真の法律家・行政官を育成する 「伊藤塾」 株式会社 法学館

2017年4月23日 (日)

これでわかる!貸金等根保証契約【講義再現版】

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みなさん,こんにちは。伊藤塾司法書士試験科講師の髙橋智宏です。

4月の終わりを迎え、直前期の1ヶ月目が過ぎようとしています。やはり直前期に入ったこともあり、「司法書士パーソナルカウンセリング制度」で学習方針のご相談をされる方も多くなっています。

>>※「司法書士パーソナルカウンセリング制度」の日程はこちら

その中でも、年明けの答練や先月実施された「プレ模試」の結果を受けて,「基準点からの上乗せ点の確保をどうしたらいいでしょうか?」といったご相談をよくいただくのですが、そういった方にオススメしたいのが,5月3日(水)配信開始の「+α分野で上乗せ点を確保する講座」です。

この講座のプレ講義として公開講座「15分でわかる!貸金等根保証契約 ~『+α 分野で上乗せ点を確保する講座』 プレ講義~」を配信しているのですが、今回はその講義内容のダイジェストを講義再現版として文章でお届けしたいと思います。

貸金等根保証契約は,過去平成27年に1度だけ出された分野ではありますが,実は,債権法改正の対象にもなっている制度であり,試験委員の注目度も高いと思われますので,今までほとんど勉強してこなかった方も,ここで貸金等根保証契約の仕組みを理解していただければと思います。

【1】 意 義

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貸金等根保証契約とは,①一定の範囲に属する不特定の債務を主たる債務とする保証契約(根保証契約)であって,②その債務の範囲に金銭の貸渡し等によって負担する債務が含まれるもので,③保証人が自然人である場合をいいます(465条の2第1項)。この場合には極度額の定めなどが強制されることになります。こちらの図でイメージをつかんでおきましょう。ここでは保証人が法人である場合に適用がないことに注意が必要です。

【2】 趣 旨 

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保証すべき期間や金額に限定のない貸金等の包括根保証契約については,保証人において,将来どの程度の額の保証責任を負うことになるのか予想することができず,過大な責任を負い,生活が破綻してしまい,ひいては自殺という悲劇を招く結果となりがちです。そこで,根保証人の過度な負担を防止するため,保証人の予測可能性を確保すると共に,根保証契約の締結時において保証の要否およびその必要な範囲について慎重な判断を求めるという観点から,貸金等根保証契約についての規定が設けられました

【3】 保証の範囲の限定

(1)極度額

極度額の定めは,必要的合意事項であるとともに(465条2項),口頭で定めただけでは効力が生じません(同条3項・446条2項,3項)。これは,極度額は保証人の保護のために特に重要であることから,保証契約の締結を慎重にさせるために保証契約を要式契約としている第446条2項の規定を,極度額にも適用させるものです。

(2)元本確定期日

元本確定期日を定めた場合においてその効力が生じるのは,①貸金等根保証契約の締結の日から5年を経過する日よりも前の日を元本確定期日とする場合であり(465条の3第1項参照),かつ,②原則として書面等によって定めた場合です(同条4項・446条2項,4項)。

ただし,契約締結の日から3年以内の日を元本確定期日とする旨の定めは,書面等によらなくても有効です。元本確定期日を定めなければ3年経過後に当然に確定するところ(465条の3第2項),これよりも手前に元本確定期日を定めることは保証人にとって有利な定めであり,書面ですることを要求して慎重にさせる必要はないからです。

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元本確定期日の定めがない場合は(元本確定期日の定めが無効である場合を含む),元本確定期日は,当該契約締結の日から3年を経過する日となる(465条の3第2項)。なお,根抵当権において元本確定期日の定めがない場合のように,3年経過後に設定者から元本確定“請求”をすることができるというものではなく,“当然(自動的)”に確定するとしている点に注意しましょう。元本確定期日についてまとめると、こちら図のようになります。

ここでの説明は以上となりますが、あくまでも上記の説明は講義のダイジェスト版です。公開講座「15分でわかる!貸金等根保証契約 ~『+α 分野で上乗せ点を確保する講座』 プレ講義~」では、より充実した内容のテキストを使って講義をしていますので、ぜひご視聴ください。


YouTube: 「15分でわかる!貸金等根保証契約」

>>※「15分でわかる!貸金等根保証契約」のテキストはこちら

なお,冒頭で紹介した「+α分野で上乗せ点を確保する講座」は,「権利能力なき社団」「抵当証券の登記」「商法総則・商行為」「訴えの利益」のような手薄になりがちで、正答率が50%程度となる分野(+α分野)を取り扱っていきます。+α分野を3つずつに小分けにしており,1セットごと(各講義時間60分)に受講できますので,ご自身の苦手とする分野のみに絞って受講することができます。もしよろしければご検討ください(教材発送はございません。全てPDF形式のテキストデータ(15ページ程度)のダウンロードとなります。)。

>>※5月3日(水)配信開始!髙橋智宏講師による「+α分野で上乗せ点を確保する講座」の講座詳細はこちら

>>※5月3日(水)配信開始!宇津木卓磨講師による「憲法60分スピードマスター講座」の講座詳細はこちら

これからも, 「がむしゃらに,ひたむきに,効率よく」 一緒に絶対合格に向けて頑張っていきましょう!

