真の法律家・行政官を育成する 「伊藤塾」 株式会社 法学館

2018年12月14日 (金)

直近の法改正と本試験出題のタイムラグを検証する

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みなさん、こんにちは。伊藤塾司法書士試験科講師の髙橋智宏です。

前回は、「直近の最新判例・先例の発出と本試験出題のタイムラグを検証する」と題して、実際に最新の判例・判例が発出されてから本試験で出題されるまで、どのくらいの時間的なズレ(タイムラグ)があるのかということについて検証を行いました。

今回は、近年目まぐるしく行われる法改正に関して、直近の法改正と本試験出題のタイムラグを検証していき、その上で、法改正の学習の方向性のアドバイスを提供したいと思います。

択一式に関して、本試験時から直近3年以内に行われた法改正の出題をまとめたので、以下の図をご参照ください。

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近年は多くの法改正(特に会社法改正・商業登記規則改正・会社法人等番号)があったため、法改正項目からの、改正から短いスパンでの出題が多く見られます。中でも特徴的なのが、平成28年本試験であり、記述式でも監査等委員会設置会社の定めの設定が出題されたこともあり、改正項目が極端に多く出題された年といえるでしょう。

平成30年本試験では、(直近3年分の)法改正項目の出題がなかったとはいえ、平成28年商業登記規則改正(株主リスト)及び平成29年不動産登記規則改正(法定相続情報証明制度)といった、登記法関係の改正もあったため、これらの分野に関しては、しっかり情報収集を行っておきましょう。なお、平成28年刑法改正(一部執行猶予)に関しても注意が必要です

前回もお伝えしたとおり、ここで注意しておきたいのが、法改正項目の問題を正解できたとしても、別に点数が通常より多くもらえるわけではありません。そのため、法改正の情報収集に労力を使いすぎないことも重要です

具体的には、新たな合格目標年度の答練(伊藤塾では「択一実戦力養成答練」を実施)の受講や、先日実施された宇津木卓磨講師による公開講座「直近の法改正と重要判例・先例を押さえる講義」の視聴により、効率的に情報収集をされることをお勧めします。

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今回の内容は以上となりますが、今後の法改正の対策としてみなさんの参考になれば幸いです。

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伊藤塾司法書士試験科講師 髙橋智宏

2018年11月24日 (土)

年明け以降の学習スケジュール

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早いもので年末が近づいてきました。

「年明け以降の学習スケジュール」は既に固まっているでしょうか。
年内は、点数に直結しなくても、まずはしっかりとした土台を作ることが大切な時期でした。
しかし年明け以降は、それを点数に結びつける勉強をしていかなければなりません。問題演習を重視して、ベクトルが正しく合格に向いているかどうかを確認しながら進めていきましょう。そして、直前期に備えていく必要があります

私には苦い経験があります。
受験生の頃、1~3月までは、科目別に答練のペースに合わせて順調に勉強をしていたのですが、直前期を迎えたときに、「何をしていいか分からない」という状態に陥ってしまったのです。やるべきこと(正確には、やろうと思っていること)が多過ぎて勉強に手がつかなくなり、焦りが増すばかりでした。

このような状態にならないためには、事前にしっかりと学習計画を立てておくことが重要ですが、それに加えて、「客観的な評価」も大事になります

伊藤塾では、3月7日~10日に、「プレ模試」を実施します(解説講義付き・2000円)。午前2時間・午後3時間の、本試験形式の模試です
これは、直前期の勉強の指針を得るためのものです。
「直前期にあらゆる勉強をする」というのは夢物語であり、実際には限られた時間の中で、何をして何をしないかという選択に迫られます。
司法書士試験は、「自分が納得いく勉強ができたか」ではなく、「問題が解けるか」で勝負が決まります。そのため、学習の指針を固めるためには「本試験形式の問題を解くこと」が最適な方法になります。また、午前2時間・午後3時間の感覚を早めに経験しておくことで、時間配分まで含めた戦略を早期に練ることもできます。
この「プレ模試」を基に、直前期の学習スケジュールを再確認していただければと思います。
ぜひ奮ってご受講ください。

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急に冷え込んできましたが、お身体には十分気をつけて、引き続き頑張ってください。

伊藤塾司法書士試験科講師 北谷馨

2018年11月23日 (金)

