真の法律家・行政官を育成する 「伊藤塾」 株式会社 法学館

2019年2月22日 (金)

そもそも思考法~制度趣旨(そもそも)に立ち返り,未知の問題を撃破する~

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本試験においては,自分の知っている知識だけが出題されるわけではありません。

もちろん,自分の知らない知識の問題は分からなくてもしょうがないといえますが,中には現場対応で解ける問題もあります。それは「現場思考力で解く」や「推理で解く」といわれる問題ですが,今回は「現場思考力」あるいは「推理」の具体化である,「制度趣旨に立ち返って未知の問題を撃破する方法」をお伝えしたいと思います。

「制度趣旨に立ち返って未知の問題を撃破する」とは,具体的には,自分の知っている知識の制度趣旨(そもそも)に立ち返り,そこから引っ張って未知の知識の問題の答えを出すというものです。私はこれを「そもそも思考法」と呼んでいます。

「そもそも思考法」の解法プロセスは以下の3ステップです。

〔STEP1〕 関連知識・似たような知識をもってくる。
〔STEP2〕 その知識のそもそも(制度趣旨)を思い出す(知らなければ現場で考える)。
〔STEP3〕 その制度趣旨を問題に当てはめる。

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それでは実際に練習問題を通して実践例を紹介していきたいと思います以下の内容は現場思考法の実践例を紹介であり、学術的な内容の解説ではありません)

〔練習問題〕

「債務者の吸収合併による根抵当権変更の登記を申請する場合においては,合併を証する登記官その他の公務員が職務上作成した情報を提供しなければならない。」

【×】(昭46.12.27民三960号依命通知)

ここでは、上記の問題で問われている先例知識を知っていたかどうかは重要ではありません。仮に知っていた方も、以下のそもそも思考法のプロセスに沿って検討していきましょう。

〔STEP1〕 相続を原因とする所有権移転登記では登記原因証明情報として,相続を証する市区町村長その他の公務員が作成した情報を提供することを要する。

〔STEP2〕 『そもそも』これは,相続を原因とする所有権移転登記は単独申請だから,共同申請により登記の真正を担保できないことを考慮して,代替的に登記の真正を担保するため,登記原因証明情報を公文書に限定するものである。

〔STEP3〕 本問は根抵当権変更登記であり,根抵当権者と設定者の共同申請によりされるため,「代替的に登記の真正を担保するために登記原因証明情報を公文書に限定する」必要がないから,登記原因証明情報は公文書に限定されない。

もちろんこれは,現場での思考であるため,100%正答ができるわけではありませんが,午後科目の登記法等においても有効な解法です(特に時間的余裕がある午前の部では答えが出しやすいでしょう)。

なお,そもそも思考法においては「深読みしすぎないこと」も大事ですそもそも思考法で答えを出したが,深読みしてしまってその反対の答えにして間違えてしまった,ということがないように,深読みをせずにシンプルに答えを出すようにしましょう。

とにかく,迷ったら制度趣旨(そもそも)に立ち返って考える。
ぜひ参考にしてみてください。

伊藤塾司法書士試験科講師 髙橋智宏


YouTube: 新・択一登記法集中演習講座 ガイダンス

>>>髙橋智宏講師による中上級講座「新・択一登記法集中演習講座」はこちら

2019年2月 8日 (金)

問題演習の質と量

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伊藤塾の年明け答練の開講から1ヶ月が経ち、1月~3月までのいわゆる実戦力養成期の中間時期となりました。

この時期になると、年内に比べて時間が限られてくるため、「過去問はどの程度取り組もうか」「答練はどの程度こなそうか」といったように、直前期に向けて問題演習の分量に関して悩んでいる方も多くなります。それとの関係で、実際に本試験後のカウンセリングでは、問題演習の「量」を優先させるあまり、問題を解くことに腐心してしまい、演習したはずの知識が出題された問題も間違えてしまったという声もよく耳にします。

やはり心情として「本試験で出題可能性のある知識を網羅的に問題演習したい」と思ってしまうものですが、そもそも本試験で出題可能性のある知識を網羅的に問題演習するということ自体、問われる知識量が膨大な司法書士試験においては困難であり、ましてやそれを繰り返して精度を高めることは非常に困難と言わざるを得ません。

