最終回 択一式・記述式解法<本試験チューニング編>
みなさんこんにちは。
1週間後には、いよいよ最後の公開模試が実施されます。そして、公開模試の2週間後には行政書士本試験が実施されます。今回は、この最後の公開模試終了後から本試験までの過ごし方(本試験チューニング)についてお話していこうと思います。
行政書士試験は1年に1度のチャンスしかなく、しかもその1日に1年間の全てを出し切ることが求められます。せっかく1年間頑張ってきたのにこの日に限って調子が出なかったというのでは悲しいです。ですから、本試験(2008年11月9日)にピークを持っていくということは非常に重要になってきます。この時期は、学習以外のことも軽視してはいけません。例えば、睡眠時間、起床時間、朝食、服装等、気を使って使いすぎるということはないのです。
それでは、本題に入っていきましょう。
u 今日からは1週間のピークを日曜日に持っていく
本試験が日曜日に実施されるため、日曜日に向かって1週間がむしゃらに勉強していくというイメージです。この1週間で、できれば行政書士試験の全科目を見渡せるようにしてください。そして、日曜日は13時から16時に本試験同様の60問形式の問題をやるようにしましょう。素材としては、公開模試でも、過去の本試験問題でも何でも良いです。とにかく、本試験の日と同じ行動をするように心がけてほしいのです。これを繰り返すことで、1週間で日曜日の13時から16時が一番力を発揮できる本試験チューニングが完成されていきます。特にお仕事をされている方は、なかなか1週間で行政書士の科目全部を見渡すことはできないと思いますが、日曜日に向かってピークを持っていくという気持ちだけは忘れないでください。
u 最後の1週間
最後の1週間の過ごし方はとても重要になってきます。ここで最後に本試験用チューニングをしっかりしていきましょう。最後の1週間、私は単年度版の過去問を解いていました。私が合格した年は平成19年度なので、本試験前日の土曜日が前年の平成18年度、金曜日が平成17年度というように、毎日1年分ずつ本試験と同じ時間の3時間で解いていました(理想は本試験と同様の13時から16時ですが、お仕事をされている方は20時から23時とかでも大丈夫です。私も本試験の前日まで働いていたので夜中に時間を計って解いていましたから大丈夫です!)公開模試や答練の問題もよく考えられて作成されていますが、過去問には敵いません。そして、皆さんが実際に解く問題も試験委員の作成した問題なのですから、過去問に毎日馴染んでおくことで違和感なく本試験に取り組めるようになるはずです。
u 基本と応用のバランス
この時期どうしても細かいことをやりたくなります。知識が相当詰め込まれ、基本はいいよと考えてしまいがちです。ですが、この発想は逆です。本試験が近くなればなるほど基本を徹底しなければなりません。かつて、私も直前期に細かい勉強ばかりして本試験の基本的な問題に手こずったことがあります。本試験では、60パーセントが基本問題で残りの40パーセントがやや細かい知識、マニアックな知識等で構成されています。ですから、出るかどうかすら分からない細かい知識はほどほどにして、基本をパーフェクトにする!その基本知識だったらどんな角度から問われようが、どんな形式で問われようが確実に得点できるという状態を目指しましょう。もちろん、応用知識も詰め込むべきところはあるので、バランス感覚をもって(基本7:応用3)勉強していきましょう。
基本でも完全に分かりきっているところは飛ばして構いません。基本分野で曖昧なところを残さないでほしいという意味で捉えてください。
u 絞込みと繰り返し・鮮明な記憶
繰り返しの勉強ほど辛いものはありません。しかし、この時期だけは我慢してください。この時期に手を広げたらもう最悪です。勇気をもってやるべきことを絞り込んで、鮮やかな知識をもって本試験会場に乗り込みましょう。では、なぜ鮮やかな知識にこだわるのかについて少しお話しておきます。本試験の問題は本当に巧みに作成されており、一定の勉強をされており、合格の土俵に上っている人なら2択程度に絞るところまでは容易にできるように作られています。しかし、残った2肢の判断が微妙なのです。どちらも正しそうに見えるのです。ここで、時間を浪費させる又は間違えさせるというのが敵の思惑でしょうが、鮮明な知識をもっていればここで悩まされることはないのです。より豊富な知識をもっているに越したことはありませんが、この知識の質が悪ければ本試験では使い物になりません。
u 合格への執念!
例え答練や模試で思うような成績をとれなくても、最後まで希望を捨ててはいけません。あきらめたらそこで試合終了なのです!どんなに辛くても、心が折れそうになっても、最後まで頑張りましょう。本当に辛いときに自分を救えるのは努力してきたという事実だけです。マラソンの野口みずきさんも言っていました「努力だけは裏切らない」、誰よりも合格したいと強く思い、誰よりも努力する、試験終了と同時に倒れたっていい、そのぐらいやってみましょう。今努力してない人が実務家になって努力できるわけがないです。今苦しい思いをしていない人が依頼人の気持ちを知ることなんてできないです。残り3週間精一杯悔いの残らないように頑張りましょう!!!
~最後に~
今までこのコラムを読んでくださった皆さん本当にありがとうございました。
毎回毎回偉そうなことばかり言ってきましたが、これもみなさんに合格してほしいと願えばこそのことですので、どうかご容赦ください。これでなんとか択一・記述解法の技術について一通りお伝えすることができました。平成19年度合格者としての責任は果たせたのかなと、一応は思っています。今、私はみなさんにバトンを繋ぎました。今度はみなさんが合格して次の受験生へバトンを繋いでいってほしいと思います。みなさんが今年の合格を果たされるよう心よりお祈り申し上げます。
伊藤塾行政書士試験科 スタッフ ミナより









