真の法律家・行政官を育成する 「伊藤塾」 株式会社 法学館

2018年10月12日 (金)

通勤時間の活かし方

Doc_054219dib

みなさん、こんにちは。伊藤塾司法書士試験科講師の髙橋智宏です。

先日の合格発表を受け、伊藤塾の合格報告会では、多くの合格者から喜びの声をいただきました。

その中には、社会人で働きながら合格された方も数多くいらっしゃいましたが、実際にお話を聴かせていただいて、全員に共通して言えることは「通勤時間を上手に活用している」ということです
それだけ、社会人にとっては「通勤時間の活用」も、合格の重要なポイントであることを改めて認識させられた機会でもありました。

法務省の資料(平成29年度司法書士試験の最終結果について)によれば、2017年の本試験における合格者の平均年齢は37歳となっており、主に働いている社会人の層が厚いことが分かります。

仮に、週に5回の通勤時間が片道30分(往復1時間)であれば、1日で1時間、1週間で5時間、1か月で20時間という学習時間が確保できることになりますが、時間のない社会人にとって、この通勤時間をいかに有利に活用するかが合格の重要なポイントとなります

そこで、今回は通勤時間活かすための工夫を紹介していきたいと思います(ここでは基本的に、電車やバスでの通勤を想定とした話を進めていきます)。

【1】 通勤時間の活用法

まず、通勤時間を上手に活用するには、「通勤時間を勉強時間にカウントする」という意識が重要です。通勤時間というと、いわゆる「スキマ時間」と細かい時間と捉えがちですが、毎日決まった時間を確保できるわけですから、場当たり的な学習をするのは非常にもったいないと言えます。ですから、通勤時間を勉強時間にカウントし、普段行う勉強の一部として位置付けるようにしましょう。こうすることで、集中して通勤時間の勉強に取り組むことができます。

次に、通勤時間の勉強として具体的に何をするかということですが、「記憶喚起を目的とするインプット」をお勧めします。要するに、テキストの復習です。通勤時間では机のある状態で勉強することはできないため、アウトプット(過去問等の問題演習)では、戻りたいときにテキストに戻ることができず、学習効率がやや低下してしまうのです。

むしろ、アウトプットは、インプットを行った後に机に向き合って、テキストに戻りつつ行う方が学習効率が良いといえます。ですから、電車の中ではテキストの復習等の記憶喚起を目的とするインプットを行い、そのうえで、自宅や喫茶店等で過去問等の問題演習を通してアウトプットを行うのがお勧めです。このように、その後の勉強でアウトプットをする意識ができれば、通勤時間のインプットの効率も上がりやすいでしょう。

ただ、通勤ラッシュのように、通勤時間に座ることが難しく、立ちながらテキストを開くことも難しいという方は、あらかじめテキストの中で暗記すべき個所(例:少数株主権のまとめ表)を携帯電話の写真で撮っておき、電車の中で覚えるのがお勧めです

さらには、車や徒歩での通勤など、携帯電話を見ることが難しい状況にあるのであれば、「テキストの脳内再生」をするだけでも十分効果があります。具体的には、朝自宅を出る前あるいは前日の夜の寝る前に、テキストを軽く読んでおいて、通勤時にテキストの内容の振り返りを頭の中で行い、その中で思い出せない箇所があれば、思い出せない項目・箇所をまとめてメモしておき、帰宅した時に確認をするとよいでしょう。

【2】 先輩合格者のアドバイス

上記のほか、伊藤塾から出している合格体験記(2017年度)の中で、働きながら合格された塾生の有益なアドバイスをまとめましたので、ぜひご参考になさってください。

・仕事で勉強時間が確保できないことも考え、朝5時に起き、朝6時前には勉強をはじめるという朝型に生活を変えました。仕事に影響をうけない、朝に勉強することにより、すっきりした状態で密度の濃い勉強時間の確保をすることができました。また、記述を解くのは、頭がすっきりしている朝ではなく、仕事が終わり、疲れている夜にやることにしました。本試験は頭がつかれた状態で記述を解くことになりますのでそのことを意識したからです。あと、週に1~2回はスポーツクラブ等に通うなど運動をするようにしました。仕事もデスクワークなので、ずっと机に座っていると体が硬くなり、肩こり等がひどくなり、集中ができなくなることも多かったからです。運動をはじめてからは、体が柔らかくなり、集中して勉強ができるようになりました体験記の詳細はこちら)。