もちろん、過去問・答練の演習自体は有意義なものですが、その主な位置付けは「知識の定着の確認」以外でいえば、「応用力(問題として問われた際の対応力)の強化」にあるといえるでしょう。しかし、これらは1回のみの演習で身に付くものではなく、同じ問題に繰り返し取り組むからこそ身に付くものです。であるならば、問題演習では「量」よりも「質」を重視しなければなりません。

具体的には、過去問・答練の両方において、その分量を本試験まで(目安として)3回繰り返す程度に押さえておくことをお勧めします(これは記述式に関しても同様です)。どの受験指導校の答練を受講するのか検討中の方は、繰り返しが可能な分量の良問に絞っている伊藤塾の「択一実戦力養成答練」「記述式答案構成力養成答練」をご検討ください。また、現在他の受験指導校で答練を受講されている方であれば、正答率が高めに出ている(目安として60%以上)問題に絞って繰り返し復習されるとよいでしょう(記述式では典型分野の問題を中心にして演習をしましょう)。

>>>伊藤塾の年明け答練をまとめた人気コース「演習コース」はこちら

さらに大事なのは、問題演習の際にはできるだけお手持ちのインプットテキストに戻ることです(さらに、問題演習の出題のあった知識の該当箇所にマーカーを引いておくとよいでしょう)。インプットテキストに戻ることで、抽象的な表現であるテキストと具体的な表現である問題を見比べることができ、これにより知識の応用力を向上させることができるとともに、次回からテキストで知識をインプットする際にメリハリを付ける材料にすることもできます。

問題演習を中心としてこなしていく学習法が定着している方は、無理に勉強法を変える必要はありませんが、点数が伸び悩んでいるのであれば、そこに原因がある可能性がありますので、参考の一つにしていただければ幸いです。

伊藤塾司法書士試験科講師 髙橋智宏

YouTube: 「司法書士 年明け学習のコツ」

>>>髙橋智宏講師による中上級講座「新・択一登記法集中演習講座」はこちら

2019年2月 6日 (水)

時間が足りない受験生の悩み・・予想論点による絞り込みで解決

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 「あれもやりたい」「これもやりたい」が、受験勉強の悩みの本質であり、受験生の悩みは「時間が足りない」ことに尽きる。
まして、直前期(4月から試験日までの期間)となれば、「あれもやらねば」「これもやらねば」とその悩みは、より深刻度を深める。

 この受験生の悩みの解決法は、極めてシンプルなものとなる。その解決策は、「勉強対象を絞り込む」ことに尽きる。時間が足りないが故の悩みであるため、持ち時間で終えられるよう勉強量を絞り込めれば、悩みは自ずと解消するからである。

 問題は、「何を基準に問題を絞り込むか」であるが、その基準として最も効率的なのは「予想論点」である。受験勉強の目的は合格であるため、極論すれば本試験のたった1回の問題が解けさえすればそれで足りる。予想論点を軸に知識を大胆に絞り込めば、無駄がないだけでなく残された時間の中でも十分な対応が可能となり、これまで苦戦してきた受験生にも一発逆転のチャンスを生まれる。

蛭町浩講師による直前講座「うかる!記述式~合格への直前予想編~」はこちら

 一般に出題予想と言えば「やまかけ」や「一か八か」という良くないイメージとなる。しかし、私が考える出題予想とは、昭和54年第1回から平成30年の第40回までの全過去問を対象として、どの論点がどのように出題されているのか(これを「出題の手口」という。)を分析・把握し、社会・経済の変化、実務の動向の変化によって「出題の手口」をどう修正・変容するのかを合理的に考えることであり、その内容は分析的かつ論理的なものである。どのように出題予想を行うのかは、無料公開講座として実施する「平成31年度(2019年度)の出題論点を予想する講義」で説明するので興味のある方は是非覗いて頂きたい

蛭町浩講師・宇津木卓磨講師による無料公開講座「平成31年度(2019年度)の出題論点を予想する講義」はこちら

 本試験は、生身の人間がそれに挑むため、体調や問題との相性を含めトーナメント型の「一発勝負の世界」である。そんな戦いで「誰が強いのか」と言えば、昔から「腹を決めた奴」と相場が決まっている。
 もう一度、今年絶対に合格することを「心に誓う」と共に、そろそろ「本試験の場で何が必要なのか、そのために何をなすべきか」の「腹」を決めるべきである。


