伊藤塾おすすめリンク

  • お問い合わせ・受講相談
    伊藤塾各校舎へのお問い合わせ先、アクセスのご案内です。 お気軽にお電話・来校ください。
  • イベント
    ガイダンスや無料体験講義に参加して塾の特長や講座内容、担当講師、試験制度等をより深く知っていただくことができます。
  • メールマガジン
    定期的に学習に役立つ内容を発信しております。
  • 書籍案内
    皆さんの学習に、あるいは学習の合間に。本物の法律家になるために一度は読んでいただきたい書籍が揃っています。

公務員への道標

司法書士試験科 講師ブログ

« 【高田馬場校】続けるといいことがあるはず | メイン | Smileキャンペーン第2弾実施!! »

2017年11月24日 (金)

【御茶ノ水校】スタッフが好きな本 #11 『ある島の可能性』

「スタッフの好きな本」シリーズ第11弾。連続して御茶ノ水校からです。今回は、2017年度  国家総合職に内定を獲得した方からのご紹介です。

+++++

『ある島の可能性』(河出文庫)をご紹介。

51kfd9c1pl

この本は、2015年1月7日、パリでシャルリー・エブド襲撃事件が起きた日に発表され、世界的に話題になった『服従』の作者である、フランス人作家ミシェル・ウエルベックが2005年に発表した小説である。内容としては、辛口コメディアンのダニエルが生きる現代と、その遺伝子で構成されるクローンが生きる人類滅亡後の世界が交錯するSF小説である。

 しかし、ただのSF小説ではない。著者はSF世界を通じて、現代社会の価値観への違和感、風刺を展開する。そして、なんといってもその記述、描写はやや過激なところもあるが、実に素晴らしい。SFであるのにもかかわらず、あたかも実際に存在するパリの街で起こっていることかのように思われてくる。。。読めば読むほど、小説の世界に引き込まれ、SFの世界と現が交錯してくる。本ブログの投稿者は、暫く読むと、どこまでがリアルでどこからがSFなのか分からなくなり頻繁にウィキペディアで調べてその線引きをするのを楽しんでいた。(これが意外とリアルな事実に基づいて書かれている部分が多く、また興味深い。)

 著者ウエルベックは、前述した『服従』(河出文庫)の他にも、『プラットフォーム』(河出文庫)、『地図と領土』(ちくま文庫)など素晴らしい作品がたくさんある。どれも翻訳がすばらしく非常に読みやすいので是非読んでみて欲しい。

#書評

#10『新釈・皇妃エリザベートとふたりの男たち』(御茶ノ水校)