直近の最新判例・先例の発出と本試験出題のタイムラグを検証する

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近年は最新判例・先例の発出が目まぐるしく,発出から比較的短期間で本試験において出題されることもあり,多くの受験生の不安の種となっています。

今回は,まず実際に最新の判例・判例が発出されてから本試験で出題されるまで、どのくらいの時間的なズレ(タイムラグ)があるのかを検証した上で,最新判例・先例の学習の方針性のアドバイスを提供したいと思います。

択一式に関して,本試験時から直近3年以内に発出された判例・先例の出題をまとめたので,以下の図をご参照ください。

1123_3科目によってバラつきはありますが,特に手続法に関しては,比較的最新判例・先例の発出と本試験出題のタイムラグが短いことが分かります。そのため、手続法に関しては特に最新判例・先例の情報収集の必要性が高いといえるでしょう

また、最新の判例・先例を押さえる際のポイントは、それを単体で押さえるのではなく、既存の関連する知識に結びつけることが重要です。最新の判例・先例の論点の土台となっている条文や基本知識も併せて確認するようにしましょう。

最後に注意しておきたいのが、最新判例・先例の問題を正解できたとしても、別に点数が通常より多くもらえるわけではありません。そのため、最新判例・先例の情報収集に労力を使いすぎないことも重要です。

具体的には、新たな合格目標年度の答練(伊藤塾では「択一実戦力養成答練」を実施)の受講や、先日実施された宇津木卓磨講師による公開講座「直近の法改正と重要判例・先例を押さえる講義」の視聴により、効率的に情報収集をされることをお勧めします

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今回の内容は以上となりますが、今後の最新判例・先例の対策としてみなさんの参考になれば幸いです。

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伊藤塾司法書士試験科講師 髙橋智宏

2018年11月12日 (月)

粘り勝ちを目指す

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皆さん、こんにちは。伊藤塾司法書士試験科講師の関信敏です。

先日、本年度の司法書士試験の最終合格の発表があり、すぐその後に実施された伊藤塾の「合格祝賀会」にも、大変多くの方が参加してくれました。多くの合格者の方と話をさせて頂いて、いろいろと感じたことがありますので、この場で少し述べさせて頂きます。

まず、今年の傾向として、客観的には合格に必要な実力が十分あるにもかかわらず、これまでなかなか結果に結びつかなかった受験生が、多く合格しているということがあります。「合格祝賀会」でも、これまでずっと頑張っている姿を見てきた方々の喜びの表情を見て、内心グッとくるものがありました。「あ~本当に良かったなぁ。」としみじみ思う場面が大変多い「合格祝賀会」でした。

次に、ある意味毎年感じていることではありますが、「記述の採点の不透明感」ということがあります。事前にどの程度書けたかをお聞きしていて「この程度書けていれば大丈夫」と思われていた方が残念な結果に終わる一方で、合格を報告に来られた方に聞いてみると、かなり基本的と思われるところを緊張のあまり間違えていたりして、もし事前に聞いていたら「今年は難しいかも」と思ってしまいそうな方が問題なく合格されていました。

合格が近いレベルになってくると、自分の目標とする基準もどんどん高くなりますから、「こんな基本的なこと間違ってたら駄目なんじゃないか」と間違ったところばかりに意識が行きがちですが、それ以外のところで十分合格に必要な点をとれていたということだと思います。合格された方については、実力がないのに合格するということは絶対にありませんので、むしろ自信に思って頂ければと思います。ただ、残念だった方については、「何が悪かったのか」と釈然としないところもあると思います。

それに対する私の考えは、「何も悪いところはなかった」です。司法書士試験は難関試験と言われている通り、合格ラインの周辺には大変多くの方が集中します。合格ラインに到達した方と僅かに足りなかった方で何か違うのかと言ったら、全く違いません。ここで強調しておきたいのは、「合格祝賀会」に来て頂いた合格者の大部分が、前年も合格可能性があったにもかかわらず残念だった方であるということです。そして、その大部分が、この1年間に劇的な変化があったという訳ではなく、それまでやってきたことを粘り強く続けた結果、翌年には異なる結果に辿り着いていたということです。