YouTube: 司法書士 「うかる!記述式」 ガイダンス

伊藤塾司法書士試験科講師 蛭町浩

2019年1月28日 (月)

うかる!択一式のご案内

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烏兎怱怱と時間は流れ、もう2月になろうとしています。
私の担当する「択一実戦力養成答練」も早いもので民法が終わりました。自分が思うように点数が伸びない方も多いと思います。
しかし、思うような学習ができていなかったとしても、ここまで頑張ってこられたことを誇りに思ってください。実力は後から必ず付いていきます。

さて、今回は直前期の学習法と私が担当する、「うかる!択一式」について少しお話をさせていただきます。
司法書士受験界では、4月から本試験までの3か月を「直前期」と呼ぶことが多いです。
前回も申し上げた通り、この直前期は現在入門講座を受講している方も、中上級講座を受講している方も勉強法は、「絞込みと繰り返し」が重要になっていきます。
直前期になると、試験が目前となりことから不安になることが多く、その不安から「あれもこれもやった方がいいのかな」と手を広げがちです。しかし、人間である以上は「量と正確性」は両立しません。直前期の学習は、自分が学習できる量を見極め、やると決めた教材を繰り返し、本試験で使える知識まで昇華させていくことが大事となります。
そのツールとして最も適しているものが「出題予想」です。
本試験問題を予想することによって学習をする分量を大胆に減らし、繰り返すことで知識の正確性を高めることができます。

伊藤塾ではこの「予想」に特化した直前パックをご用意しています。
直前パックは私が担当する択一式の予想講座「うかる!択一式」、蛭町浩講師が担当する「うかる!記述式」、本試験のシミュレーションを目的とした「全国公開模試」が含まれており、過去の本試験での出題サイクルを徹底的に洗い出し、出題予想をしています。

「うかる!択一式」について少し詳しくお話します。
この講座のテキストは全部で450ページ程度になります。一見するとかなりのボリュームに見えますが、全科目合わせてのページ数なので、直前期に繰り返す教材に適しています。
講義テキストは取り扱った分野の出題実績を明確にし、見やすい表を中心にすっきりとまとめているので復習時もストレスなくテキストを繰り返すことができます。
講義ではそのテキストの中から、絶対に押えておかないといけない箇所を指摘し、混同しやすい知識に的を絞ってメリハリの利いた講義をしていきます。

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入門講座を受講し終え、今年が初受験の方は、この「うかる!択一式」だけをやると決めて繰り返すことによって、実力が飛躍的に伸びていきます。

出題予想論点を学習することにより、今までの学習の総括にもなります。
予想論点を意識して学習することによって、普段の学習に驚くほどのメリハリが生まれます。
従って、初学者の方だけではなく、中上級レベルの受験生にも絶大な効果があります。
本講座にはテキストに対応した「出題予想ドリル」がありますので、本講座一つでアウトプットも完結することができます。
直近の法改正分野ももちろん網羅しておりますので、法改正に対しての不安を払拭して本試験に臨むことができます。

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是非本講座を活用して合格を勝ち取ってください。
インフルエンザが大流行しています。体調管理を徹底しながら、この冬を乗り越えましょう。
司法書士になって人生変えてやりましょうね。

>>>1/31(木)まで30%OFF!「直前パック」はこちら

>>>宇津木卓磨講師の担当する直前講座「うかる!択一式」はこちら

伊藤塾司法書士試験科講師 宇津木卓磨

2019年1月25日 (金)

司法書士試験が苦行に思えたら~「がさつ力」を身に付ける~

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伊藤塾では年明け答練が開講し、本試験まであと半年を切りました。本試験に向けて不安を感じている方も多いでしょうが、今回はそういったみなさんの不安を少しでも楽にできればと思います。

「合格者は正確な知識を持って確実に判断している」という話はよくされるわけですが、これが誤解されているように感じることが多々あります。すなわち、「合格者は(細かい箇所まで完璧に網羅した)確実な知識を持って確実に判断している」と思われてしまうこともあるようですが、実はそんなことはありません

実際に、筆記試験の合格発表後に行われる口述模試の試験官を担当していると、受験生(筆記合格者)の中でもスラスラ答えられるという方は稀です(もちろん、本試験後から期間が空いているという原因もありますが)。キーワードを挙げたりはできますが、細かい箇所までは「口で言える」レベルになっていないといえるでしょう。これを踏まえて上記の言葉を見直すと、「合格者は正誤が判断できるレベルの正確な知識を持って確実に判断している」といえます。