あまり細かいことに拘らないことも私にとっては大切でした。勉強時間が細切れになりがちだと、どうしても記憶の定着が悪く、何度やっても覚えられない又はあいまいな知識のままということが多くなりましたが、ここで、ひとつの知識に拘り過ぎて時間を費やすことのないように注意していました(体験記の詳細はこちら)。

いかがでしたでしょうか。もちろん、通勤方法や通勤時間は人それぞれですが、自分の環境に当てはめた時に、少しでも自分にとって、ためになる点があれば、参考にしていただければ幸いです。

>>>髙橋智宏講師による無料公開講座「押さえておきたい登記法重要先例10選」はこちら

>>>高橋智宏講師による中上級講座「択一登記法集中演習講座」はこちら

YouTube: 「新・択一登記法集中演習講座 ガイダンス」

伊藤塾司法書士試験科講師 髙橋智宏

2018年9月27日 (木)

2018年度司法書士試験筆記試験 総合合格点の考察

Doc_054219dib

>>>髙橋智宏講師による無料公開講座「押さえておきたい登記法重要先例10選」はこちら

昨日の9月26日(水)に2018年度 司法書士試験筆記試験の合格発表がありました。
今年の筆記試験合格者は620名、対出願者の合格率は3.5%という結果になりました。

合格された方、来年に合格を持ち越した方に向けて、伊藤塾講師陣よりメッセージが届いていますので、ぜひご覧ください。

>>>伊藤塾講師陣によるメッセージはこちら

今回の合格発表と同時に、法務省ホームページより、総合合格点と基準点が新たに発表されています。これは来年の試験を目指す全ての方にとっての指標となる数字として非常に重要なので、今回はこの考察を行い、それに基づいた学習の指針を示していきたいと思います。

それでは、2018年司法書士試験筆記試験の総合合格点と基準点を見ていきましょう。

総合合格点 212.5点
択一式 午前の部の基準点 78点
択一式 午後の部の基準点 72点
記述式の基準点 37.0点
合格点と基準点合計の差(上乗せ点) 25.5点 

>>>法務省「平成30年度司法書士試験筆記試験の合格点等について(資料)」はこちら

総合合格点(212.5点)から基準点合計(187点)の差、すなわち基準点合計から求められる上乗せ点は、「25.5点(択一約9問分)」であり、昨年の「26点」とほぼ同程度の上乗せ点が求められていました。また、各基準点突破者(1160名)のうち、総合合格点を突破した者(620名)の割合は53%となりました。

今年の午前の部・午後の部の基準点の突破割合の合計が過去最高であったため、絞込みをかけるために上乗せ点が上昇するとも思えましたが、昨年と同程度に留まったのは、昨年に比べて出願者の減少(18,831名⇒17,668名)する一方で、合格者はあまり変わらず(629名⇒620名),合格率が上がった(3.3%⇒3.5%)ことが影響していると考えられます。

しかし、「25.5点(択一約9問分)」でも非常に高い数字であり、下記のグラフの2014年~2017年の流れのように、再び上乗せ点が上昇する可能性もあるため、基準点到達を前提として、択一式・記述式の双方で上乗せ点を積み増すための学習戦略は今後も重要となるといえます

Photo

上乗せ点対策として、択一式を午前の部、午後の部で分けて考えると、上乗せ点を積み上げやすいのは基準点の低い午後の部であり、そこで狙い目になるのが、択一式午後の部の68%(24/35問)の得点割合を占める択一登記法(不動産登記法・商業登記法)です

このように、上乗せ点を確保する上では、択一登記法の徹底強化が効率的ですので、上乗せ点対策に課題意識を抱えている方は、私の担当する中上級講座「択一登記法集中演習講座」をぜひご活用ください。