だからこそ、ここで絶対にくじけないでください!あなたが合格する順番は必ず来ます!この試験は粘った者が勝つ試験なのです。「粘り勝ち」こそがこの試験の合格スタイルです

さて、そのような「粘り勝ち」を目指す受験生の皆さんを、私も強力にバックアップしていきたいと思います。既にそのようなレベルにある方は、全ての科目、全ての分野が含まれている講座はもはや必要がないかもしれません。

そこで、受験生の多くが苦手とする特定の分野のみを取り上げた「思考力完全マスター講座」の「根抵当権の実体と登記」「組織再編の実体と登記」(いずれも全9時間、Webクラスのみ)はいかがでしょうか。「根抵当権」は一通り押さえている方が多いとは思いますが、最重要分野だけにまだまだ応用度の高い問題が出題される可能性があります。また、「組織再編」については相当程度実力のある方でもここだけは苦手という方が多いのではないでしょうか。

>>>関信敏講師の「思考力完全マスター講座」はこちら

また、「思考力完全マスター講座」の大元となっている講座である「司法書士合格への思考力完成ゼミ」につきましても、科目別受講が可能です。「民法編」「不動産登記法編」「会社法・商業登記法編」「マイナー科目編」の4科目が全て全10回全30時間で科目別に受講して頂くことができます(全てWebクラスで受講可能、「会社法・商業登記法編」「マイナー科目編」は東京校でライブクラスもあります)。

>>>関信敏講師の「司法書士合格への『思考力』完成ゼミ」はこちら

「組織再編」に限らず「会社法の全体が苦手」という方は多いと思います。主要科目にある程度目途が立っている方は「マイナー科目の強化」に取り組みたいのではないでしょうか。受験生の皆さんの様々なニーズに応える受講形態をご用意しておりますので、是非ご活用頂ければと思います。

それでは、最後まで応援していきますので、引き続き頑張っていきましょう!

YouTube: 「司法書士合格への「思考力」完成ゼミ」ガイダンス

>>>関信敏講師の無料講座動画「司法書士過去問向上委員会」はこちら

伊藤塾司法書士試験科講師 関信敏

2018年11月 9日 (金)

講義は巻き戻さない、繰り返さない ~復習が追いつかない方へ~

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入門生・中上級生問わず、インターネット受講生の方で、よくカウンセリングの際に相談をいただくのが、「講義の配信ペースに追いつけない、復習が追いつかない」というものです。

そういった悩みを抱える方によくある傾向が「講義を止めて、巻き戻している」、あるいは、「一通り講義を視聴した後に繰り返し聴いている」といったものです。そのため、1時間の講義を視聴するのに2時間かかってしまうというケースも見られます。

確かに、講義を聴いていて分からないことがあると、何度も聴いて理解したいと思う気持ちも分かりますし、実際、繰り返し講義を聴くと、“その時点では”理解しやすくなるでしょう。

しかし、講義を巻き戻して聴いたり、繰り返して聴いていると、当然、講義を視聴する時間が増えてしまい、配信のペースに追いつきにくくなりますし、何より復習の時間が減ってしまうおそれがあります。その結果、せっかく講義視聴時に時間をかけて理解したことも、復習するころには、全て忘れてしまっている、なんてことになりかねません。また、通学で講義を受けている方は、当然、講義をその場で巻き戻すことができませんが、それを前提として講義を消化しているわけです。

ですから、インターネットで講義を視聴している方は、配信ペースに追いつけていない、あるいは復習が追いついていないといった悩みを抱えている方は、通学生と同様の意識で、講義を巻き戻さないで、繰り返さないで視聴していくようにしてはいかがでしょうか

そうなると、「分からなかったところは、そのままずっと分からずじまいでいいのか?」といった不安も出てくるでしょう。しかし、仮に分からないところがあっても、後々繰り返しテキストを読んでいると分かってくる、というようなことは、法律学習の性質上よくあることなので、無理に今の段階で全てを理解しようとする必要は、必ずしもありません。

そして、何度も繰り返し復習してもどうしても分からない。そういったところは、その部分に限定して、ピンポイントで視聴すればよいのです。

すなわち、講義を繰り返し聴くことが絶対的にいけないというわけではなく、“基本的に”講義は巻き戻さないで、繰り返さないで聴くといった原則ルールを意識することが大事です。あくまで一つの目安ですが、1時間の講義に対して、1時間15分を超えて視聴している、といった方は、ぜひこれらのことを意識するようにしましょう。