司法書士試験では、学習を継続することが大事、言い換えれば学習を継続できるモチベーションが大事です。細かい箇所も、とにかく覚える・詰め込む・叩き込む。そういった学習ではモチベーションを維持することが難しくなります。そうなると司法書士試験の学習が苦行のように思えてしまい、モチベーションが低下し、普段の学習効率も下がってしまいます。

ここで何が言いたいのかというと、もっとラフ(雑)になっていいんじゃないかということです。言い方を換えれば、がさつに学習を進めていく力、すなわち「がさつ力」も短期合格に必要な要素であると私は考えています(「がさつ力」とは、「やらないことを決める力」とも言えるでしょう)。

それでは以下、具体的な「がさつ力」を身に付けるためのコツをお話していきます。

〔1〕テキストに記載のないことは気にしない

法律の学習をしていると、テキストに書かれていないことでも、「こういった場合はどうだろう?」という疑問が生まれてきますが、テキスト作成者側からの視点に立てば、「試験対策上ここまで押さえればよい」という観点から、あえてテキストに書いていないわけなので、そこをあえて掘り下げるのは得策とは言えないでしょう。

〔2〕細かい点にこだわらない

テキストに書かれている知識といっても、その中の一言一句がすべて問われるわけではありません。例えば、判例でよく見かける表現の「特段の事情がない限り」という文言を見たら、「特段の事情ってどんなケースかな?」と疑問に思いがちですが、その具体的な事情を問う問題の出題はほぼないわけなので、それを調べたり考えたりするのは、コストパフォーマンスが良いとはいえないでしょう。

ただ、誰も細かい点にこだわろうと思ってこだわっているわけではありません。「重要事項」と「どうでもいい事項」の区別が付かないのがその原因といえます。そこで、この区別を身に付ける基準がまさに講義であり、過去問です。講義を受けたり過去問を解く際には、「どこが重要なのか」だけでなく、「どこがどうでもいいのか」を感じ取ることを意識するとよいでしょう。

〔3〕核から攻めるイメージを持つ

テキストに書かれていることを一気に全部覚えようとすると、狙いが絞れていない分、記憶効率が悪くなりますし、気持ち的にも負担が大きくなりやすいです。そのため、まずは核(※)となる知識に絞って覚えて、そこから徐々に知識を広げていくイメージが重要となります。

※最初に絞り込む核となる知識としては、講義で強調されていた知識、過去問や答練で出題のあった知識に絞り込むとよいでしょう。

「がさつ力」を身に付けるためのコツは以上です。もちろん、何でもかんでもいい加減に覚ればいい、というわけではありませんが、みなさんの学習がこの記事を通して、少しでも楽になれば幸いです。

YouTube: 「新・択一登記法集中演習講座 ガイダンス」

>>>髙橋智宏講師による中上級講座「新・択一登記法集中演習講座」はこちら

伊藤塾司法書士試験科講師 髙橋智宏

2019年1月21日 (月)

“2月~本試験 までの記述式の学習法”を考える。

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1月もあっという間に半月が過ぎ、
本試験まで残り約150日となりました!
2019年、気合いを入れ直してスタートしたことと思いますが、ペースは掴めていますか?

不安に思っている人も居ると思います。
「特に記述式が…」
そんな方は、是非、1月23日(水)に実施します無料公開講座
「記述で要求される7要素と直前期の学習法」にご参加ください!

>>>坂本龍治講師による無料公開講座「記述で要求される7要素と直前期の学習法」はこちら

記述式では、戦略的な学習が必要不可欠です。
がむしゃらに勉強すれば、ある程度のレベルまで行き着く、というものではありません。
記述式を解くのに必要な要素を把握し、体系的にアプローチしていく必要があります。
本試験までの残り日数が、たった150日しかないのであれば、なお更です。

記述式で要求される要素とは?…

それを改めて確認し、残りの学習で得られる効果を最大限まで引き上げよう!!
というのが本講座での目的です。
そして同時に、私が2月、3月に実施する
「記述式 直前対策完成講座」とはどのようなものか、お話させて頂きます。

直前対策完成講座は、
① 知識完成編 (不動産登記2回(6時間)、商業登記2回(6時間))
② スキル完成編(不動産登記2回(6時間)、商業登記2回(6時間))
の2つから構成されており、
知識を習得するための学習、
スキルを習得するための学習を意識的に分けて受講することができます。
これにより、目的意識を持った学習が可能となり
効果的な学習が実現できます。

>>>坂本龍治講師による直前講座「記述式 直前対策完成講座」はこちら

無料公開講座では、
直前対策完成講座で扱うテキストに触れ、
講義を体験して頂きます!
記述式学習に不安がある方のご参加、
心よりお待ちしております!