>>>高橋智宏講師による中上級講座「択一登記法集中演習講座」はこちら

上記で掲げた学習の指針は、あくまで一つの提案であるため、絶対的な指針としてとらえる必要はありませんが、今後の学習の指針を考えるきっかけになれば幸いです。

YouTube: 「新・択一登記法集中演習講座 ガイダンス」

伊藤塾司法書士試験科講師 髙橋智宏

2018年9月21日 (金)

年内から択一演習を始めよう

Photo

9月は台風等により天候が不安定な日が続きました。いかがお過ごしでしょうか。

早いもので、本試験からもう3か月が過ぎようとしており,9月26日(水)はいよいよ筆記試験の合格発表です。結果に関わらず,新たなスタートとなることは間違いありません。このブログを読んでくださっている皆様の中には,本試験後、学習から遠ざかっていた方も多いかもしれません。そんな方に是非このブログが学習を始めるきっかけになればと思います。

択一式の演習は年明け以降でも良いと考えている方は多いと思いますが、年明けからは多くの受験生が本格的に学習を始めていきますので、差が付きにくく、追い上げることは至難の業です。

自分の弱点を把握し,補強していく作業は年内に終わらしておきましょう。自身を客観視するためにも、年内から本試験レベルの択一式の演習を積極的に行っていくことが効果的です。比較的時間の余裕がある年内に演習をしっかりと行うことによって、中だるみしやすいこの時期に学習のメリハリを付けることができます。

年内の本試験レベルの択一式の演習講座として,択一プログレス演習講座をご用意しております。本講座の概要と特長を少しご紹介させていただきます。

本講座の特長は,大きく2つあります。

① 頻出だが、受験生が苦手な分野の演習をしっかりと行う

当たり前の話ですが、合格するためには人より多く点数を取らなければなりません。そこで重要となってくることとして,他の受験生が苦手意識を持っている分野を取りこぼしなく正解していくということです。かといって難解な箇所を演習するのでは,合格から遠ざかるだけです。本講座では,頻出だが、苦手としている方が多い論点を集中的に演習していきます(民法の債権法・登録免許税・組織再編など)

② 択一式の解法スキルを訓練する

近年の本試験の傾向を見るに,明らかに記述式の分量が増えています。時間との戦いとなる午後においては,択一式をいかに早く正確に解くことができるかが勝負の分かれ目になります。そこで本講座では,それぞれの分野につきどの程度の知識が必要となるのかを明らかにしつつ,問題を解く際に問題文のどこに着目すればいいのかを指摘していきます。すなわち、漠然と問題を解くのではなく、問題文のキーワード(ターム)に着目することで、択一式の解答時間を大幅に短縮することができるのです。
この2点により,年内で基準点を突破できる力を身に付けていきます

また,本講座は,細かく難解な論点だけを学習するわけではありません。年内は基礎を固めることを最重視する必要があるため,問題も網羅性に優れており、バランスの良いものに仕上がっています。是非ご検討ください。

司法書士になって人生変えてやりましょうね。

>>>宇津木講師が担当する択一プログレス演習講座の詳細はこちらから


YouTube: 司法書士試験対策講座 「択一プログレス演習講座」ガイダンス

伊藤塾司法書士試験科講師 宇津木卓磨

2018年9月 5日 (水)

平成30年認定考査の合格発表を受けて

Photo_2

先日(9月3日)、認定考査の合格発表がありました。
結果は以下のとおり。

考査受験者数(A)874名
認定者数(B)  377名
認定率(B/A) 43.1%

思わず、「えぇっ!!」と、
大きな声を出してしまいました。
約500名の方が、残念ながら認定を受けられず…
合格率は過去最低の40%前半。

試験後に、「認定率は下がり50%台になるでしょう」
とコメントしていたのですが、
私たち伊藤塾の予想をはるかに上回る悪い結果が出てしまったのです。

① 出題実績の無い訴訟類型でありながら、
② 請求原因事実を3つの筋で書かせるというイレギュラーが重なり、
③ 得点源となるはずの倫理・業務範囲に当てられた点数が低かったこと。