「講義の配信ペースに追いつけない、復習が追いつかない」といった悩みをお持ちの方は、ぜひ参考になさってください。

>>>無料公開講座「押さえておきたい登記法重要先例10選」はこちら

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伊藤塾司法書士試験科講師 髙橋智宏

2018年11月 5日 (月)

司法書士試験合格者の方へ~認定考査対策への招待~

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昨日(11月4日)、一昨日(11月3日)と、
東京、大阪にて合格祝賀会を開催させて頂きました。
100名を超える合格者の方にご参加頂くことができ、
塾長はじめ、講師・スタッフ一同、幸福な時間を過ごさせて頂きました。
改めて、ありがとうございました!

祝辞や挨拶の中で、
“これが始まり”“ここからが本番”
といった言葉が贈られましたが、
本当に、その通りです。

合格して得た“司法書士資格”をどう活かすか。
高い志を胸に、考え続けなければならない命題です。

とはいえ、司法書士という存在が一体どのようなものなのか。
「司法書士の仕事はまだ具体的には知らないんです。」
という人が多いのも事実。

まずは、ここから始まる有意義な研修を、
しっかりと吸収することが大切です。
そしてもうひとつ、
忘れてはならないのが「認定考査」。
法律家司法書士として活躍するためには
認定の取得は必須です。

訴訟にはあまり興味がない
という人もいるでしょう。

でも、認定を受けることの意味は
訴訟ができる、ということに留まりません。

訴外においても、140万円以内の法律相談に応じることができる。

これにはかなり大きな意味があります。
司法書士としての活動の幅が一気に広がりますから、
訴訟をやりたい、やりたくないの問題ではないのです。

平成30年度の認定考査では、
合格率が43%という、
過去最低の数値を記録してしまいました。

「6割は合格するらしい」
という昔の話がインプットされている人は認識を改める必要があります。
「6割は落ちてしまう…。」
きちんと“試験対策”をしないと落ちる試験となっています。

伊藤塾では11月18日(日)から
本格的な対策講座がスタートします。
11月から勉強をはじめれば丸6ヶ月の勉強が可能なだけでなく、
特別研修に向けた事前準備ができ、
研修の内容も吸収しやすくなります。

初回は無料体験ができるようになっていますから、
受講を迷っている方も是非、教室に足を運んでください!!
もちろん「Web無料ストリーミング」も配信致します。

<<<坂本龍治講師による「2019年取得目標 認定考査対策講座」はこちら

“司法書士になったからには一生勉強!!”
一緒に知識を深めていきましょう!!

伊藤塾司法書士試験科講師 坂本龍治

2018年10月26日 (金)

午後の部択一式を1時間で制する ~判断のスピードと諦めのスピード~

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先日の筆記試験の合格発表から1ヶ月が経ち,寒い日が多くなってきました。

合格発表の後は,通常よりもカウンセリングを利用される方が多く,その中でも記述式であと少し点数が取れていれば合格できていたという方も数多くいらっしゃいました。この場合,もちろん記述式の内容的な判断を誤ったゆえに失点してしまった側面もあるでしょうが,択一式に時間をとられてしまい、十分に記述式に時間を掛けることができなかったという側面があると思われます。

すなわち,記述式の点数が思うように取れない原因が,記述式のみならず,択一式の時間配分にある場合もあるということです。当たり前のことに思えますが,記述式の点数を確保するためにも、午後択一式の時間配分の対策を行うという意識は改めて持っておきましょう

周知の通り,午後の部は時間との戦いであり,極めて速い解答速度が要求されます。特に,択一式の解答で(平均)60分を切れるかどうかが、午後の部を制するポイントといえるでしょう。

公開模試や本試験をおおよそ60分以内に解き終える合格者に共通して言えることは「諦めが早い」ということです。

正確に言えば,①自分の知っている知識か,知らない知識かを素早く判断し(知・不知の判断のスピード),②知らないと判断したら即飛ばして他の肢の検討に進んでいるのです(諦めのスピード)

