いて、 条文知識なのかそれとも解釈知識なのかを意識的に分けて覚えるようにしました。 さらに、 「問題研究」 を解く際になるべく多くの法律構成を考えるようにしました。
ウ、 刑法
「問題研究」 を最も大事にしました。 なぜなら、 刑法の問題は事実評価がとても重視されるからです。 論理的な科目でもあり、 1ケ所間違えると答案の最後まで影響を及ぼしうるので、 最も差がつきやすい科目でもあります。 よって、 大量な問題をこなす必要があります。 問題事実に対する反射神経を養ったら、 刑法は非常に安定的な得点源になります。 さらに、 刑法については、 キーワード的な暗記は通用しないと伊藤塾長から教わったため、 暗記にも結構時間をかけました。
エ、 商法 (会社法)
商法のコツを一言にまとめれば 「気合一発」 (by呉講師) です。 具体的には 「問題研究」 と「論証パターン集」を一冊にまとめて数え切れないほど繰り返しました。 はじめは一周するのに2週間もかかったものですが、 最終的に2日で終わらすことができました。 この方法は商法を得意にする一番の近道だと考えます。 あとは条文操作も意識的に練習しました。
オ、 民事訴訟法
民訴は非常に苦手です。 その理由は、基礎マスター段階で講師が「覚えて」といった箇所について、覚える時間を取らなかったからだと思います。 民訴法は手続法であるゆえにイメージしにくいこともあって、 答練でいつも23点以下しか取れませんでした。 基礎マスター段階での学習が一番重要だと考えます。
カ、 刑事訴訟法

刑事訴訟法はすごくイメージしやすく、 非常に面白い科目だと感じます。 刑訴法については論証パターンをちゃんと暗記したうえで 「問題研究」 のAランク、 B+ランクを押さえれば、 答練でいい成績をとることはさほど困難ではないと思います。
キ、 行政法
行政法は 「試験対策講座」 (弘文堂)の行政法のいわゆる総論部分のみを繰り返して読みました。 それでも名古屋大学法科大学院の試験ではなんとか対応できましたので、 行政法が課されるからといって怖がる必要性がないと思います。 みんながやっていないから、 やるだけ得するという気持ちで勉強すればいいのではないかと考えます。

(3) パーソナル・ステートメント、 面接について
パーソナル・ステートメントは10回以上修正しました。 その都度ロースクールコンサルタントから厳しいコメントをいただいて、 今から考えると本当に助かりました。 面接の対策もロースクールコンサルタントからアドバイスをもらって、 本番で最小限の緊張で乗り越えました。

学部成績について

私は学部試験のほとんどを伊藤塾のテキストだけで乗り越えました。 それだけでも六法の成績でAをたくさん取ることができました。 私は学部授業にあまり出ない方だったので、 学部成績をトップクラスに持っていくためにはやはり各先生の方の授業に出て、 ちゃんとノートをとることがベストだと思います。

志望校選択について

私はとにかく学費の安い国立大学法科大学院を最優先にしました。 私は金銭的に裕福な方ではありませんので、 お金のことを考えずに勉強に専念したいからです。 また、 選択の範囲は自分の現時点の実力及び適性試験の成績や学部成績にも影響されるため、 ロースクールコンサルタントに相談しながら決めるのがベストだと思います。

直前期と試験当日

直前期はとにもかくにも答案を書くことに尽きると思います。 具体的には「問題研究」の問題を解いて、 あやふやなところがあれば 「入門講義テキスト」 に戻って確認しました。 そして、 本番の三日前に答案を書くのをやめて基礎知識の確認に移ります。なぜなら、 いくら勉強しても、 本番で思い出せなければ意味がないと考えるからです。 さらに、 本番の前日に過去問を使って、 シミュレーションをしました。 また、 遠隔地に行って受験する場合は、 新幹線の中、 ホテルにいる間などあらゆる時間を使って知識の確認をしました。

自宅での学習と伊藤塾の個別フォロー

私は伊藤塾の京都校に指定席があるくらい自習室を利用し、 自宅に帰ったら簡単な暗記作業しかしませんでした。 また、 伊藤塾のロースクールコンサルタントには困った時いつも相談し、 この個別相談が個人的に自分の合格に最も直結した要因の一つだと考えています。

入学前準備として

入学前に今までの勉強の延長として、 「入門講義テキスト」 の理解を深めていきたいと考えています。 また、 新司法試験短答式試験の過去問をひと通り検討したと思います。

最後に

またスタートラインに立ったばかりの私が偉そうなことは言えませんが、 適性試験がいくら悪くても最後の最後まであきらめないでください。 そうすると必ず結果がついてきます。 頑張ってください。
最後に、 伊藤塾長、 呉講師、 高野講師、 そして、 最高の環境を整えてくれた京都校のスタッフのみんなさん、 私の勉強に関する悩みに対していやな顔ひとつせずに聞いてくださったロースクールコンサルタントの加納さんに、 本当に感謝してもしきれません。 これから新司法試験を一回で合格できるように最善を尽くします。

(2010年1月・記)

 
Copyright © 伊藤塾/(株)法学館 1996-2011 All Rights Reserved.