 
YouTube: 司法書士 「記述式直前対策完成講座」 ガイダンス

伊藤塾司法書士試験科講師 坂本龍治

2019年1月12日 (土)

実戦力養成期と直前期の学習法

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先日演習コースが開講しました。
今年もライブクラスで100人を超え,教室は非常に緊張感のある雰囲気でした。

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年明けからは,今まで学習を一休みしていた方も,本腰を入れて学習に取り掛かっていくので,負けないように一層気合いを入れて臨んでいきましょう!

年明けから3月までの実戦力養成期は,今ある基礎的な知識を完璧に記憶しつつ,本試験の現場で実際に使う戦術を確立する必要があります。そのためには,形式や難易度ともに本試験レベルの問題を演習していくことが有益なので,そのペースメーカーとして是非演習コースを活用してください。

<<<年明け学習のペースメーカー「演習コース」はこちら

この時期は演習が本格的に始まるため,どうしてもインプットが疎かになりがちになります。何事もバランスが大事です。演習(アウトプット)をしながら,お手持ちのテキストに戻る作業を意識してみてください。

実力養成期が過ぎると,4月から直前期に入っていきます。
直前期は入門講座を受講している方も中上級講座を受講している方も,「絞込みと繰り返し」を意識することが重要となっていきます。
直前期になると,不安になることが多く,その不安から「あれもこれもやった方がいいのかな」と手を広げがちです。しかし,人間である以上は「量と質」は両立しません。
すなわち,直前期の学習は,自分が学習できる量を見極め,やると決めた教材を繰り返し,本試験で使える知識まで昇華させていくことが大事であり,そのツールとして最も適しているものが「出題予想」となるので,「直前パック」を有効活用していただけると良いでしょう。
本試験問題を予想することによって学習をする分量を大胆に減らし,知識の正確性を高めることができます。

<<<直前期対策の決定版!「直前パック」はこちら(1/31(木)まで30%OFF!!)

このように実戦力養成期と直前期では学習方法が異なっていきますので,直前期に入る前のこの時期に,本試験に対応できる力を養成していきましょう!また,4月までの学習スケジュールを大まかで構わないので,逆算して考えておきましょう。

厳しい寒さが続いており,東京でも初雪が見られました。
2019年が始まってからもう2週間が経とうとしており,時間の流れが本当に早く感じます。
体調を崩しやすいので,疲れたら無理せず休みましょう。

 
YouTube: 2019年出題予想の決定版「直前パック」ガイダンス

伊藤塾司法書士試験科講師 宇津木卓磨

2019年1月11日 (金)

記述式スピードアップのために

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本試験の午後の部においては、時間の制約が厳しく、どれだけ正確な知識が頭に入っていたとしても、3時間以内に問題を解き終えなければ合格することはできません。もちろん、午後の部のタイムマネジメント策として、択一式のスピードアップを図るのも一つの手ではありますが、これには限界があります。択一式の解答にはどうしても50分~60分かかってしまうものです。これに加えて記述式を解く時間、さらには見直しの時間も取りたいところです。となると、やはり記述式を不動産登記法1時間、商業登記法1時間の目安で解く必要があります。

しかし、記述式の各問題を1時間以内に解き終えることができない、という相談をよくいただきますので、ここに苦心している受験生はかなり多いでしょう。そこで今回は、記述式の解答速度を上げるコツをお伝えします。

※平成30年の本試験は、時間制約の厳しい問題ではありませんでしたが、引き続き時間制約の厳しい問題への対策は必要となることに注意しましょう。

単に記述式を解くのが遅いといっても、その原因は様々です。原因を探ることなく解答速度を上げようとしてもなかなかスピードアップは望めません。記述式のスピードアップというと、筆記速度の方に目が行ってしまいがちですが、筆記速度を上げるにしても限界があるし、焦って字が雑になってしまい、減点される可能性があるので、そちらでの対策はあまりお勧めできません。

