伊藤塾おすすめリンク

  • お問い合わせ・受講相談
    伊藤塾各校舎へのお問い合わせ先、アクセスのご案内です。 お気軽にお電話・来校ください。
  • イベント
    ガイダンスや無料体験講義に参加して塾の特長や講座内容、担当講師、試験制度等をより深く知っていただくことができます。
  • メールマガジン
    定期的に学習に役立つ内容を発信しております。
  • 書籍案内
    皆さんの学習に、あるいは学習の合間に。本物の法律家になるために一度は読んでいただきたい書籍が揃っています。

公務員への道標

司法書士試験科 講師ブログ

« 地方で勉強をしようと考えてらっしゃる方、あるいは、勉強してらっしゃる方へ、 | メイン | 公務員合格者[K]さん>検察事務官のめざし方 »

2017年11月11日 (土)

スタッフが好きな本 #9 『1974フットボールオデッセイ』

1974footballodyssey

Kayaributa_2先日のテレビ番組「Foot」内でも本書が紹介されてました。
フットボール史で飛ばせない一ページ、1974年のワールドカップ西ドイツ大会において「トータルフットボール」を標榜し一躍優勝候補に躍り出たヨハン・クライフ擁するオランダ代表。しかし圧倒的な下馬評でオランダ優勝と予想されながら、杯を掲げたのはフランツ・ベッケンバウアーが中心となる西ドイツ代表だった…。

「開始早々、西ドイツがボールに触れられないうちにPKで先制点献上」「“爆撃機”ミュラーが決勝点をあげる」など幾つものドラマを見せた伝説の決勝戦にいたるまでの代表メンバーたちの機微をつぶさに追う、「一部フィクション」なノンフィクション、というスタンスに立つのが本書です。
主に西ドイツ代表のフォクツ目線で語られ、ベッケンバウアーやクライフだけでなく、カイザーやネッツァーといった巨星の陰に隠れてしまいがちな名選手たちにも光を当ててそれぞれの魅力ある人間味を描き出しています。それらたくさんの糸が複雑に絡み合い、「あの」決勝に至らせるストーリーに、多少の読みにくさは感じるもののどんどん惹き込まれていきます。いったいなぜオランダ代表は決勝戦で負けてしまったのか…。

作者の西部謙司は数多くのフットボール戦術本をしたためる「理論派」ライターですが、その中にあってドラマ仕立てで書かれた本書はより特異な存在として際立っています。本当であればサッカー好きな人たちに広くオススメしたい本なのですが、出版元では在庫切れ扱いとなり古本で探さなければ入手できなくなってしまっています。もし興味を持って「読みたい」という方がいればお貸しします。

西部謙司『1974フットボールオデッセイ』双葉社2006

[祝]

#書評