主には、上記3つが原因となったのではないかと思われます。
従来、第2問・第3問で出題される倫理・業務範囲に割り当てられる点数は
およそ20点(各10点)だったのですが、
今年は13点まで下げられていました。
実は、昨年から減少の傾向はあったのですが(平成29年:16点)、
若干の増減はこれまでもあったことから、
これほどまでに点数配分が変化するとは誰も予測していなかったと思います。
反面、要件事実に相当する部分に割り当てられた点数が多く、
要件事実を上手く処理できたかどうかが勝負を分ける結果となりました。

ところが、未出の訴訟類型の中で、
これまで経験のない3つの請求原因を書かせるという応用…
前半から答案が崩壊してしまった人が続出したのでしょう。

認定された377名のうち、
227名が40点台のギリギリ合格。
実に60%の方がギリギリでの合格となっていることからも、
相当な苦戦を強いられたことが想像できます。

ここ数年、事実認定論に相当する出題が続き、
要件事実論+事実認定論の学習が重要であることを強調してきました。
その流れは、今後も視野に入れて勉強すべきでしょう。
しかし、講義内でも繰り返している通り、
優先順位が高いのは要件事実。

そして重要なことは、
“要件事実の考え方を自分のものにすること”です。

今後も未出の訴訟類型は出題されると思います。
直前に知識を詰め込んだだけでは、合格できません。
“早い段階から”“認定考査に特化した対策を開始すること”
を実践しなければならないのです。

今年、残念ながら認定を逃した方、
また、司法書士試験に合格する方には、
是非とも年内のうちから対策を講じて欲しいと切に願います。

伊藤塾専任講師 坂本龍治

>>>無料公開講座はこちら
『合格した今こそ考えよう!司法書士としてどう生きるか
~研修・認定考査・実務のはなし~』
10/21(日)11:00-12:30/東京校Live

>>>坂本龍治講師が担当する「認定考査対策講座」はこちら

2018年9月 3日 (月)

択一登記法を徹底強化する~新・択一登記法集中演習講座~

Doc_054219dib

>>>髙橋智宏講師による無料公開講座「押さえておきたい登記法重要先例10選」はこちら

みなさん,こんにちは。伊藤塾司法書士試験科講師の髙橋智宏です。

7月1日に実施された筆記試験から約2か月が経ちました。2019年の合格を目指す方は,ここからギアを更に一段上げて頑張っていきたいところです。

【1】 択一登記法の重要性

今年に限らず,近年のカウンセリングでは,択一式の登記法に課題意識を抱える方からの相談を非常に多くいただきます。

一式の登記法(不動産登記法・商業登記法)は,午後の部の択一式の68%(24/35問)の得点割合を占めているため,これを苦手科目としてしまえば,基準点の到達が極めて難しくなるとともに,午後の部の択一式で上乗せ点を確保することも困難となります

逆に言えば,択一式の登記法を得意科目にすることができれば,基準点到達はもちろん,上乗せ点の確保もしやすくなるため,本試験を有利に戦うことができます。

【2】 登記法を得点源とするには

上記の通り,択一式午後の部の要である登記法は多くの受験生が課題意識を抱える科目ですが,登記法はやみくもに知識を詰め込んでも,思うように点数は伸びません。

登記法を得点源とするためには,単に知識を詰め込むのではなく,登記法の考え方を理解し,そこから多岐に渡る知識に繋げていく必要があります。また,解答速度が要求される午後の部を有利に戦うには,問題演習を通した訓練が不可欠です。

【3】 新・択一登記法集中演習講座

私の担当する「新・択一登記法集中演習講座」では,基礎から応用まで幅広い知識を網羅した問題演習を行い,制度趣旨を重視した解説を通して登記法の考え方を理解することで,択一登記法を徹底強化します。

これまで直前対策講座として実施してきた当講座ですが,今回は年内の11月15日(木)の開講(Web配信)となっています。また,基礎的な問題の演習を行う「基礎徹底回」を踏まえた上で,差が付きやすい問題の演習を行う「総合演習回」に入るという2段階の新カリキュラムの導入によって,より効率的に登記法を攻略できる講座となっています