伊藤塾司法書士試験科講師 髙橋智宏

2017年4月17日 (月)

2017年本試験合格のために、何を考え何を実行すべきか

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  皆さんこんにちは。山村拓也です。

  早いもので、東京は桜の季節も終わり、ゴールデンウィーク(GW)が迫ってきました。
今年度の本試験合格を本気で目指す皆さんは、ここまで、「順調」という方もいれば「現時点ではまだまだ課題が山積み」という方もいらっしゃるでしょう。初受験から3回目受験くらいの方々は後者が圧倒的に多いことと思います。
  講義等でいつもお話をさせて頂くように、特に受験回数が少ない方は6月半ば以降大きく実力が伸び合格ラインに入っていく傾向が顕著です。したがって、この時期は模試等の成績に一喜一憂し、むやみに焦る必要はありません。不安と戦いながらも、しっかりと本試験を見据えた「自分の決めた学習」をこなせているのであれば大丈夫です

  もっとも、直前期後半戦への橋渡しとして重要な時期にあたるGWを利用して、合格戦略・メンタル管理術を再確認し、更なるモチベーションアップ・集中力アップを図ることができれば、より一層充実した直前期後半戦を迎えられます。
  特に、これからが勝負だという受験生にとっては、このGWで学習態勢を整え、後半戦のラストスパートに備えることが重要です
 また、ここまで順調に学習が進んでいる受験生にとっても、本試験で足元をすくわれないために、この時期にメンタル面を含めた総合的な合格戦略・合格戦術を確立しておくことは必要です。

  そこで、今年も「合格のために、何を考え何を実行すべきか」をお伝えするべく「2017 司法書士試験突破!必勝講義」を、東京校ライブ4/29(土・祝)14:00~・大阪梅田校ライブ5/3(水・祝)14:00~の日程で実施します。(一部講義内で、大阪梅田校は14:30~とご案内しておりましたが、14:00~になりますので開始時間にご注意下さい。訂正してお詫び致します。)

  この「必勝講義」は私が講師になった当初より10年以上毎年実施しているもので、今年も本気で頑張る受験生の皆さんに、直前期を乗り切り本試験合格を勝ち取るための技術論と精神論を余すことなくお伝えさせて頂きます。
 さらに、直近の2016年合格者にも自身が合格した昨年の直前期及び本試験を振り返って、合格を勝ち取るための有益なアドバイスをしてもらいます。

  この必勝講義が、これからラストスパートをかける皆さんにとって2017年司法書士試験合格の推進力になる場になれば幸いです。

  寒暖の差が激しく体調を崩しやすい気候が続きますが、お身体には十分気をつけて頑張って下さい。

>>※山村拓也講師による公開講座「2017年 司法書士試験突破!必勝講義~合格のために、何を考え何を実行すべきか~」の詳細はこちら

YouTube:  「記述式答案構成力養成答練」体験講義

伊藤塾司法書士試験科講師 山村拓也

2017年4月 9日 (日)

公開模試は復習すべきか?

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もうじき、司法書士試験の天王山である「直前期」が始まり、「公開模試」が行われるシーズンとなりますが「公開模試を復習するか?復習するとしてどこまで復習するのか」は多くの受験生の悩みどころであり、毎年多くのご相談をいただきます。

まず1つ目の疑問「公開模試を復習するか?」ですが、この疑問に対する答えはもちろん「復習すべき。」です。

公開模試はその年の本試験問題を想定して作成された予想問題であるため、これを復習するだけでもかなり効率的な学習となります。例えば、昨年の本試験の午後の部第2問(伊藤塾調べの正答率:60.8%)で出題された民事訴訟法の当事者適格に関する問題で問われていた平成26年の判例の知識を問う「ア」「ウ」は、昨年の全国公開模試第2回午後の部第1問「イ」「エ」において出題されており、付属の解説講義でも取り上げた知識でした。となれば、公開模試の問題を解きっぱなしにするのは非常にもったいないと言え、これを復習しない手はありません。

次に2つ目の疑問「どこまで復習するのか?」ですが、これは間違えた問題の多さや可処分時間によって異なるものなので、画一的な答えを出すことはできませんが、あえてこの疑問に対する答えを出すのであれば、「公開模試の翌日まで終わる程度。」です。

公開模試の復習が有益といっても、繰り返しのスピードが要求される直前期において、公開模試の復習に励むあまり、普段の学習がペースダウンすると逆効果であり、公開模試の問題を全て復習するのは得策ではありません。ですから、公開模試の受験直後の復習は、「公開模試の翌日まで終わること」を目標として設定し(長引いても2日後まで)、それまでにできる量を逆算して、優先順位を付けて復習することが重要です。つまり、「公開模試の翌日に終わらせるように頑張る」のでなく、「公開模試の翌日に終わらせる量に絞って復習する」ということです

択一式の復習で優先的に取り組みたい項目は以下の通りです。

【1】 間違えた問題の解説を読み、手持ちのテキストの該当箇所を確認する。

テキストに戻ることはつい省略してしまいがちですが、他の知識との関連を想起するきっかけにもなりますので、できるだけ手持ちのテキストの該当箇所を確認するようにしましょう