そして、原因を探るためには、記述式の問題演習で時間を計るときに次の3つの段階で「ラップタイム」(※)をとることが有効です

※ラップタイム…競走や水泳などで中間の一定の距離ごとに競技者の所要時間を計ること。

① 問題文を読む段階
② 答案構成をする段階
③ 答案構成を答案用紙に反映する段階

例えば、「①に20分、②に25分、③に30分、トータル1時間15分かかった。」といった形です。このようにラップタイムをとることにより、どの段階で時間が余計にかかってしまっているのかを分析することができます。この分析を元に原因を探っていくのです。

※①②は併行して取り組む方が多いと思われますが(その場合、ラップタイムはまとめてとることになります)、その中でもどれくらいの割合で時間を消費しているのかを意識するとよいでしょう。

ここで、①~③で時間がかかりすぎている場合の原因で主なもの及びその解決法を挙げます。

〔「① 問題文を読む段階」に時間がかかっている場合〕

〈原 因〉問題文を読む手順が確立しておらず、全部をまんべんなく読んでしまっている。
〈対 策〉問題演習を行う中で、自分に合った、問題文を読む手順を確立させる。

〔「② 答案構成をする段階」に時間がかかっている場合〕

〈原 因〉実体、あるいは手続(どのような登記を申請するか)を判断するのに時間がかかっている。
〈対 策〉⑴ 問題演習を通して基本的なパターンをマスターする。 ⑵ 登記の申請順序・瑕疵判断に関連する知識を重点的に押さえる。

〔「③ 答案構成を答案用紙に反映する段階」に時間がかかっている場合〕

〈原 因〉②の答案構成の作業が不十分であるため、②と③の作業が行き来してしまっている。
〈対 策〉②の作業を見直し、③では答案用紙に反映させるだけの作業に集中させる。

〈原 因〉申請情報の書き方、添付情報の判断に時間がかかってしまっている。
〈対 策〉雛形の練習を重視し、瞬時に雛形を思い出せるようにする。

解答に時間を要する原因は人それぞれですが、一つの例として参考にしていただければ幸いです。

YouTube: 「新・択一登記法集中演習講座 ガイダンス」

>>>髙橋智宏講師による中上級講座「新・択一登記法集中演習講座」はこちら

伊藤塾司法書士試験科講師 髙橋智宏

2019年1月 1日 (火)

2019年 伊藤塾司法書士試験科講師からの新年の挨拶

新年、明けましておめでとうございます。

2019年という年が受験生の皆様にとって、法律家への夢を実現する年となりますよう心よりお祈り申し上げます。

伊藤塾司法書士試験科 講師・スタッフ一同、皆様を全力でサポートしてまいります。新たな年を迎えるにあたって、伊藤塾司法書士試験科講師陣からメッセージが届いております。

蛭町 浩 講師

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「折り返し地点・・発想転換のチャンス」

年末年始を迎え、受験勉強が折り返し地点を迎えることになる。常々言っているとおり年明け後の勉強は、本試験当日から遡って何をやるのかを考える「実戦的な勉強」となる。

本試験当日に真に受験生の味方になるのは、量は少なくとも「正確な知識」のみである。生身の人間が行う受験勉強では、量と質は両立しない。したがって、年明け後(後半戦)の勉強は、出題予想論点を軸に大胆に勉強対象を絞って知識の正確性を確保する勉強を目指すことになる。

受験勉強の悩みは、やらなければならないと考える勉強量が、自分がやれる勉強量を超えることに起因する。この悩みから脱却するには、出題予想論点を軸に勉強対象を大胆に絞り込むしかない。勿論、勉強対象を絞り込めば、絞り込んだ勉強対象から出題されなかったらという不安に苛まれることになる。

受験勉強が「勝負ごと」というのは、受験生は上記のいずれかを選択しなければならないからである。いずれも選択しないという選択肢は残念ながら無い。新年を迎え、最初に皆さんがすべきことは何らかの勉強ではなく、上記のどの途を選択するのかの覚悟を決めることである。