Photo_6

具体的には,
『基礎徹底回(2回)』で,A+ランク(確実に判断すべき基礎知識)を扱い,登記法の基礎を徹底した上で,
『総合演習回(6回)』で,A-ランク(基礎知識の中でも差がつきやすい知識)とB+ランク(発展知識の中でも重要な知識)を扱い,総合的な演習を行います。

この2段階カリキュラムにより,段階的に登記法の理解を深めるとともに,基礎から応用まで登記法を徹底強化することができます。また,新カリキュラム『基礎徹底回』の導入により,基礎から応用まで幅広い問題を網羅しているため,別途 ご自身で過去問集に取り組む必要がなくなります。

Photo_10

択一登記法に課題意識を抱えている方は,ぜひご検討いただければ幸いです。

>>>髙橋智宏講師による「新・択一登記法集中演習講座」の詳細はこちら

2019年絶対合格に向けて,
 「がむしゃらに,ひたむきに,効率よく」 
一緒に絶対合格に向けて頑張っていきましょう!

伊藤塾司法書士試験科講師 髙橋智宏

2018年8月20日 (月)

司法書士に憧れて…~今秋から司法書士の学習を開始されるすべての皆様へ~

Photo

残暑厳しき折々…元気ですか~っ!!
司法書士試験科講師の小山晃司です。
今回は今秋から司法書士の学習を開始されるすべての皆様に,
“小山の想い”を伝えさせて頂きたいと思います。

-『迷わず行けよ!行けば合格(うか)る!』-

 私が司法書士試験へのチャレンジを決断したのは20代後半の時。
動機は幾つかありましたが,安定した収入の下で『独り立ちしたい!』という動機が一番大きかったと思います。
 当時はおもちゃ会社の営業マンをしておりまして,「おもちゃ会社の営業マンが法律家になんぞなっても大丈夫なのか?」と随分悩みました。
 そんなとき,私の背中を後押ししてくれたのが,アントニオ猪木の“あの言葉”でした。

~『この道を行けば どうなるものか危ぶむなかれ。危ぶめば道はなし。踏み出せば その一足が道となる。迷わず行けよ。行けばわかる。』~

 司法書士への道も行ってみないとわかりません。受験街道がどのようなものかも,やってみないとわかりません。また,(余計なお世話ですが)“やらない後悔”は,なかなか気分の良くないものです。
 皆さんが,司法書士への道を歩む決断をされたのであれば,迷うことなく,その道を歩み続けて下さい。“行けばわかる”のだから…。そして“行けば合格(うか)る!”のだから…。

-『秋から始めるメリット』-

思い立ったら吉日!勉強を始めるならば一日も早い方が良いに決まっています。そして勉強のスパンも(一般的には)長い方が有利であると言えます。読書の秋,食欲の秋,決断の秋,そして“開始の秋”…。
 秋には秋のメリットがあります。
しかも今年の秋クラスは新カリキュラムです。いままでの「体系編」と「本論編」の間に「ステップアップ編」が入る3STEP方式です。
じっくり,そして着実に合格するカリキュラムとなっていますので,何かと忙しい方でも安心して学習に取り組めます。

YouTube: 「新しくなった入門講座秋生、”ステップアップ編”の秘密を詳しくお話します!」

-『明るく,楽しく,新しく~小山のモットー~』-

『明るく・楽しく』
→敵が強ければ強い程ワクワクするドラゴンボールの孫悟空のように,難関試験だからこそ,常にこの気持を持ち続けて頂きたい!という私の想いの現れです。講義もこのモットーの下に行われていきます。
『新しく』
→この試験はやり方を間違えなければ確実に短期で合格することができます。そのため,“常に最新の情報と方法論を提供する”という使命を果たしていきたい!という私の決意の現れです。

-『最後に』-

合格は人生の景色を変えてくれます。皆さんには,その景色を是非とも堪能して頂きたいのです。そのために私は精一杯の力で講義をしてまいります。
一緒に,合格を目指して,頑張っていきましょう!