また、公開模試で出題されたことが分かるように手持ちのテキストの該当箇所に「★」などのマークをつけておくと、普段の学習から「公開模試で出題された(=今年の本試験の出題可能性が高い)」といった意識を持って学習することができるのでオススメです。

【2】 正解した問題であっても、判断に自信が持てなかった(「△」を付けた)肢の解説を読み、手持ちのテキストの該当箇所を確認する。

公開模試の復習では間違えた問題ばかりに目がいきがちですが、正解した問題であっても判断に自信が持てなかった肢については、公開模試での肢の組合せ上、他の肢で正解できたかもしれませんが、これを放っておくと本試験における致命傷になるおそれがあるので、この点も復習するようにしましょう

ところで、公開模試の復習に関しては、「直前期には新しい知識を取り入れるのは良くないのではないですか?」といったご質問をよくいただきます。確かに、直前期にむやみに手を広げて新しい知識を取り入れることに躍起になってしまうと、普段の学習のペースダウンを招き、基礎知識がおろそかになってしまうおそれがありますが、新しい知識を取り入れること自体が絶対的に悪であるわけではなく、対象を絞って取り入れるのであれば、問題ありません。伊藤塾の「全国公開模試」「プレ模試」には模試の問題の解説を行うと共に2017年本試験のポイントをお伝えする特別講義が付いているので(択一式の講義は私が、記述式の講義は坂本龍治講師が担当します)、当講義で取り上げられた知識については、知らなかったとしても押さえるようにしましょう。

なお、成績表が公開された後には、正答率60%以上で落としていた問題について再度見直すようにしておくとよいでしょう

最後に、伊藤塾の模試では、解答になる選択肢を二つにまで絞ったあと、どちらを解答にすべきかというところも本試験のレベルを徹底研究し、本番に近い問題にしています。そのため、受験環境のみならず、問題内容の面からも十分に本試験のシミュレーションとして活用いただけますのでぜひご受講ください。

>>※第1回5/5(金)~5/7(日)第2回6/2(金)~6/4(日)実施!伊藤塾の誇る「全国公開模試」はこちら

YouTube: 髙橋智宏講師による公開講座「押さえておきたい登記法重要先例20選」

>>※髙橋智宏講師の直前講座「択一式登記法集中演習講座」はこちら

>>※直前講座「択一式登記法集中演習講座」の取扱範囲表はこちら

伊藤塾司法書士試験科講師 髙橋智宏

2017年4月 3日 (月)

勝負をかける・・うかる記述式の役割と私との約束

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司法書士試験は、トーナメント型の「一発勝負」である。一発勝負の「醍醐味」は、弱い者が常に負けるとは限らない点にある。アベレージで成績を残せていなくとも「勢い」に乗ることができれば、「奇跡の大逆転」が現実に起こるからである。

直前期の勉強の「苦難」は、全て「やることが多すぎる」ことに起因する。多くの受験生は、自らが立てた計画を終えられず「不安」を抱えながら試験に臨んでいる。これでは「勢い」に乗るどころか、勉強を終えていないことが頭に残り、「やはりだめなのか。」と勝手に「諦め」勝負の土俵から降りてしまうことになりかねない。

また、本試験は、1分1秒ごとに勝者と敗者が入れ替わる「激闘」である。決して自分の思うとおりには展開してくれず、「想定」の甘さを「痛感」させられる「場」なのだ。後から冷静に考えれば、あんな簡単なことになぜ対応できなかったのか不思議なぐらい、「冷静」ではいられない「場」なのであり、通常の想定を超える世界なのである。

これらを踏まえ、「うかる記述式」は、この講座に「3つの役割」を与えている。

1 勉強量を大胆に減少させるための「出題予想論点」を提供する。
 出題予想論点を軸に勉強対象に大胆な絞込をかければ、当然、勉強量が減少し、今まで書式の勉強に苦戦していたとしても、「一発逆転の勝機」を見い出せることになる。また、予想論点が的中すれば、「余裕」をもって問題と向き合えるため高得点が期待できる。

2 本試験の1.5倍の質・量の演習という「高地トレーニング」で「落差効果」を狙う。
 直前期の勉強では、自分が想定するよりも厳しい環境を経験することが大事である。人間という動物の特性は、極めて高い環境順応力にある。厳しく思える演習も慣れればそれが当然と思えるようになる。「落差効果」で本試験が簡単に思えれば、それが試験場での「勢い」につながる。

3 勉強をやり切ったという感覚をもつことで、強い満足感を演出する。
不動産登記3問、商業登記3問の計6問に予想問題を絞っているのは、直前期でも全てを消化できるようにするためである。あることをやり切った、やり遂げたという実感は、その内容を問わず、強い満足感・達成感が得られる。これこそが本試験の場では問題に挑む「勇気」となるからである。

