伊藤塾おすすめリンク

  • お問い合わせ・受講相談
    伊藤塾各校舎へのお問い合わせ先、アクセスのご案内です。 お気軽にお電話・来校ください。
  • イベント
    ガイダンスや無料体験講義に参加して塾の特長や講座内容、担当講師、試験制度等をより深く知っていただくことができます。
  • メールマガジン
    定期的に学習に役立つ内容を発信しております。
  • 書籍案内
    皆さんの学習に、あるいは学習の合間に。本物の法律家になるために一度は読んでいただきたい書籍が揃っています。

伊藤塾校舎ブログ

« 2020年4月 | メイン | 2020年6月 »

2020年5月

2020年5月30日 (土)

<学習コラム16>日本の所得格差の現状

Event002l_3


<学習コラム>日本の所得格差の現状 20/5/27 メルマガ「公務員の道標」より

最近、格差社会という言葉がよく聞かれるようになってきました。日本では1980年代以降、「ジニ係数」が上昇し、所得格差が拡大しています。「ジニ係数」とは、所得格差の程度を示す指標であり、0から1の間の数値をとり、数値が大きいほど所得格差が大きいことを示しています。

先進国では、米国が最もジニ係数が高く、次いで英国、日本、イタリア、フランス、ドイツの順番であり、日本は所得格差が大きい国といえます。  

次に「相対的貧困率」(=所得が中央値の半分未満の人の割合)でみると、日本は米国に次いて高く、日本は先進国の中で貧困率が高い国といえます。米国(あるいは欧州)は、移民が多いため貧困率が高くなる傾向があります(移民の多くは貧困状態)。他方で日本は移民が少ないのに貧困率が高いという現実があります。なお世界銀行が定めている「絶対的貧困」は、1日1.9アメリカドル(約210円程度)

以下で生活している場合(=途上国での貧困)であり、日本(及び他の先進国)で問題視されている貧困は「相対的貧困(=所得が中央値の半分未満)」を意味しているため、両者を混同しないように注意する必要があります。

<学習コラム>日本の所得格差の現状 20/6/3 メルマガ「公務員の道標」より

日本では、約7人に1人が(相対的)貧困状態であり、1人親世帯では約半数が貧困状態にあります。特に貧困層の多くを母子家庭が占めている点も重要です。父子家庭は特に貧困率が高くないことから、労働環境における男女格差が貧困問題と関係があるということです。 当然ですが親の貧困は児童の貧困に直結します。日本は、児童の貧困も先進国の中で多いのです。

また近年は、若い世代での所得格差も拡大しています。これは正社員と非正規社員の所得格差が原因の一つと考えられます。また高齢世帯の所得格差も拡大しています。これは働かずに年金(特に国民年金)のみでは足りない(貧困に陥ってしまう)ことが原因でしょう。

このように貧困問題は雇用問題と密接な関係があり、雇用対策が貧困解消に必要ということが分かります。若者には正規雇用の促進、女性には雇用における男女差別禁止、高齢者には高齢者雇用の確保等が必要となります。

なお政府の所得格差対策(所得再分配政策)の後でみると、日本のジニ係数はほぼ横ばいで上昇していません。この点からも貧困対策として政府の政策の重要性が分かります。 次回は最低賃金の引き上げについて説明します。

青野 覚 講師(経済系担当)

過去の<学習コラム>はブログからご覧いただけます。 http://blogs.itojuku.com/komuin/2020/05/21-5e12.html

2020年5月27日 (水)

「ウィズコロナ」の時代、大学3年生の将来への準備

Event022l


大学3年生の皆さん、将来に向けた準備、はじめていますか?
例年であれば、この時期の3年生はインターンシップの申込などに忙しい時期ですが、
今年はだいぶ様相が違いますね。

今できる将来への準備、公務員試験の伊藤塾、
「公務員試験」の準備をおすすめします。

専門科目や教養科目の勉強が大変、、
そんなイメージから敬遠される方もいらっしゃるかと思いますが、
実は公務員試験、がんばった分だけ結果につながる、
運や出身大学に左右されない、とても公平な試験です。
民間企業と併願して対策を進める学生の方も多くいらっしゃいます。