YouTube: 「新しくなった!司法書士入門講座秋生小山クラスの特長」

>>>※「伊藤塾司法書士入門講座」特集ページはこちら

司法書士受験生応援団団長
小山晃司

2018年8月14日 (火)

記述式対策の肝

Photo

皆さんこんにちは。
今回は、記述式で得点ができない原因とその対策についてです
既にチェックされている方がほとんどだと思いますが、択一式の基準点が発表されました。
2017年度と比較してみましょう。

2018年
【午前の部】 78点(26問) ・ 2,897名 (19.5%)
【午後の部】 72点(24問) ・ 3,461名 (24.0%)
2017年
【午前の部】 75点(25問) ・ 3,069名 (19.2%)
【午後の部】 72点(24問) ・ 3,139名 (20.3%)

前回の講師ブログで関信敏講師が言及していた通り、択一式の基準点は近年低めで推移してきており、来年も同様と考えられます。実力がそのまま本試験に反映される傾向にあるので頑張りましょう
択一式の基準点が低くなっているということは、総合点での勝負が容易に想定でき、その中で記述式の重要性が更に増したと考えて差し支えないでしょう。
したがって、記述式対策にも是非早い段階から力を入れていくべきです。
かといっていきなり満点を目指す勉強をするのではなく、段階を踏んで徐々に記述式を得意にしていきましょう。
まず、記述式が得意ということは、得点にムラがなく、初見の記述式問題で常に7割以上を得点することができるということだと私は考えています
この「ムラのない状態」が一番重要であり、難しいです。
例えば、何か答練や模試を受験した際に、前回の演習では8割以上得点することができたけれど、今回は不動産登記法で枠ズレをしてしまい答案が崩壊してしまったということでは、記述式が得意であるとはいえません。
繰り返しになりますが、本試験で高得点をとるためには、どのような問題が出題されても安定して7割は得点できるように訓練をしていかなければなりません。
しかしながら、多くの受験生が記述式の得点が不安定の状態です。

では、なぜ多くの受験生が記述式の得点が安定しないのか。
それは、似たような知識が頭の中で混在してしまい、事例ごとの整理ができていないことが大きな原因です
不動産登記法を例にするのであれば、相続・遺贈・遺産分割・遺留分減殺請求などの比較整理がきちんとできているか。また、共同相続が起こった場合に共同相続登記が登記されている場合とされていない場合によってなすべき登記が全く異なってきます。
事例ごとに、知識がすっきり整理されていれば、迷うことなく本試験でなすべき登記を判断することが可能となり、記述式の回答スピードも劇的に早くなります
その結果、記述式を高得点で安定させることができるのです。

私が担当する「記述式ケーススタディ講座」では、事例ごとに知識をすっきりと比較整理し、アレンジ過去問を通じて本試験で安定して高得点できるように記述式の実力を底上げしていきます。もし興味があれば、以下の動画も併せてご覧ください。

 
YouTube: 「記述式ケーススタディ講座」ガイダンス

>>>※宇津木卓磨講師の「記述式ケーススタディ講座」の詳細はこちら

2019年度本試験は着実に近づいてきていますので、一日一日を大事にしながらしっかりと準備をしていきましょう。

>>>※宇津木卓磨講師担当の「中上級コース」はこちら

伊藤塾司法書士試験科講師  宇津木卓磨

2018年8月 6日 (月)

択一基準点発表を受けて

Photo_15

皆さん、こんにちは。伊藤塾司法書士試験科講師の関 信敏です。

2018年8月6日に本年度筆記試験の択一基準点が発表されました。午前は26問分である78点、午後は24問分である72点で、昨年と比べて午前は1問分上昇しましたが、午後は同じであり、2016年以降はほぼ同じレベルで安定しているということができます。2016年までは難化と易化を繰り返す不安定な状況であったことを考えると、試験としては望ましい方向になっていると言えるでしょう。また、基準点そのものについては、全体の点数は高いのに基準点を下回る科目があるため合格できないという事態を極力避けるために低めであることが望ましく、その意味でも良い傾向だと思います。おそらく、民法の債権法改正が適用される前の最後の試験となる2019年も同様の傾向となることが予想されますので、本年度の択一基準点に届かなかった方もこの傾向自体は前向きに捉えて「2019年は必ず乗り越えてやる!」と決意して頂ければと思います