「うかる記述式」を受講される方は、「何が何でも絶対に勝ち抜く」という強い覚悟を決め、必ず、次の2つの約束を守って頂くことになる。

1 絶対に白紙の答案を作らない。
問題の検討を99%終えていても、答案が白紙であれば0点である。試験は、頭の善し悪しを問うているのではなく、「仕事のやり方」を問うているのである。決められた時間の中でどうすれば仕事を終えることができるのか、全知全能を振り絞り、あらゆる手段を試行錯誤しなければならない。これが仕事のやり方の一丁目1番地であることを決して忘れてはならない。

2 やりっ放しにしない。
なぜ、6問に絞っているか、その狙いは、やりっぱなしの防止に尽きている。やりっ放しの知識こそ、本試験で混乱する元凶だからである。何としてもこの6問だけは完全にやりきると強く決意をしなければならない。

 
YouTube:蛭町浩講師による公開講座「書式の出題論点を予想する講義」 

>>※直前期記述式対策の決定版!蛭町浩講師の「うかる!記述式」はこちら

伊藤塾司法書士試験科講師 蛭町浩

2017年3月27日 (月)

合格に必要となる最後の視点(書式編)

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最後(直前期)は、
これまでの学習を最大限活かしながら、
着実に点数を伸ばせる素材を提供したい。
その想いから出来上がったのが、
「記述の実践的な思考回路を構築する講座」のテキストです。

一通り書式の学習を終え、
何度か同じ素材を繰り返し、
直前答練や模試を受けてブラッシュアップを図る。
誰もがやっている書式の学習は、
大体そのようなものかと思います。

しかし、
一歩人よりも前に出るために…
これまでの自分を超えるために…
着実に合格点に近づくために…
最後に取り入れてほしい視点は
“正しい連想”が“瞬間的に”できるようにする!
ということです。

最近の試験傾向としては、
とにかく1問の問題を構成する情報が大量である、
ということが大きな特徴として挙げられます。
聞いている法的な中身は、ほとんど基本的なことでありながら、
非常に難しい問題を解いている感覚に陥るのは、
“情報を整理する能力”が
問題の情報量に負けかけているからです。

“時間軸”に事実関係を落とし込むだけで一苦労…
そこからさらに、
実体法の観点からの法的な分析、
考えられる登記の分析、
実際に申請すべき登記の分析、
申請すべき登記の順序の確定…
と続き、
1つ1つの申請書を解答欄に埋めて完成させる必要があります。

最も無駄の少ない思考過程を辿ったとしても、
頭に費やすエネルギーは膨大です。

もしも、
思考の途中で余計な知識が頭に浮かんできたり…
思い浮かべるべき基礎知識が思い出せなかったりしたら…
そこまで整理できていた情報すら崩れ落ちて
ミスを連発する、という悪循環に陥ってしまいます。

こうした “敵の特徴”を認識したうえで取るべき対策は?

 “正しい連想”が“瞬間的に”できるような訓練をすることなのです。

たとえば、「弁済」というキーワードが出てきたら、
「弁済者は債務者自身か?第三者か?」
を真っ先に連想する。

いつだってこうした正しい連想が出来ていれば、
本当は第三者が弁済していて、
代位弁済による抵当権の移転が問題となるのに
抹消登記の処理をしてしまう
といったミスはなくなります。

さらに、
ひとつひとつの連想スピードを極限まで高めれば、
頭の中のテーブルに余白ができて、
より多くの情報処理をテーブルの上で出来るようになります。

“情報を整理する能力”が、
問題の情報量に負けなくなるのです。

今ある知識でも1点でも多く得点する。
これまでの学習を最大限活かしながら合格点に近づく。
そのために必要な視点は、
より高度な問題演習を重ねることや、
新しい知識を吸収することではなく、
今ある知識ひとつひとつの質を向上させる、
すなわち、正しい連想が瞬時にできる能力を身に着けることなのです。

合格に必要な知識はすでに自分の中にあります。
あとは、それをどう点数に結びつけるかが
最後の命題なのです。

あとひとつ。
何かが書式の学習で足りていない…
そんな不安を持つ受験生の受講をお待ちしています。
一緒に知識の質を極限まで高めましょう!!

>>※坂本龍治講師による直前対策講座「記述の実践的な思考回路を構築する講座~“連想スキル”と“見直す力”の強化~」はこちら


YouTube: 坂本龍治講師による公開講座「インプットした知識を活かせるようにする方法」

伊藤塾司法書士試験科講師 坂本龍治

2017年3月22日 (水)

うかる!択一式

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烏兎怱怱と時間は流れ,もう4月に差し掛かりました。
入門講座を受講している方は、あと少しで全講義が終了すると思います。
あともう少しです。
思うように復習ができていなかったとしても,ここまで頑張ってこられたことを誇りに思ってください。合格がゴールであり、入門講座は通過点に過ぎないかもしれませんが,一つのカリキュラムを消化できたことに対して胸を張ってください。
中上級講座を受講している方は、今年こそはと覚悟を決め日々を過ごしていると思います。

司法書士受験界では,この4月から本試験までの3ヶ月を「直前期」と呼びます。
この直前期は入門講座を受講している方も中上級講座を受講している方も勉強法は,「絞込みと繰り返し」が重要になっていきます
直前期になると,不安になることが多く,その不安から「あれもこれもやった方がいいのかな」と手を広げがちです。しかし,人間である以上は「量と正確性」は両立しません。
すなわち,直前期の学習は,自分が学習できる量を見極め,やると決めた教材を繰り返し,本試験で使える知識まで昇華させていくことが大事であり,そのツールとして最も適しているものが「予想」です
本試験問題を予想することによって学習をする分量を大胆に減らし,知識の正確性を高めることができます。

