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2019年1月11日 (金)

記述式スピードアップのために

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本試験の午後の部においては、時間の制約が厳しく、どれだけ正確な知識が頭に入っていたとしても、3時間以内に問題を解き終えなければ合格することはできません。もちろん、午後の部のタイムマネジメント策として、択一式のスピードアップを図るのも一つの手ではありますが、これには限界があります。択一式の解答にはどうしても50分~60分かかってしまうものです。これに加えて記述式を解く時間、さらには見直しの時間も取りたいところです。となると、やはり記述式を不動産登記法1時間、商業登記法1時間の目安で解く必要があります。

しかし、記述式の各問題を1時間以内に解き終えることができない、という相談をよくいただきますので、ここに苦心している受験生はかなり多いでしょう。そこで今回は、記述式の解答速度を上げるコツをお伝えします。

※平成30年の本試験は、時間制約の厳しい問題ではありませんでしたが、引き続き時間制約の厳しい問題への対策は必要となることに注意しましょう。

単に記述式を解くのが遅いといっても、その原因は様々です。原因を探ることなく解答速度を上げようとしてもなかなかスピードアップは望めません。記述式のスピードアップというと、筆記速度の方に目が行ってしまいがちですが、筆記速度を上げるにしても限界があるし、焦って字が雑になってしまい、減点される可能性があるので、そちらでの対策はあまりお勧めできません。

そして、原因を探るためには、記述式の問題演習で時間を計るときに次の3つの段階で「ラップタイム」(※)をとることが有効です

※ラップタイム…競走や水泳などで中間の一定の距離ごとに競技者の所要時間を計ること。

① 問題文を読む段階
② 答案構成をする段階
③ 答案構成を答案用紙に反映する段階

例えば、「①に20分、②に25分、③に30分、トータル1時間15分かかった。」といった形です。このようにラップタイムをとることにより、どの段階で時間が余計にかかってしまっているのかを分析することができます。この分析を元に原因を探っていくのです。

※①②は併行して取り組む方が多いと思われますが(その場合、ラップタイムはまとめてとることになります)、その中でもどれくらいの割合で時間を消費しているのかを意識するとよいでしょう。

ここで、①~③で時間がかかりすぎている場合の原因で主なもの及びその解決法を挙げます。

〔「① 問題文を読む段階」に時間がかかっている場合〕

〈原 因〉問題文を読む手順が確立しておらず、全部をまんべんなく読んでしまっている。
〈対 策〉問題演習を行う中で、自分に合った、問題文を読む手順を確立させる。

〔「② 答案構成をする段階」に時間がかかっている場合〕

〈原 因〉実体、あるいは手続(どのような登記を申請するか)を判断するのに時間がかかっている。
〈対 策〉⑴ 問題演習を通して基本的なパターンをマスターする。 ⑵ 登記の申請順序・瑕疵判断に関連する知識を重点的に押さえる。

〔「③ 答案構成を答案用紙に反映する段階」に時間がかかっている場合〕

〈原 因〉②の答案構成の作業が不十分であるため、②と③の作業が行き来してしまっている。
〈対 策〉②の作業を見直し、③では答案用紙に反映させるだけの作業に集中させる。

〈原 因〉申請情報の書き方、添付情報の判断に時間がかかってしまっている。
〈対 策〉雛形の練習を重視し、瞬時に雛形を思い出せるようにする。

解答に時間を要する原因は人それぞれですが、一つの例として参考にしていただければ幸いです。

YouTube: 「新・択一登記法集中演習講座 ガイダンス」

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伊藤塾司法書士試験科講師 髙橋智宏

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