さて、択一基準点の発表を受けてこれから本格的に勉強をスタートさせる方も、既にスタートしてある程度勉強を進められている方も、共に意識して頂きたいことが1つあります。それは、講座の夏休みが明ける8月後半から9月にかけては、これまでより1段階ギアを上げて欲しいということです。9月の末にある筆記試験の合格発表を過ぎると、今年合格する可能性が十分あったにもかかわらず、ほんの少しの差で涙をのんだ実力ある受験生も皆来年に向けてスタートを切ります。だとすると、そうした実力ある受験生との差を詰めたり、少しでも先に進めてリードを作っておく、といったことができるのはもうこの時期しか残っていないのです。また、司法書士試験の準備は1年かけて仕上げるものなので、締切が本試験だけだと途中で間延びしてしまいますから、できるだけ中間の目標を作って締切効果を増やしたいということもあります。

そこで、お勧めしたいのが、私が担当して本年度より新たに開講する「思考力完全マスター講座」です。8月23日(木)よりまず「根抵当権の実体と登記」(全3回、9時間)が開講します。これまで私が「司法書士合格への思考力完成ゼミ」の内容として実施してきたものに新たな論点を追加して講義化したものです。思考力ゼミと同様に「考え方」をしっかり身に付ける構成となっていますので、「根抵当権」に対する苦手意識を払拭できる一方、思考力ゼミでは取り上げない論点を加えているので、「根抵当権」が苦手ではない方についても、更なる得点アップが期待できます。

なお、「思考力完全マスター講座」は、更に10月25日(木)より「組織再編の実体と登記」(全3回、9時間)も開講します。「根抵当権だけ」「組織再編だけ」強化したいというニーズに応える新たなタイプの講座ですので、是非ご検討ください!

それでは、引き続き頑張っていきましょう!これからも応援していきます!

>>>関信敏講師の新規講座「思考力完全マスター講座」はこちら

YouTube: 「司法書士合格への「思考力」完成ゼミ」ガイダンス

>>>関信敏講師の無料講座動画「司法書士過去問向上委員会」はこちら

伊藤塾司法書士試験科講師 関信敏

2018年7月30日 (月)

より戦術的な対応に徹する・・平成30年書式の試験の特色とその対策~商登書式編~

Photo_18

1 勉強の再開と試験の総括

 平成30年度の本試験が終わってほぼ1か月が経とうとしている。例えどんなに燃え尽きた感じがしたとしても、何も考えられない程に疲労困憊したとしても、そろそろ本格的に勉強に復帰しなければ、来年の試験に向けて大きな悔いを残すことになる。1か月という期間は、短期記憶の保持期間の限界だからである。
 時間の経過により本試験に対して比較的冷静・客観的に評価ができるようになった今の時期に今年の試験を総括し、その対応を大雑把にデザインしておくことは有益である

2 商登書式の特色と対策

 今年の商業登記の書式の問題は、大本命の「株式移転」が出題されず、平成29年の出題論点とバッテイングしないように作成したある種の「ウラ問」と言えるような出題であった。

 最も特徴的だったのは、監査役会設置会社の定め設定に伴い改正会社法を踏まえた社外監査役の要件具備を正面から問う出題にある。これに対して実力ある受験生ほど正面からそれに対応しようとし、社外要件の判断に自信が持てないことから監査役設置会社の定め設定の登記を申請しないとする答案を作った人が多かった。

 やはり本番では、自分の判断に自信が持てない事項を書けないという、これまで多くの受験生の答案を白紙答案としてきた問題点が出てしまっているのである。

 これに対応するには、問題に含まれる全ての登記の事由が登記できると仮定して暫定的に答案を作ってしまう商登のFコンに相当する「暫定答案の判断」を今まで以上に徹底し、本試験でもそれを実践できるようにその習熟を図っていくしかないことになる
 また、今年の試験は、複数登記の関係性を意識した論点の組み合わせも特色の1つとなっている。これは暫定答案を作成する場合の主要論点であるため、その対策を含めFコンの暫定答案の判断を徹底的に学習することは十二分に意味があることになる。