②「諦めのスピード」に関しては,割り切りの問題ですから,意識の仕方で変えることができますが,①「判断のスピード」に関しては,知・不知の判断を素早くする訓練が必要となります。具体的には,問題文を読む中で,知っている知識の要素となるキーワードに着目して論点の把握を行い,これに該当するものがなければ,「知らない」と判断するのです(このプロセスを意図的に行っている方もいれば,無意識に行っている方もいるでしょう)。

そして,この①「判断のスピード」を磨くことが解答速度を上げるポイントとなります。①「判断のスピード」の向上は,テキストの読み込みを通した知識のインプットだけでは難しいため,キーワードの着目に重点を置いた問題演習を通した訓練が不可欠となります

沢山の問題演習を行うことばかりに腐心せず,問題文のどこがポイントになるのか,そのキーワードを見つけるプロセスを重視しましょう(具体的には,問題文にキーワードと思った箇所に下線を引き,答え合わせの際に,解説を見て,論点のキーワードを上手く拾えているかチェックするとよいでしょう)。

また、問題演習を通した訓練の場としては、年明けの択一答練「択一実戦力養成答練」がお勧めなので、ぜひご検討ください。

>>>宇津木卓磨講師による年明け択一答練「択一実戦力養成答練」はこちら

なお、上記で述べた点に関しては、無料公開講座「押さえておきたい登記法重要先例10選」でもお伝えしているので、併せて参考にしていただければ幸いです。

>>>無料公開講座「押さえておきたい登記法重要先例10選」はこちら

伊藤塾司法書士試験科講師 髙橋智宏

2018年10月22日 (月)

相続法の改正について

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だいぶ肌寒くなり、気付けば今年も後2か月程となりました。
学習の進捗はいかがでしょうか。

年明け以降からは、実戦力養成期に入るため、択一式・記述式共に実戦的な演習が必要になります。年明け以降は、あっという間に時間が過ぎ去っていくため、基本的な知識の確認、苦手な科目・分野は年内に終わらせておきましょう。

もう一つ、年内に法改正や直近に出された重要な判例や先例のインプットをしておきましょう。
司法書士は、合格後即独立可能という建前から、合格者には最新の法改正が頭にきっちりと入っていることが期待されます。

しかし法改正といっても、細かいものも全て含めてしまうと枚挙にいとまがないので、試験対策・及び実務上重要なものに絞って学習することがキモとなっていきます。
そこで、11月18日(日)に最新の判例と直近の法改正を押さえるべく無料公開講座を実施します。本公開講座では、押さえておきたい直近の判例・先例はもちろん、本試験で狙われやすい部分についても講義で扱っていきます。

法改正に不安がある方は多いと思うのですが、やはり皆さんが一番気になるのは相続法の改正ではないでしょうか。
相続法では「戦後最大」(登記情報682p53)という人がいるほどの大型改正ですが、改正事項の大半は、これまで蓄積された実務・通説等の明文化であり、その先に浮かび上がる問題点を立法的に解決する新たな規律を付加するといったスタイルとなっています。
したがって、新たな概念や価値観を理解・消化するといった必要はほとんどないので、インプットすることはそこまで難解なことではありません。
既存の実務・通説等の確認・整理を出発点とし、それらの何が問題となり、それを解決するためにどんな新規律が立てられたのかに着目するという段階を踏むことが、効率的な理解のポイントとなっていきます。
また、その中でも自筆証書遺言の方式緩和(新民968等)については、他に先がけ、2019年1月13日から施行されるため(改正附則1②)、2019年本試験の出題範囲となることは確実です。それ以外の改正事項の施行日は確定していませんが、2019年本試験の出題範囲となることも十分に考えられます。
そのため、相続法の改正についてもポイントは押さえつつ、メリハリをつけて対策を立てる必要があります。

したがって、相続法の改正についても先述した無料公開講座で取り扱っていきますので、是非ご視聴いただければと思います。
また、本公開講座では2018年度合格者による講演も実施しますので、学習計画の立て方等非常に役に立つと思います。

>>※11月18日(日)東京校(渋谷)にて実施!宇津木卓磨講師による「直近の法改正と重要判例を押さえる講義」はこちら

年明け以降の学習法等、今後どうすべきかを知ることができるいい機会になると思いますので、是非、本公開講座を通じて直近の法改正事項をマスターしましょう!