民間であれば「業界研究」や「企業研究」、公務員であれば「省庁・自治体研究」。
民間と公務員(行政)の両方を見て比較することで、
ご自分のやりたいことへの理解がより深まる、という相乗効果もあります。

ただし、3年生からスタートする場合、しかも民間との併願を視野に入れる場合、
どれだけ綿密かつ的確な「戦略」で勉強を進められるかが、
試験の合否や内定の有無を分けてしまいます。

伊藤塾ではその「戦略」を、YouTubeガイダンスでお伝えしています。


<進路を迷う大学3年生におすすめ>
民間就職1本で本当に大丈夫?
先行きが不安な3年生のための「この春」始める公務員対策【新3年生向け】

♪こんなことをお伝えしています♪
 ♯ 公務員の併願戦略~試験日程・試験制度からいくつ受験できるかを確認する
 ♯ 専門科目の学習法~どの科目を重点的に勉強すべきか
 ♯ 教養科目の学習法~「マスト」な科目は?目指すべき合格ラインを知る
 ♯ 実は一番大切なのは「面接」と「一般論文」~対策本での学習では失敗する理由は?

>>視聴フォームはこちら


「自分で対策をしたい」という方にも、
 これだけはぜひぜひ聴いていただきたいです!

 担当:伊藤塾公務員試験科スタッフ

2020年5月25日 (月)

学習効果UPのためのちょっとしたコツ伝授します その2

Event001l_3


その1 では、「受験勉強は、①理解→②整理→③記憶(ここまでインプット)、そして④過去問を解く(アウトプット)、間違えたところや、覚えていない項目については、またインプットに戻るの繰り返し」、「このうちのどれをしているのか意識しながら勉強すると、学習効果がアップする」という話をしました。

学習効果をUPさせるためのコツ!その2は、【インプットである①〜③を効率よくするための、講義の受け方】です。

基本は、①理解→②整理→③記憶→④過去問を解くの順番で勉強します。 本試験でやらなくてはいけないことは、問題を解く(④)こと。 問題を解くためには、一定の知識を記憶(③)していなければならず、記憶するためには知識が整理(②)されている必要があるし、理解(①)していなければ知識の整理はできないからです。

しかしながら、受験勉強のすべてでこの4つの過程をていねいにガッツリやっていくとなると、時間がいくらあっても足りません。

そこで、①〜③のインプットが効率よくできるような、講義の聴き方を考えてみましょう! たとえば、講義を聴いた後、復習のためテキストを読む場合、講義内で①理解ができていれば、①を省略して、②整理と③記憶だけでOKです。もし、講義内で①理解②整理の段階までできていれば、①②を省略して、すぐに③記憶に取りかかれます。

さらに、講義内で③記憶の段階までできていれば、復習は記憶した知識の確認だけで済みます。ここまでやるのはハードル高いですが、講師に覚えろと言われたところだけでも講義内で③記憶の段階までやれると、後でやる復習がグッと楽になります。

よって、講義を聴いている時間内で、できる限りのことをしましょう。 具体的には、後でやることになる③記憶がスムーズにできるように、講義内で①理解②整理の段階までやってしまうことを目標にしましょう!

また、講義を聴いた後は、講義の記憶が鮮明なうちに(なるべく早く)、復習しましょう!   担当:内田 太 講師(法律系担当)

2020年5月20日 (水)

不安で押しつぶされそうな人へ

Event006l


あなたのその不安は、どのくらいの大きさですか? 両手で抱えきれないくらいですか? 10メートル?もっと大きいですか?100メートル超えますか?