3 蛭町記述コースで年内一通りの書式対策終える

 上記のとおり、商登書式についても、今年の試験の特色に対応するには、第1段階の勉強として「Fコン」の勉強を徹底することで、より戦術的に試験に対応すべきことが必要となる。その上で、今年で40回分の蓄積となった過去問を分析し、どの論点がどのように出題されているのか「出題の手口」を把握し、それを目安として第2段階のDコンの勉強を進めることで、年内に書式の勉強の目鼻を付けることが有益となる。

 この勉強戦略を実現するのが「蛭町記述コース」であり、本格的に書式の勉強を再開するに当たって是非とも検討して頂きたい

>>>※蛭町浩講師による「蛭町記述コース」はこちら


YouTube: 司法書士試験対策講座 「蛭町記述コース」ガイダンス

伊藤塾司法書士試験科講師 蛭町浩

2018年7月28日 (土)

より戦術的な対応に徹する・・平成30年書式の試験の特色とその対策~不登書式編~

Photo_18

1 勉強の再開と試験の総括

 平成30年度の本試験が終わってほぼ1か月が経とうとしている。例えどんなに燃え尽きた感じがしたとしても、何も考えられない程に疲労困憊したとしても、そろそろ本格的に勉強に復帰しなければ、来年の試験に向けて大きな悔いを残すことになる。1か月という期間は、短期記憶の保持期間の限界だからである。
 時間の経過により本試験に対して比較的冷静・客観的に評価ができるようになった今の時期に今年の試験を総括し、その対応を大雑把にデザインしておくことは有益である

2 不登書式の特色と対策

 今年の不動産登記の書式の問題は、問1が基本総合、問2が前段事務の応用(登記原因証明情報の内容たる要件事実の摘示を含む)、問3が後段事務応用(申請情報のその場作成力を含む)という具合に明確に機能分けがされている点に特色がある。これは、書式の試験が合格者の員数を決定する最終調整弁となっているため採点の結果、調整が必要となれば配点を変更してそれに対応するため、その際になるべく合理的な基準となるように各問の位置づけを明らかにしようとしていることによるものと考えられる。

 その際、問1の基本総合は、素材こそは基本論点でありながら申請の個数と順序を厳しく問う出題となっており、配点変更を想定すれば最も重視し、丁寧な解答が必要となる。しかし、択一の高得点者の多くが問1で信じられないようなミスを犯しており、残念ながら申請の個数及び順序の判断に対する受験生の対応は全然向上していない問題点が浮かび上がっている。

 一見すると問2の前段応用、問3の後段応用で問1のミスを補填できるかのように考えがちだが、配点変更により基本総合に厳しい傾斜がかけられれば、そのような考え方など水の泡と消える。

 とすれば、不登書式の対策は、問1の基本総合で完璧な答案を目指すこととなり、これまでどおり「Fコン」により申請の個数及び順序を完璧にコントロールできるようにすることを第1段階の勉強の中心に据えるべきことになる

3 蛭町記述コースで年内一通りの書式対策終える

 上記のとおり、不登書式につき今年の試験の特色に対応するには、第1段階の勉強として「Fコン」の勉強を徹底することで、より戦術的に試験に対応すべきことが必要となる。その上で、今年で40回分の蓄積となった過去問を分析し、どの論点がどのように出題されているのか「出題の手口」を把握し、それを目安として第2段階のDコンの勉強を進めることで、年内に書式の勉強の目鼻を付けることが有益となる。

 この勉強戦略を実現するのが「蛭町記述コース」であり、本格的に書式の勉強を再開するに当たって是非とも検討して頂きたい

 次回は商業登記法に関して、同様に平成30年書式の試験の特色とその対策を述べることとする。

>>>※蛭町浩講師による「蛭町記述コース」はこちら


YouTube: 司法書士試験対策講座 「蛭町記述コース」ガイダンス

伊藤塾司法書士試験科講師 蛭町浩

伊藤塾HOME
Copyright © 伊藤塾/(株)法学館 1996-2017 All Rights Reserved.