伊藤塾司法書士試験科講師 宇津木卓磨

2018年10月12日 (金)

通勤時間の活かし方

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みなさん、こんにちは。伊藤塾司法書士試験科講師の髙橋智宏です。

先日の合格発表を受け、伊藤塾の合格報告会では、多くの合格者から喜びの声をいただきました。

その中には、社会人で働きながら合格された方も数多くいらっしゃいましたが、実際にお話を聴かせていただいて、全員に共通して言えることは「通勤時間を上手に活用している」ということです
それだけ、社会人にとっては「通勤時間の活用」も、合格の重要なポイントであることを改めて認識させられた機会でもありました。

法務省の資料(平成29年度司法書士試験の最終結果について)によれば、2017年の本試験における合格者の平均年齢は37歳となっており、主に働いている社会人の層が厚いことが分かります。

仮に、週に5回の通勤時間が片道30分(往復1時間)であれば、1日で1時間、1週間で5時間、1か月で20時間という学習時間が確保できることになりますが、時間のない社会人にとって、この通勤時間をいかに有利に活用するかが合格の重要なポイントとなります

そこで、今回は通勤時間活かすための工夫を紹介していきたいと思います(ここでは基本的に、電車やバスでの通勤を想定とした話を進めていきます)。

【1】 通勤時間の活用法

まず、通勤時間を上手に活用するには、「通勤時間を勉強時間にカウントする」という意識が重要です。通勤時間というと、いわゆる「スキマ時間」と細かい時間と捉えがちですが、毎日決まった時間を確保できるわけですから、場当たり的な学習をするのは非常にもったいないと言えます。ですから、通勤時間を勉強時間にカウントし、普段行う勉強の一部として位置付けるようにしましょう。こうすることで、集中して通勤時間の勉強に取り組むことができます。

次に、通勤時間の勉強として具体的に何をするかということですが、「記憶喚起を目的とするインプット」をお勧めします。要するに、テキストの復習です。通勤時間では机のある状態で勉強することはできないため、アウトプット(過去問等の問題演習)では、戻りたいときにテキストに戻ることができず、学習効率がやや低下してしまうのです。

むしろ、アウトプットは、インプットを行った後に机に向き合って、テキストに戻りつつ行う方が学習効率が良いといえます。ですから、電車の中ではテキストの復習等の記憶喚起を目的とするインプットを行い、そのうえで、自宅や喫茶店等で過去問等の問題演習を通してアウトプットを行うのがお勧めです。このように、その後の勉強でアウトプットをする意識ができれば、通勤時間のインプットの効率も上がりやすいでしょう。

ただ、通勤ラッシュのように、通勤時間に座ることが難しく、立ちながらテキストを開くことも難しいという方は、あらかじめテキストの中で暗記すべき個所(例:少数株主権のまとめ表)を携帯電話の写真で撮っておき、電車の中で覚えるのがお勧めです

さらには、車や徒歩での通勤など、携帯電話を見ることが難しい状況にあるのであれば、「テキストの脳内再生」をするだけでも十分効果があります。具体的には、朝自宅を出る前あるいは前日の夜の寝る前に、テキストを軽く読んでおいて、通勤時にテキストの内容の振り返りを頭の中で行い、その中で思い出せない箇所があれば、思い出せない項目・箇所をまとめてメモしておき、帰宅した時に確認をするとよいでしょう。

【2】 先輩合格者のアドバイス

上記のほか、伊藤塾から出している合格体験記(2017年度)の中で、働きながら合格された塾生の有益なアドバイスをまとめましたので、ぜひご参考になさってください。

・仕事で勉強時間が確保できないことも考え、朝5時に起き、朝6時前には勉強をはじめるという朝型に生活を変えました。仕事に影響をうけない、朝に勉強することにより、すっきりした状態で密度の濃い勉強時間の確保をすることができました。また、記述を解くのは、頭がすっきりしている朝ではなく、仕事が終わり、疲れている夜にやることにしました。本試験は頭がつかれた状態で記述を解くことになりますのでそのことを意識したからです。あと、週に1~2回はスポーツクラブ等に通うなど運動をするようにしました。仕事もデスクワークなので、ずっと机に座っていると体が硬くなり、肩こり等がひどくなり、集中ができなくなることも多かったからです。運動をはじめてからは、体が柔らかくなり、集中して勉強ができるようになりました体験記の詳細はこちら)。