まずは、不安の大きさを確認してください。

次に、その不安より大きい金庫を用意してください。 心の中でですよ。ゴッツければゴッツいほどよいです。 100メートル超の不安なら、豪華客船くらいの大きさの金庫にしてしまいましょう。

そしたら、金庫のフタを開けて、あなたの不安を入れて鍵をかけてください。 どうも不安が見えにくいなと思ったら、不安なこと・悩みごとを紙に書いて、その紙を入れても良いです。 人に見せるものではないので、なぐり書きでもかまいません。

この金庫を開けるのは、明日なのか、本試験の後なのかわからないけど、取りあえず今は、この不安・悩みはペンディング。 ロックしてしまったから今は見ない、見えないです。 仕方ないので、今は「今できること」を「できる範囲で」やるのみです。

担当:内田 太 講師(法律系担当)

2020年5月18日 (月)

学習効果UPのためのちょっとしたコツ伝授します その1

Event001l_4


公務員試験に限らず、受験勉強は、 ① 理解して→②整理した上で→③記憶する(ここまでインプット)、 次に、④過去問を解く(アウトプット)ことで、インプットできているか確認をする。 そして、間違えたところや、覚えていない項目については、また①〜③のインプットに戻る。この繰り返しです。

ここで、学習効果をUPさせるためのコツ!その1。 《自分は今、前述①〜④のうちのどこをやっているのかを意識しながら、勉強しよう!〜モードの切り替えをしよう》

たとえば、「テキストを読む」という勉強をしているとき、 ① 「理解」しようとして読んでいるのか、 ② 記憶する前提として、今はここからここまでを覚えようと、記憶するべき対象を「整理」しながら読んでいるのか、 ③ この定義を「記憶」しようとして読んでいるのか、 今、自分がやっているのはどれなのかを意識しながらテキストを読むのです。

前述①〜④は、それぞれ脳みその中の違う分野を使います。よって、ただ勉強すると意識するだけよりも、どのような勉強をしているのかを具体的に意識しながら勉強すること、モードを意識的に切り替えることで学習効果がアップするのです。

そこで、「過去問を解いた後にその解説を読む」という勉強のときも、『④解く』モードから『①〜③のインプット』モードに切り替えてから、解説を読むようにしてみてください。 もちろん、①〜③のうちどのモードで読んでいるのかを意識することが大事です。

《フツウに「テキストを読む」「解説を読む」だけよりも、学習効果がアップします!》 やってみてください!

担当:内田 太 講師(法律系担当)

2020年5月13日 (水)

面接カードの書き方

Event013l


面接カード・エントリーシートをいかに書くのかについていろいろと考えながら、その練習に取り組んでいることと思います。今回は、みなさんの書き方の中で気になる点について述べてみたいと思います。

よく、「具体的に述べよ」という「問い」があります。これに対して、具体的に書くというのは「長く述べること」だと考えて、とても欄内に収まりきれないほどの量を書く人がいます。これは、もちろんダメです。欄内に収まるように、かつ読み手にとって読みやすい大きさで書かなければいけないのに、それに反しているからです。

具体的に書くというのは、必ずしも「長く述べること」ではありません。もちろん、スペースがとても大きく、十分に展開できるほどであれば、話は別です。長く細かく述べても良いかもしれません。しかし、そうでないスペースの場合は、それは不可能です。  では、どうすればよいのか。私は、みなさんには「具体的なワードや数値を盛り込むこと」を強調しておきたいと思います。それは、例えば、単に「ゼミの活動」ではなく「日本近現代史ゼミの活動」とする、「多くの部員」ではなく「100名の部員」とする、というようなことです。

このように、具体的なワードや数値が少しでも入っていると、読み手はスムーズにみなさんについて知ることができます。それはすなわち、面接が弾みやすくなるということにつながります。面接カードを書くときは、ぜひ、この「具体的なワードや数値を盛り込むこと」を意識してください。

担当:松田 圭介 講師(行政系担当)

2020年5月11日 (月)

<学習コラム15>貧富の格差拡大と「21世紀の資本」①

Event002l_5


<学習コラム>貧富の格差拡大と「21世紀の資本」① 20/5/6メルマガ「公務員の道標」より

皆さんは格差社会という言葉を聞いたことがあるかと思います。 現在日本も含めた世界中の国々で所得格差が拡大しています。 市場経済(資本主義経済)の下では、所得格差が拡大する傾向があることは昔から指摘されていましたが、近年はほとんど研究されてきませんでした。