伊藤塾ではこの「予想」に特化した直前パックをご用意しています。
直前パックは私が担当する択一式の予想講座「うかる!択一式」,蛭町浩講師が担当する「うかる!記述式」,本試験のシミュレーションを目的とした「全国公開模試」が含まれており,両講座も過去の本試験での出題サイクルを徹底的に洗い出し,出題予想をしています

「うかる!択一式」について少しお話します。
この講座のテキストは全部で400ページになります。一見するとかなりのボリュームに見えますが,全科目合わせて400ページなので,直前期に繰り返す教材に適しています
テキストは取り扱った分野の出題実績を明確にし,見やすい表を中心にすっきりとまとめているので復習時もストレスなくテキストを繰り返すことができます。

>>※「うかる!択一式」の講義テキストのサンプルはこちら

講義ではそのテキストの中から,絶対に押えておかないといけない箇所を指摘し,混同しやすい知識に的を絞ってメリハリの利いた講義をしていきます。

入門講座を受講し終え,今年が初受験の方は、この「うかる!択一式」だけをやると決めて繰り返すことによって,実力が飛躍的に伸びていきます。受験2回目以降の方は、直前期に使う教材がもう決まっていることが多いと思いますので,そちらを優先してください。
「うかる!択一式」のテキストで気になった表などを参照していただくだけでも効果があり,出題予想論点を学習することにより,今までの学習の総括にもなります。
また,本講座にはテキストに対応した「出題予想ドリル」がありますので、本講座一つでアウトプットも完結することができます

>>※「うかる!択一式」の出題予想ドリルのサンプルはこちら

株主リスト等の気になる法改正分野ももちろん網羅しておりますので,法改正に対しての不安を払拭して本試験に臨むことができます。

是非本講座を活用して合格を勝ち取ってください。
司法書士になって人生変えてやりましょうね。

>>※宇津木卓磨講師担当の直前対策講座「うかる!択一式」の講座詳細はこちら

YouTube:宇津木卓磨講師による公開講座「択一式の出題予想をする講座1」
YouTube:宇津木卓磨講師による公開講座「択一式の出題予想をする講座2」

伊藤塾司法書士試験科 宇津木卓磨

2017年3月17日 (金)

☆2018年合格目標 新・入門講座☆ 小山クラスに関する一問一答

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2018年合格目標「新・入門講座小山クラス(1年コース)」のカリキュラムは,他のクラスと違うこともあり,色々な問い合わせが届いております。そこで,一問一答の形式で,小山自身が,皆様の疑問にお答え致します。

Q1:小山クラスでは,入門講座テキストと総整理テキストの二種類を使用するが,その目的は何か?

「入門講座テキスト」は,合格に必要な情報が文章で書かれているスタンダードテキストです。一方,小山クラスでのみ使用する「総整理テキスト」は,合格に必要なエッセンス(骨格部分)が集約されているテキストです。具体的には,見開きとなっており,左ページには過去問ベースの一問一答問題集,右ページには,左ぺージの論点に関するまとめの図表が掲載されています。 

>>※小山クラス「総整理テキスト」のサンプルはこちら

入門講座テキストは,文章の形で,合格に必要な情報がすべて盛り込まれているため,どうしてもある程度の分量となります。それ故,合否を決する直前期(本試験前3か月)にブラッシュアップツールとして使用するには,多少,ページ数が多いかと思われます。一方,総整理テキストは,まとめの図表中心の右ページだけならば,11科目で約500ページと,直前期のブラッシュアップツールとして使用するには望ましい分量と言えます。そして,多くの受講生が,直前期には,この総整理テキストを使用して合格しているという実績があります。

➌➊➋を踏まえて,①入門講座テキストで合格に必要な力を身に付け,②総整理テキストで情報を一元化し,「直前期は総整理テキストだけやればよい」という状態を作り出すのが小山クラスカリキュラムの最終目的となります。

ただし,総整理テキストは,エッセンス(骨格部分)しか記載されていないので,必要な肉付けを行い,自分オリジナルの100%テキストに仕上げる必要があります。そこで,小山クラスカリキュラムの最終目的を達成するため,本論編を「ビルドアップターム」と「コンプリートターム」の2つに分けております。

Q2:ビルドアップタームではどのように学習するのか?

ビルドアップタームの目的は,合格に必要な土台作りあげることにあります。そこで,①講義では,入門講座テキストをメインテキストとして使用し,まずは,文章で法律知識を理解して頂き,②復習に際しては,入門講座テキストと総整理テキストを併用し,最終的には総整理テキストで知識整理する形になります。

具体的な学習(復習)方法は以下のとおりです。

①講義を受講する。→②入門講座テキストを読み込み,総整理テキスト右ページの図表で知識をまとめる。→③総整理テキスト左ページの一問一答問題で知識の有無を確認する。→④過去問の該当箇所を検討する。

上記の②③④の復習に際しては,皆さんが学習しやすいように,小山作成の「復習シラバス(復習の道標)」を配布し,良質な復習が効率よく実践できるよう工夫しております。また,復習の過程で,総整理テキストの右ページに必要な加工を施し,総整理テキストに情報を一元化していきます。

なお,この復習に充てる時間の目安は,講義時間と同じ「3時間」です。

Q3:コンプリートタームではどのように学習するのか?

