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2019年1月25日 (金)

司法書士試験が苦行に思えたら~「がさつ力」を身に付ける~

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伊藤塾では年明け答練が開講し、本試験まであと半年を切りました。本試験に向けて不安を感じている方も多いでしょうが、今回はそういったみなさんの不安を少しでも楽にできればと思います。

「合格者は正確な知識を持って確実に判断している」という話はよくされるわけですが、これが誤解されているように感じることが多々あります。すなわち、「合格者は(細かい箇所まで完璧に網羅した)確実な知識を持って確実に判断している」と思われてしまうこともあるようですが、実はそんなことはありません

実際に、筆記試験の合格発表後に行われる口述模試の試験官を担当していると、受験生(筆記合格者)の中でもスラスラ答えられるという方は稀です(もちろん、本試験後から期間が空いているという原因もありますが)。キーワードを挙げたりはできますが、細かい箇所までは「口で言える」レベルになっていないといえるでしょう。これを踏まえて上記の言葉を見直すと、「合格者は正誤が判断できるレベルの正確な知識を持って確実に判断している」といえます。

司法書士試験では、学習を継続することが大事、言い換えれば学習を継続できるモチベーションが大事です。細かい箇所も、とにかく覚える・詰め込む・叩き込む。そういった学習ではモチベーションを維持することが難しくなります。そうなると司法書士試験の学習が苦行のように思えてしまい、モチベーションが低下し、普段の学習効率も下がってしまいます。

ここで何が言いたいのかというと、もっとラフ(雑)になっていいんじゃないかということです。言い方を換えれば、がさつに学習を進めていく力、すなわち「がさつ力」も短期合格に必要な要素であると私は考えています(「がさつ力」とは、「やらないことを決める力」とも言えるでしょう)。

それでは以下、具体的な「がさつ力」を身に付けるためのコツをお話していきます。

〔1〕テキストに記載のないことは気にしない

法律の学習をしていると、テキストに書かれていないことでも、「こういった場合はどうだろう?」という疑問が生まれてきますが、テキスト作成者側からの視点に立てば、「試験対策上ここまで押さえればよい」という観点から、あえてテキストに書いていないわけなので、そこをあえて掘り下げるのは得策とは言えないでしょう。

〔2〕細かい点にこだわらない

テキストに書かれている知識といっても、その中の一言一句がすべて問われるわけではありません。例えば、判例でよく見かける表現の「特段の事情がない限り」という文言を見たら、「特段の事情ってどんなケースかな?」と疑問に思いがちですが、その具体的な事情を問う問題の出題はほぼないわけなので、それを調べたり考えたりするのは、コストパフォーマンスが良いとはいえないでしょう。

ただ、誰も細かい点にこだわろうと思ってこだわっているわけではありません。「重要事項」と「どうでもいい事項」の区別が付かないのがその原因といえます。そこで、この区別を身に付ける基準がまさに講義であり、過去問です。講義を受けたり過去問を解く際には、「どこが重要なのか」だけでなく、「どこがどうでもいいのか」を感じ取ることを意識するとよいでしょう。

〔3〕核から攻めるイメージを持つ

テキストに書かれていることを一気に全部覚えようとすると、狙いが絞れていない分、記憶効率が悪くなりますし、気持ち的にも負担が大きくなりやすいです。そのため、まずは核(※)となる知識に絞って覚えて、そこから徐々に知識を広げていくイメージが重要となります。

※最初に絞り込む核となる知識としては、講義で強調されていた知識、過去問や答練で出題のあった知識に絞り込むとよいでしょう。

「がさつ力」を身に付けるためのコツは以上です。もちろん、何でもかんでもいい加減に覚ればいい、というわけではありませんが、みなさんの学習がこの記事を通して、少しでも楽になれば幸いです。

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伊藤塾司法書士試験科講師 髙橋智宏

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