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2017年8月31日 (木)

【御茶ノ水校】法科大学院生も予備試験を受験(高橋クラマネ)

「予備試験は受けずに法科大学院に入って2年ないし3年間そこで勉強して司法試験を受けようと思う」という方(特に社会人の方)が結構いらっしゃいます。

法科大学院への進学を決断することは、人生の岐路でもあるのでみなさん覚悟を決めてらっしゃるのだととても感心してしまいます。

そんな皆様に「法科大学院生も予備試験を受験している」ということをお伝えしたいです。「予備試験の学習は司法試験にも通じる」「司法試験を目指してるのであれば予備試験は受けてほしい」とお伝えしていますが、現状はどうなのか・・・

現役法科大学生(御茶ノ水校クラスマネージャー)に綴ってもらいました。

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法科大学院に通いながら予備試験を受ける方は非常に多いです。その理由はいくつかあります。

当然、勉強のペースをつかんだり、司法試験の予行演習的な目的で予備試験を受験している方もいますが、最大の理由は予備試験合格が、就活において不利に働くことがないという点にあります。

大手事務所の中には、予備試験合格者を露骨に多く採用しているところなどもあり、それゆえに、法科大学院3年生(予備試験に合格してもしなくても司法試験受験資格を得られる学年)であっても多くの方が受験しているのが現実です。

 この現象は、現在の法律事務所のパートナー弁護士(経営者)の大半が、旧司法試験合格者であることに起因するものだと考えられます。予備試験は問題文やその難易度から、旧司法試験に近い部分があり、予備試験の合格が一種のステータスだったり、優秀であることの裏づけになっている面があります。

 ここで、念頭に置かなければならないのは、予備試験合格者の中には多くの法科大学院 現役生が含まれているということです。予備試験合格を目指す、学部生や社会人の方々のライバルは法科大学院 現役生ということになります。

 法科大学院制度や予備試験の制度趣旨と完全に矛盾するものではありますが、制度改革に関しては受験生としては受け入れるしかありません。

 となると、圧倒的に勉強時間が必要な法科大学院生と勉強時間の総量で勝負するには分が悪く、知識に頼らない現場思考力、条文操作力、三段論法の死守、割り切りの良さ、などで勝負することになります。ロースクール生は細かい知識を知っていますが、それゆえにどつぼに嵌るということが多々あります(論理的整合性を意識しすぎて時間切れになったり、学説知識が逆に三段論法的答案を阻害する等)。

また、細かい知識を知っているとはいえ、限界はあり、現場では、受験生が誰も知らないような非常に細かいマイナーな論点が現場思考力を試すために必ずといって良いほど出題されます。差がつくのはまさにこのような問題にどう向き合うかです。

逆に言えば、受験生が誰でも知っているような論点を素直に三段論法で処理し、現場思考問題をパニックにならずに、条文を見つけ処理することができれば、大きな差をつけることができ、早期合格が可能になります。学部在学中合格などの早期合格者はこのような能力に長けている人が多いです。

法科大学院生の中には、予備試験を受けないという選択をする人もいます。たしかに、司法試験の短答が3科目になったのに対して、予備試験では8科目であったり、論文に置いても法律実務科目、一般教養科目など、予備試験と司法試験には範囲のズレがあります。

ですが、現役の大学院生は予備試験を受けるべきです。本番の論文試験独特の緊張感やそれに対する対処法を身につける機会は非常に貴重だと考えるからです。

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参考になりましたでしょうか。個々によって環境はさまざまですので、一概にこの通りというわけではありません。今後のスケジュールや目標立てに役立てていただければ幸いです。

現在学習している人の生の声が聴きたいという方、クラスマネージャーとのカウンセリングをセッティングしますので御茶ノ水校までお気軽にお問い合わせください!

御茶ノ水校スタッフ T