コンプリートタームの目的は,総整理テキストを使って知識を完全なものとすることにあります。具体的な講義の受け方や復習の仕方は以下のとおりです。

講義の目的は,①皆さん自身の知識の有無を確認する,②自分では気づかなかった各制度の関係性を発見する,の2つにあります。メインの目的は①にあり,②はプラスアルファの部分になります。

復習は,講義を受けて欠けていた知識の補充を中心に,その科目の知識を確実なものとします。

コンプリートターム終了後は,その科目の必要論点が,すべて総整理テキストにまとまっている状態にあります。したがって,カリキュラムの進行中,例えば,不動産登記法にいっても,必要に応じて民法の知識のメンテナンスを行うことが可能となります。

 なお,コンプリートタームは,キャッチアップの期間として使用することも可能です。

Q4:最初から総整理テキストを使用すれば良いのではないか?

総整理テキストは,まとめの図表が中心ですので,初めて学習される方には一見しただけでは,よく分からないと思います。しかし,入門講座テキストからシフトチェンジしてくると効率よく知識整理できることが実感できるはずです(Q2参照)。また,法律学習経験者の方も,最初は文章中心のテキストを使用した方が,より理解が深まります。ですので,ビルドアップタームの講義では,入門講座テキストをメインテキストとして使用します。

Q5:ビルドアップタームの講義時間は330時間となっており,他のクラスより少ないが,大丈夫か?

➊330時間という講義時間数は,以前,坂本講師とタッグを組んで実施していた「フロンティアコース」という少しライトな入門講座を基準に算出しております(なお,フロンティアコースより2018年合格目標の小山クラスの方が9時間多いです)。当然,フロンティアコースからも一発合格を含む短期合格者は多数出ておりますので,時間数に関しては問題ありません。

➋なお,オープニングターム,ビルドアップターム,コンプリートタームを併せた総講義時間数は,他のクラスより(小山クラスの方が)3時間多くなっております。

Q6:コンプリートタームの講義時間(66時間)はどうやって算出したのか?

➊総整理テキストは,学習経験者を対象にした中上級講座用に作成されており,その講座の講義時間は36時間です。ただ,その講義時間では,初学者の方には少ないので,様々なシミュレーションをした結果,約2倍の時間である66時間となりました。

➋なお,総整理テキストを使用しての66時間という講義時間数は,学習経験のある方にも,納得頂ける時間数ではないかと思っております。

Q7:記述演習や択一演習のカリキュラムはどうなっているか?

➊記述演習や択一演習のカリキュラムは,他のクラスと全く同じです。本論編の科目の並びや方法論も伊藤塾メソッドに基づいたものとなります。

➋記述対策は,ビルドアップタームや記述式演習の解説講義を通じてお伝えします。その中で,直前期の記述式の取り組み方も伝授致します。

Q8:小山クラスのテーマの「笑破」ってなんですか?

「とにかく,どんな状況でも,楽しんで,笑い飛ばして,最後までやりきる!」という小山流のスローガンです。

ドラゴンボールの孫悟空のように,どんな状況も楽しみ,主観的に無敵となって,2018年の合格を掴み取りましょう!!

“駆け抜けろ!ゴールまで!夢を掴め!!”

司法書士受験生応援団団長
小山晃司

>>※2018年合格目標 司法書士 新・入門講座1年コース 特集ページはこちら

>>※入門講座小山クラス特集ページはこちら

>>※3/18(土)・3/20(月)・3/25(土)実施!小山クラスの入門講座ガイダンス・無料体験はこちら

 
YouTube: 【5分でわかる】 2018年合格目標 新・入門講座 小山クラスの特長

>>※小山晃司講師からのメッセージ「『最強のカリキュラムです!』と自画自賛する小山」はこちら

>>※入門講座再受講割引「本論編 不動産登記法」先行配信講義付き!(4/30まで)

2017年3月14日 (火)

推論問題を通じて問題文を読む力を鍛える

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3月も半ばに差し掛かり、直前期も目前ですが、学習の進捗はいかがでしょうか。
この時期、思い通りに学習が進まなくて悩んでいる方は多いと思います。
「こんなに学習しているのに答練の点が伸びない。」と自分の力が本当についているかどうかがわからなくなり、今のままの勉強法でいいのか不安になっていくこともあるかもしれません。
そんなときは是非「司法書士パーソナルカウンセリング制度」をご利用ください。皆様一人一人の現状にあった学習スケジュールを提供させていただきます。

>>※対面・電話で講師に相談できる!「司法書士パーソナルカウンセリング制度」のご案内はこちら

また、今自分が本試験レベルの問題を受けた時に、どれだけ点数がとれるかを知りたい方は、「プレ模試」を受験してください。プレ模試を受講することによって自分の苦手な分野や癖がわかり、自身を客観視することができます。

