最終回
「みなさんを心待ちにしている人は大勢いる」
みなさん、こんにちは。
いよいよこの行政書士試験の王道も最終回を迎えました。
おそらく、今多くの方が不安を感じていることでしょう。
不安を感じずに黙々と学習をできる人など、そうはいません。
合格したい気持ちが強ければ、強いほど、不安を感じてしまうものです。
不安は学習の妨げの1つです。
不安を感じるから、勉強に手がつかない。勉強に手がつかないから余計に不安になるという、悪循環に陥ってしまいます。
ここは、不安を乗り越え、試験の終了の鐘がなるその時まで、心は熱く、頭は冷静に、やるべきことをこなしていかなければいけません。
そもそも、みなさんはここまで一生懸命学習をしてきたのです。今、学習ができているだけで立派です。それぞれが仕事や生活を抱えながらも、学習を継続してきました。
継続は力なりという言葉がありますが、まったくそのとおりです。
学習を継続してきたことを誇りに思ってください。今、試験直前においてもなお、学習を継続している自分に自信を持ってください。
それでもなお、不安を乗り越えられないのであれば、1つ、アドバイスをさせていただきたいと思います。
それは、合格後のみなさんを心待ちにしている、困っている方々がたくさん存在していることを忘れてはならないということです。
仮に試験が自分自身の合格のためだけに存在するのであれば、やめるのも続けるのも、さぼるのもがんばるのも、その人の自由です。
しかし、法律家になるための試験は、単に受験生自身の合格のためだけに存在するのではありません。
社会に多々存在している、困っている人々、幸せになりたい人々は、みなさんの合格を、みなさんの登場を待っているのです。
くじけそうなとき、不安に負けそうなとき、「いま、自分がくじけたら、不安に負けてしまったら、大勢の人が涙をする」と感じてください。
勇気のいることかもしれませんが、今まで勇気をもって学習を継続してきたのです。
きっとできるはずです。みなさんが将来力となってあげる人々から、今はみなさんが、力を、応援をもらっているということを感じてください。
それでは、この行政書士試験の王道を締めくくる言葉をお伝えしたいと思います。
これは、世界医師会の倫理綱領である「ジュネーブ宣言」というものです。
法律家である行政書士にとっても、同様のことが言えるのではないかと私は思います。
医師の1人として参加するに際し、
・ 私は、人類への奉仕に自分の人生を捧げることを厳粛に誓う。
・ 私は、私の教師に、当然受けるべきである尊敬と感謝の念を捧げる。
・ 私は、良心と尊厳をもって私の専門職を実践する。
・ 私の患者の健康を私の第一の関心事とする。
・ 私は、私への信頼のゆえに知り得た患者の秘密を、たとえその死後においても尊重する。
・ 私は、全力を尽くして医師専門職の名誉と高貴なる伝統を保持する。
・ 私の同僚は、私の兄弟姉妹である。
・ 私は、私の医師としての職責と患者との間に、年齢、疾病もしくは障害、信条、民族的起源、ジェンダー、国籍、所属政治団体、人種、性的志向、あるいは社会的地位といった事柄の配慮が介在することを容認しない。
・ 私は、たとえいかなる脅迫があろうと、生命の始まりから人命を最大限に尊重し続ける。また、人道に基づく法理に反して医学の知識を用いることはしない。
・ 私は、自由に名誉にかけてこれらのことを厳粛に誓う。
みなさんが、見事に合格を果たし、その後、理念を持って活躍する行政書士、法律家となられることを心より願っています。
それでは、これからも明るく前向きに過ごすようにしてください。
志水伸輔












