« 2005年8月 | メイン | 2005年10月 »

2005年9月

2005年9月 1日 (木)

第121回 変化

 日本はこの選挙で変わるのでしょうか。政治が変わるということは、私たち国民が変わるということです。

 最近、中国とロシアの軍事的連携が進んでいます。それに対抗するためにアメリカはますます日本の軍隊を必要とするでしょう。日本も中国に対抗するためにさらなる大国をめざすのでしょうか。国も競争、国民も競争。ますます国家、国益、力がものをいう社会になっていくようです。そんな中で皆さんは、試験に合格すれば力を得て勝ち組に残れるはずだと思っていませんか。ですが、合格してもまわりは合格者ばかり、合格だけではけっして勝ち組にはなれません。いや勝ち組というフレーム自体が無意味だときっとどこかで気づくはずです。

 多くの高校生は、志望大学に入学できればこっちのものと思っていますが、合格すればまわりは同じ大学生ばかり。つぎに司法試験を始めて、合格すれば世界が変わると思いこみますが、合格してみると研修所では合格者ばかり。合格しただけでは何も変わらないと分かります。実は勝っても負けても何も変わりません。自分で意識して行動しないと何も変わらないのです。

 どうやら重要なことは勝ち負けという言葉では表現できないようです。それぞれのステージで何をするか、そのためにどう変わるかなのです。昨年と同じ事をしている自分。だらだら日々を過ごしている自分。いやになってもそれが自分です。自分で変えるしかありません。

 私も自分で意識して変えなければ何も変わらない人間です。思い切らなければ何もできません。ですが決断したらあとは、自分なりの進化をめざして進むだけです。そこで勝ち負けを越えた自分らしさが生まれ、納得のいく生き方ができるようになります。

 塾も変わります。これからは、インターネットと個別指導のゼミを中心としたものに変えていきます。

最近の大学生は始めからとても意識が高く、1年生から現行司法試験や法科大学院入試を目指して勉強しなければダメだと気づいています。こうした気概に講義に加え、個別指導で対応していきます。早めに始めれば国Ⅰへの転進もスムーズです。

 また、社会人受験生は減少していますが、今まで以上に利用しやすいインターネットやゼミ環境を用意して最大限フォローし応援したいと思っています。

地道に続けてきた司法書士試験の受験指導も短期合格者を輩出し、高い評価を得ることができました。司法試験の勉強をしてきた方々に対しては、より合理的な司法書士試験合格のカリキュラムを呈示することもできました。

 ただ、いつまでも大きな校舎を抱えて、受験生を一カ所に集めて講義をする時代は終わりました。社会や試験傾向の変化に合わせて、より個別のニーズに応えられるように受講形態を含めて改革を一気に進めます。

 伊藤塾はどこよりも早く映像メディアを教材に取り込み、インターネット講義の最先端を走ってきました。また、10年前の立ち上げ当初からゼミを中心にした個別指導の理念を掲げてきました。このインターネットと個別指導の理念を絶やさずに10年続けてきたからこそ、今日の伊藤塾があると考えています。そして200回を越えようとする「明日の法律家講座」や視察旅行などの「合格後を考える」伝統はさらに強化していきます。

 意識しないと変われません。たとえ負荷がかかっても将来のために今やらなければならないことがあるはずです。伊藤塾は変化しさらに進化し続けます。皆さんはどう変わっていきますか。