>>※質の高い問題で本試験当日をシミュレーション!「プレ模試」のご案内はこちら

さて、今回は択一式を解く際に注意していただきたいことをお伝えしようと思います。

択一式問題を解くには知識が必要ですが、同時に問題を解くテクニックも重要となってきます
当たり前ですが、試験問題は人間が作っていますので、問題を解くということはいうのであれば試験委員と「対話」をするということです。近年の傾向として問題文が長くなっていますが、その中でも解く際に必要となるキーワードがあります。
問題文を読む際は、ここを試験委員は聞きたいのだろう、あるいは、引っ掛けてくるだろうと、予想しながら問題を解く作業が重要です。このことは普段の学習でも一緒であり、漠然とテキストを読む、問題を解くのではなく、この知識はここが問われやすいのだと勘を働かせながら読むことが大事です。
問題を解く際に、この箇所を引っ掛けさせたいのだなと即座にわかれば、合格は目前です。

また,これも当然ですが、試験問題は毎年新しくなります。
本試験では自分の知らない知識が必ず出題され、これは何年勉強しても変わりません。
そこで多くの方はその知らない肢を避け、自分の持っている知識を使い、消去法で正解肢を絞り回答するでしょう。
しかし、その正誤がわからない場合でも、問題文をじっと見ていると答えが透けて見えてくることがあります。
まず制度趣旨を思い出すことを実践してみてください。
制度趣旨からかけ離れている記述は誤りであることが多いです
このように「考えながら解く」ということは普段意識して学習しなければ身につきません。

そこで、私の担当する「推論対策完成講座」を活用していただければと思います。
この講座は推論形式の問題に対する講座ですが、テキストを「技術編」「解析編」と分けており、「技術編」において問題文を読む訓練も同時に行うことができます。
勉強はきちんとしているのに中々点数が思うように伸びないという方や憲法の対策に不安を持っている方は是非受講をお勧めします。

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YouTube: 宇津木卓磨講師による公開講座「択一式の特殊形式問題を演習する講座」

司法書士になって人生変えてやりましょうね。

伊藤塾司法書士試験科講師 宇津木卓磨

2017年3月 3日 (金)

不動産登記法『総論』の学習戦略

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不動産登記法に関して多くの受験生が抱いている悩みが「総論」の対策ですが,不動産登記法における「総論」という言葉は次の3つの意味で使われます。一言で「総論の問題が苦手」といっても,その意味によって対策が異なります。

① 総論登記手続を問う問題 (例:登記官による本人確認,登記識別情報の失効の申出と登記識別情報の有効証明請求)
② 横断整理的に知識を問う問題 (例:印鑑証明書に関する問題)
③ 登記申請の形式が通常と異なる登記を問う問題 (例:処分制限の登記,仮登記)

今回は上記①~③の対策について詳細にお話していきたいと思います。

① 総論登記手続を問う問題【毎年2問程度出題】

総論登記手続を問う問題に苦手意識を感じてしまう原因の1点目としては,「総論登記手続を問う問題の過去問が少ないこと」が挙げられます。過去問として触れる機会があまりないので,その対策がしづらいのです。総論登記手続は,過去問をこなすだけでは対策が不十分なので,答練で出題された総論登記手続を問う問題も,過去問代わりとして繰り返し解くようにしましょう

また,総論登記手続を問う問題に苦手意識を感じてしまう原因の2点目として,「総論登記手続を集中的に学習する機会が少なく,学習が手薄になりやすいこと」が挙げられます。この対策としては,総論登記手続を集中的に学習する機会を普段の学習の中に盛り込むとよいでしょう。具体的には,「テキストの読み込みにおいて,総論部分を各論よりウエイトを高めにして取り組む」といった勉強法がオススメです。

② 横断整理的に知識を問う問題 【毎年5問程度出題】

横断整理的に知識を問う問題に苦手意識を感じてしまう原因としては,「どこから知識を引っ張り出せばいいのか分からなくなること」が挙げられます。したがって,横断整理的に知識を問う問題の対策としては,「知識の引っ張る先を明確にすること」が重要です。要するに,テキストのどこに何が書いてあるのかをしっかり把握することが大切なのです。

その具体的な学習法としては,普段の問題演習の際にテキストに逐一戻ることを徹底することがオススメです。普段,問題演習の際に正解した場合にはテキストに戻らないという方も,横断整理的に知識を問う問題においては,逐一テキストに戻るようにしましょう。これにより,テキストの記載箇所を意識しやすくなり,横断整理的にあちこちから知識を問われても,知識を想起しやすくなります。単純な方法ではありますが,効果的な対策となりますので,横断整理的に知識を問う問題を解いた場合は,逐一テキストに戻る癖をつけましょう。

③ 登記申請の形式が通常と異なる登記を問う問題【毎年3問程度出題】

処分制限の登記,仮登記,区分建物の登記などの登記申請の形式が通常と異なる登記は多くの受験生が苦手とするところですが,これは登記申請の形式が通常と異なる登記は理解するのが比較的難しく,「よく分からない」という状況に陥っているからです。したがって,登記申請の形式が通常と異なる登記の対策としては,その分野に対する理解度を引き上げることが必要です。しかし,自分でテキストを読み込んだり過去問を解いたりしても,理解度を上げることは難しいでしょう。かといって色々な文献に当たるのは時間のロスに繋がり,逆効果です。