勉強対象を絞れば絞るほどに、勉強は楽になる。前半戦の勉強で苦戦した受験生でも予想論点を軸に大胆な絞り込みができれば、勉強量が減る分、一発逆転のチャンスが生まれることになる。
発想を変えることで、絶対的に不利な形勢の戦いが、ウソのように楽な戦いに思えることになる。まさに「モノは考えよう」なのである。

年末年始とは、大胆に考え方を変えるチャンスであり、是非、このチャンスに大胆な発想の転換を図って頂きたい。

伊藤塾司法書士試験科講師 蛭町浩

 

山村 拓也 講師

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新年明けましておめでとうございます。
いよいよ勝負の年、2019年の始まりです。
また、それとともに、みなさんの司法書士人生の第一歩となる大いなる飛躍の年の幕開けでもあります。
まずは、年始にあたって心新たに、なぜ司法書士試験に合格したいのか?司法書士になって何をしたいのか?をあらためて自分に問いかけてみてください。
そして、自分の答えを再確認できたら、「合格への決意」や「合格後の目標」を必ず書き留めておきましょう。そして、それを毎日見て新年の「決意」を決して揺るがないものにしてください。
あとは、その決意のもと、7月の本試験まで、自分にできる最大限の「努力(学習)」を日々淡々と積み上げていくのみです。その先に必ず合格はあります。
是非、自分を信じて最後まで諦めずに走り抜いて下さい。
今年も、本気の受験生の皆さんを全力でバックアップします。
本年もどうぞよろしくお願い致します。

伊藤塾司法書士試験科講師 山村拓也

 

高城 真之介 講師

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新年明けましておめでとうございます。本年も宜しくお願いします。

さあ、いよいよ皆さんにとって大いなる飛躍を遂げる年が明けました。
その飛躍を遂げるためにも残り半年、熱い心を持ち続け絶対に絶対に合格を勝ち取ってください。

2019年もやってやろうぜ!

伊藤塾司法書士試験科講師 高城真之介

 

小山 晃司 講師

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2019年の勝利へ向けて…“乾坤一擲”!

『迷わず行けよ!行けば合格(うか)る!!』

2019年1月1日
司法書士受験生応援団団長 小山晃司

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福満 賢一 講師

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新年明けましておめでとうございます。

皆様は、決意も新たに希望の年を迎えられたことでしょう。

皆様が、本年、見事司法書士試験に合格され、この上ない幸せな年になりますよう
お祈り申し上げます。

これから試験日まで、大変な時期もあるでしょうが、初心を忘れず、最後まで諦めないで、前だけを見つめ、一歩ずつ着実に前進することを心がけてください。

今日の自分の頑張りが明日の自分を作ります。

共に頑張りましょう。応援しています。

伊藤塾司法書士試験科講師 福満賢一

 

北谷 馨 講師

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あけましておめでとうございます。

司法書士試験の受験生にとっては、年末年始は「中間地点」になります。
往路を終えて、復路に突入していきます。

不安もあるかと思いますが、不安を払拭する唯一の方法は、前に進み続けることです。

明日に襷を繋ぐのは今日しかありません。
一日一日を大切に、勉強に取り組んでください。

2019年が皆様にとって飛躍の年になれるよう、私達も応援しています。

伊藤塾司法書士試験科講師 北谷馨

 

関 信敏 講師

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受験生の皆さん、新年明けましておめでとうございます。

2019年は皆さんが合格する年となる訳ですから、しっかりと気を引き締めて日々を過ごしましょう。昨年中の勉強があまりうまくいかなかったという人も、年が変われば運気も変わりますから、全く新たな気持ちでスタートを切って頂ければと思います。年明けというのは、司法書士試験の学習という観点では、まだまだ折り返し地点に過ぎません。従って、これからでも十分、本試験に間に合わせることができます。「むしろ勝負はこれからだ!」と思うべきです。引き続き最後まで応援します!一緒に頑張っていきましょう!

伊藤塾司法書士試験科講師 関信敏

 

坂本 龍治 講師

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新年を迎えました。
覚悟は出来ていますか?
今年、合格する覚悟です。
ここまでの勉強が上手くいったかどうかは関係ありません。
理想どおりの勉強が出来た人であっても、
“ここからが勝負”の気持ちを忘れて油断してはいけません。
理想どおりの勉強が出来なかった人であっても、
ここからの一日一日を大切に過ごせば、
十分合格できるだけの時間があります。
思い通りに進まないこともあるでしょう。
それでも、
“何が起きても自分が置かれた環境の中でベストを尽くす”
を実践するだけです。
最後まで決して諦めることなく、全力を尽くしましょう!