しかしフランスの経済学者であるトマ・ピケティが、「21世紀の資本」という著書で、所得格差の拡大について膨大な歴史資料から実証分析を行いました。

この著書は世界中でベストセラーとなり、世界中の人々が所得格差問題に関心があることが示されました。トマ・ピケティは、この著書でr>gという簡単な数式で、資本主義経済の下では所得格差が拡大していくことを示しました。


<学習コラム>貧富の格差拡大と「21世紀の資本」② 20/5/13メルマガ「公務員の道標」より

トマ・ピケティは、r>gという簡単な数式で、資本主義経済の下では所得格差が拡大していくことを示しました。

rは高所得者(資本家)の資本(資産)の収益率を示しています。 gは低所得者(労働者)の所得(賃金)の増加率(=経済成長率)を示しています。

よってr>gという数式は、資本家(高所得者)の資本(財産)の収益率の方が労働者の賃金の増加率を上回っていることを示しています。

すなわち市場経済(資本主義経済)の下では、資本家の所得(資本収益)の増加の方が労働者の所得(賃金)の増加より高く、確実に所得格差が拡大していくということを示しています。

トマ・ピケティは、この数式を膨大な歴史資料から導いたと主張しています。

このトマ・ピケティの研究は、ノーベル経済学賞受賞者を含む多くの経済学者から賞賛を受け、経済学が所得格差問題に再び注目するきっかけを与えました。


<学習コラム>貧富の格差拡大と「21世紀の資本」③ 20/5/20メルマガ「公務員の道標」より

トマ・ピケティの研究は、当初は多くの経済学者から賞賛を受けましたが、後に多くの批判を受けることになりました。

おもな批判には、①トマ・ピケティの資本の定義が誤りである、②r>gの数式が誤りである、③近年の所得格差はトマ・ピケティが指摘する資産(財産)の収益率の高さが原因ではなく、高所得者と低所得者の年収格差自体が原因である等があります。

これらの批判に対してトマ・ピケティは自身の理論は正しいと反論しています。

多くの問題点が指摘されていますが、現実に所得格差は拡大していて社会問題化している中で、この問題を正面から研究した業績は賞賛されるべきものであると考えられます。

次回からは、日本の所得格差の現状について説明します。

青野 覚 講師(経済系担当)

【過去記事】 <学習コラム14>

2020年5月 1日 (金)

「できること」をできる範囲で 

Event006l_2


2020年合格目標で、準備してきたみなさんへ。

コロナ感染防止のために大学にも行けない、公務員試験も延期、それも多くの試験種がいつ実施されるのかわからない状況です。先が見通せないので、不安な気持ちを抱えている人も多いと思います。

プロスポーツも演劇もテレビ番組の収録もみんな中止。都市封鎖にまでは至っていないとはいえ、未曾有の出来事ですから、不安な気持ちはわかります。

しかしながら、ヤキモキしても仕方ないです。どうなるかわからないものはわからないし、私たちにできないことはできません。今の自分にできることを、できる範囲でやっていくしかありません。 不安な人ほど勉強しましょう。考えても仕方のないことに頭を使う必要はありません。 理解→整理→記憶(インプット)・過去問を解く(アウトプット〜インプットできているかの確認、そしてまたインプットに戻る・この繰り返し)の、今自分はどこをやっているのかを意識しながら、勉強しましょう!学習効果がアップします。 そして、人と比べないこと。他の受験生がどうしているかなんてことは、まさに考えても仕方ないことです。できることをできる範囲でやって、昨日の自分より少しでも進歩していたら、それでOKです。 仮にコロナ騒動が無かったとしても、受験はみなさんの進路・人生がかかっているのですから、不安があるのは当たり前です。少なくとも、自分で自分の不安を広げることはやめましょう。 一緒にがんばって行きましょう!

担当:担当:内田 太 講師(法律系担当)