そこで,お勧めしたいのが「ピンポイントの講義の再視聴」です。インプット講義を受講していた方は,理解できていない分野についてピンポイントでその箇所の講義を再視聴するとよいでしょう。講義を聴き直すことによって,一回聴いても分からなかったところが分かるようになり,理解が深まります。なお、質問制度を活用し、質問を通して理解を深めるのも得策です。

最後に,私の担当する直前対策講座「択一式登記法集中演習講座」は,上記のような不動産登記法『総論』の対策にも長けた講座となっていますので,もしよろしければご検討ください。

>>※3月4日(土)開講!髙橋講師担当の直前講座「択一式登記法集中演習講座」はこちら

>>※直前講座「択一式登記法集中演習講座」の各回の取扱範囲表はこちら

2017年絶対合格に向けて,
がむしゃらに,ひたむきに,効率よく」,
頑張ってきましょう!

 
YouTube: 2017年合格目標司法書士直前対策講座 択一式登記法集中演習講座 プレ講義

>>※無料公開講座「押さえておきたい登記法重要先例20選」のテキストはこちら

>>※無料公開講座「押さえておきたい登記法重要先例20選」の講義視聴

伊藤塾司法書士試験科講師 髙橋智宏

2017年2月24日 (金)

単年度版で本試験の過去問を解く効用

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皆さん、こんにちは。伊藤塾司法書士試験科講師の関信敏です。
皆さんは、各自の勉強スケジュールの中で、本試験の過去問を「単年度版」で解くことはありますか?

一般的に「単年度版」を解くやり方としては、2つのパターンがあると思います。1つは、「模試」の代わりとして本試験と同じ時間帯に時間を計って「単年度版」を解くというパターン。そして、もう1つは、相当程度勉強が進んでいる方が、毎日の勉強スケジュールの中で「最も科目間のバランスが良いやり方」として「単年度版」を解くというパターンです。後者のパターンは、本試験と全く同じ科目の配分で勉強をすることで科目間のバランスをとることができ、現在持っている知識をしっかりと維持するという意味では有効です。しかし、各分野、あるいは各科目について毎日数問ずつしか解かないことになるので、最後の最後まで力を伸ばしたい方(ほとんどの方はこちらでしょう)にはあまり向いていません。むしろ早めに仕上がってしまった人がその力をいかに維持するかという時にお勧めの方法ということになります。それに対し、前者のパターンは広くお勧めできるやり方です。特に、主だった模試が全て終了してしまった後の本試験1~2週間前に「模試」代わりに「単年度版」を解くと、本試験に向けてとても良いウォーミングアップになると思います。また、「模試」は「全く初見の問題を解く」という意味で「単年度版」より「本試験」の状況に近いものですが、「単年度版」は初見ではないかもしれないけれども、やはり「本試験の問題そのもの」ですから、断然「リアリティ」があります。この「リアリティ」ということは、是非とも強調しておきたいポイントです。

「模試」はどんなに本試験の傾向をしっかり分析して、同じような問題を作成したとしてもやはり「本試験そのもの」ではないのであり、「模試」で良い点をとっても「本試験」でも同じ結果になるという自信には繋がりにくいところがあると思います。もちろん多くの場合、「模試」で良い点をとった人は本試験でも良い点をとります。しかし、「模試」では良い点をとっているのに「本試験」ではうまくいかない方も必ずいて(その逆で「模試」の点数が良くなくても「本試験」でうまくいく方も必ずいます。だからこそ、「模試」の点数は基本的に気にしなくて良いのです)、その際どうしても「模試と本試験は問題が違うから」という思いがよぎってしまうのです。それに対し、「単年度版」は「本試験の問題そのもの」ですから、それを解ければ少なくとも「その年の本試験」に今の時点では合格することになるのであり、「来たるべき次の本試験でも合格できるのでは」というイメージに繋がりやすいです。この点の「リアリティ」は「模試」と「単年度版」では大きく異なると思います。

さて、そのような効用を有する「単年度版」を使用した講座を、東京校限定、3月14日(火)開講で、私が担当させて頂きます。講座の名称は「単年度版で解く!択一『本試験感覚』完成ゼミ」です。本試験において合格者は実際にどのような過程で問題を解いているのかを、直近4年分の「単年度版」を使用して明らかにしていきます。講座名称の通り、ゼミの中では択一のみを取り上げますが、本試験前の最直前期に改めて「模試」代わりとして使用できるよう、記述も含めた問題冊子をお配り致します。「単年度版」をやったほうが良いと思いつつ、まだ手をつけていない受験生の皆さんが、「単年度版」に触れるきっかけとして、ご活用頂ければと思います。

最後まで応援します!引き続き頑張りましょう!

>>※関信敏担当の直前ゼミ「単年度版で解く!択一『本試験感覚』完成ゼミ 」はこちら


YouTube: 司法書士直前対策 単年度版で解く!択一「本試験感覚」完成ゼミ ガイダンス

伊藤塾司法書士試験科講師 関信敏

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