伊藤塾司法書士試験科講師 坂本龍治

 

宇津木 卓磨 講師

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新年明けましておめでとうございます。

年内、仮に思うように学習が進んでいなくても、「反省」をする必要はありません。
今からすべきことは、合格する確率を100%に近づけていくことです。
「今のある知識を本試験で使える知識に昇華させる」「できない箇所をできるようにする」
この2つを意識して学習していきましょう。
今は「合格」が遠く感じるかもしれませんが、努力を継続している皆さんには、確実に近づいてきています。合格は自分で思うよりも近くにあります。

人それぞれ学習環境は異なります。置かれた環境内での最大限の努力を尽くし、不撓不屈の精神で本年も駆け抜けていきましょう。

皆さんの一年が、飛躍の年になることを心より願っております。
今年も宜しくお願い致します。

伊藤塾司法書士試験科講師 宇津木卓磨

 

髙橋 智宏 講師

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新年、明けましておめでとうございます。

新年を迎え、本試験に向けて決意が固まっていることと思いますが、確実な合格を手にするためには、「芯」を強く持つ必要があります。勉強法は人それぞれといえど、合格者に共通していえるのは、ブレない芯を持っていることです。

まずはもちろん、合格に対する決意という決意の芯を強く持たなければなりません。また、基本問題を決して落とさない確固たる基礎、すなわち基礎の芯を持たなければなりません。そして何よりも重要なのが、自分を信じるという信頼の芯です。

2019年度本試験に向けて、確かな「芯」を持って、決してブレることなく進みましょう。
私も精一杯あなたのサポートをさせていただきます。

今年があなたにとって飛躍の年になることを強く祈念しています。

伊藤塾司法書士試験科講師 髙橋智宏

2018年12月29日 (土)

年末を迎えるにあたって

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みなさん、こんにちは。
伊藤塾・司法書士試験科講師の宇津木卓磨です。

日を重ねるごとに寒さも厳しくなり、本格的な冬がやってきました。体調を崩しやすいので体調管理を徹底しましょう。
いよいよ一年が終わるわけですが、新たな気持ちで新年を迎えるために、「これからやるべきこと」を整理しておかなければなりません。

しかし、当然学習環境や実力は違うため、人それぞれやるべきことは違ってきます。
まずは、ご自身を客観視することが重要です。
髙橋智宏講師が冬の学習方法と題して、パターン別に学習指針を示していますので是非ご参照ください。

>>>特集ページ「司法書士受験生のための冬の学習方法」はこちら

私からも年明け以降の学習で意識していただきたいことを少しだけお話させていただきます。
一番お伝えしたいことは、インプット(テキストをしっかり学習すること)を重視するということです。インプットなきアウトプット(演習)では実力は伸びていきません。年明け以降はどうしてもアウトプットに偏りがちになり、インプットが疎かになりがちなので注意しましょう。
もし、インプットに不安があるのであれば、焦らずにインプットをしっかりとすることからはじめましょう。その上で年明け以降に始まる演習コースをペースメーカーとして活用することがお勧めです。

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>>>特集ページ「2018年司法書士試験 合格者座談会 中上級コースの上手な活用法」はこちら

そうはいっても、今自分が何をやるべきなのか、あるいは、自分の学習スタイルが今のままで良いのかなど、それぞれ特有の悩みがあると思います。悩みを抱えたままだと気持ちよく勉強をすることはできません。悩みの解消手段として伊藤塾のカウンセリング制度を活用していただければと思います。講師カウンセリングでは、現状をしっかりと把握した上で、今後の学習の指針となるべきことをお伝えしていきます。「やるべきこと」「やらないこと」を明確にし、2019年の合格に向かって共に邁進していきましょう。

>>>講師によるカウンセリングを実施!「パーソナルカウンセリング制度」はこちら

今思うように実力が伸びていなくても、ここまで皆さんが重ねた努力は決して無駄になりません。
反省をするのではなく、前向きに捉えていきましょう。
それでは、よいお年をお迎えください。

司法書士になって人生変えてやりましょうね。

伊藤塾司法書士試験科講師 宇津木卓磨

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