あまり細かいことに拘らないことも私にとっては大切でした。勉強時間が細切れになりがちだと、どうしても記憶の定着が悪く、何度やっても覚えられない又はあいまいな知識のままということが多くなりましたが、ここで、ひとつの知識に拘り過ぎて時間を費やすことのないように注意していました(体験記の詳細はこちら)。

いかがでしたでしょうか。もちろん、通勤方法や通勤時間は人それぞれですが、自分の環境に当てはめた時に、少しでも自分にとって、ためになる点があれば、参考にしていただければ幸いです。

>>>髙橋智宏講師による無料公開講座「押さえておきたい登記法重要先例10選」はこちら

>>>高橋智宏講師による中上級講座「択一登記法集中演習講座」はこちら

YouTube: 「新・択一登記法集中演習講座 ガイダンス」

伊藤塾司法書士試験科講師 髙橋智宏

2018年9月27日 (木)

2018年度司法書士試験筆記試験 総合合格点の考察

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>>>髙橋智宏講師による無料公開講座「押さえておきたい登記法重要先例10選」はこちら

昨日の9月26日(水)に2018年度 司法書士試験筆記試験の合格発表がありました。
今年の筆記試験合格者は620名、対出願者の合格率は3.5%という結果になりました。

合格された方、来年に合格を持ち越した方に向けて、伊藤塾講師陣よりメッセージが届いていますので、ぜひご覧ください。

>>>伊藤塾講師陣によるメッセージはこちら

今回の合格発表と同時に、法務省ホームページより、総合合格点と基準点が新たに発表されています。これは来年の試験を目指す全ての方にとっての指標となる数字として非常に重要なので、今回はこの考察を行い、それに基づいた学習の指針を示していきたいと思います。

それでは、2018年司法書士試験筆記試験の総合合格点と基準点を見ていきましょう。

総合合格点 212.5点
択一式 午前の部の基準点 78点
択一式 午後の部の基準点 72点
記述式の基準点 37.0点
合格点と基準点合計の差(上乗せ点) 25.5点 

>>>法務省「平成30年度司法書士試験筆記試験の合格点等について(資料)」はこちら

総合合格点(212.5点)から基準点合計(187点)の差、すなわち基準点合計から求められる上乗せ点は、「25.5点(択一約9問分)」であり、昨年の「26点」とほぼ同程度の上乗せ点が求められていました。また、各基準点突破者(1160名)のうち、総合合格点を突破した者(620名)の割合は53%となりました。

今年の午前の部・午後の部の基準点の突破割合の合計が過去最高であったため、絞込みをかけるために上乗せ点が上昇するとも思えましたが、昨年と同程度に留まったのは、昨年に比べて出願者の減少(18,831名⇒17,668名)する一方で、合格者はあまり変わらず(629名⇒620名),合格率が上がった(3.3%⇒3.5%)ことが影響していると考えられます。

しかし、「25.5点(択一約9問分)」でも非常に高い数字であり、下記のグラフの2014年~2017年の流れのように、再び上乗せ点が上昇する可能性もあるため、基準点到達を前提として、択一式・記述式の双方で上乗せ点を積み増すための学習戦略は今後も重要となるといえます

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上乗せ点対策として、択一式を午前の部、午後の部で分けて考えると、上乗せ点を積み上げやすいのは基準点の低い午後の部であり、そこで狙い目になるのが、択一式午後の部の68%(24/35問)の得点割合を占める択一登記法(不動産登記法・商業登記法)です

このように、上乗せ点を確保する上では、択一登記法の徹底強化が効率的ですので、上乗せ点対策に課題意識を抱えている方は、私の担当する中上級講座「択一登記法集中演習講座」をぜひご活用ください。

>>>高橋智宏講師による中上級講座「択一登記法集中演習講座」はこちら

上記で掲げた学習の指針は、あくまで一つの提案であるため、絶対的な指針としてとらえる必要はありませんが、今後の学習の指針を考えるきっかけになれば幸いです。

YouTube: 「新・択一登記法集中演習講座 ガイダンス」

伊藤塾司法書士試験科講師 髙橋智宏

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