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2020年3月

2020年3月31日 (火)

直前期の過ごし方 目標設定編②

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さて、今回は直前期の目標設定について具体的に考えていきたいと思います。
前回一番伝えたかったことは、「やらないことを決める」ということでした。
やらないことを決めることで、頭の中をクリアにすることによって、モチベーションが高まるのでお勧めです。

では、どのようにして分量を決めていけばいいのでしょうか。人それぞれ学習の到達レベルも違いますし、勉強できる可処分時間も当然異なります。
そこで、一つの目安として、これから使おうと思っている教材等が、最低3回繰り返せるかを考えていただければと思います。できれば6回繰り返せるとベターです。
3回繰り返せないようであれば、忘れるスピードに記憶が追い付いていけず、学習効果があまり期待できないので、思い切って手を付けない方が良い可能性が高いです。
「最低3回、できれば6回」このやるか迷ったら、この言葉を思い出しましょう。

また、繰り返す教材を決めて、学習計画を立てる際も、びっしり詰め込み過ぎないように注意が必要です。予定を詰めすぎてしまうと、達成できなかったときに、焦りが生じモチベーションが下がってしまいます。

なるべく大ざっぱに計画を立てることが大事です。具体的には「一週間」がお勧めです。また、イレギュラーで予定通り終わらないことが多いので、余裕をもって、自分の8割くらいの力で終わらせる量を設定すると良いでしょう。

ポイントは、「無理をせず、少し余裕をもたせる」ということです。

最後に、今現在コロナウイルスが猛威をふるい、中々思うように勉強ができない方が多いと思います。
外出の自粛などで、在宅学習をされる方も多いと思います。
伊藤塾では、YouTube動画をはじめ、ツイッターやフェイスブックなどのSNSで様々なコンテンツを発信しています。また、カウンセリングも電話で行うことができます。是非ご利用ください。
厳しい状況が続いていますが、楽観的にも悲観的にもならず、今ある時間を大切にして共に頑張っていきましょう。合格に必ず近づくことできます。今年合格しましょう。

皆さんの学習を伊藤塾一同、最後まで応援します。


YouTube:「宇津木卓磨の司法書士”今日もおつかれさまでした”」のシリーズはこちら

宇津木 卓磨

2020年3月24日 (火)

直前期の過ごし方“目標設定編①”

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3月も中旬となり,だいぶ暖かくなってきました。答練もクライマックスですが、学習ペースは掴めていますか?

今現在、コロナウイルスの影響が多岐にわたり,日々不安に思っている方も多いと思います。在宅で学習をする機会が増えた方も多いでしょう。講師ブログを読んだり,Yooutubeなどの動画を視聴する機会も増えるかもしれません。

こんなときだからこそ、これから迎える直前期の過ごし方を踏まえて,「学習の目標設定」や「休息」について,ブログを執筆しました。

直前期になると,まず焦ります。

その焦りから、勉強に集中できなくなり,何から手を付けていいのか迷ってしまう方が多くいらっしゃいます。

その結果,色々な教材に中途半端に手を付けてしまい,繰り返しができないため,知識の精度が上がらない。→いたずらに時間だけが過ぎていく…。→そんな自分が嫌になって自己嫌悪に陥る。これでは悪循環であり,決して思うような成長も望めないでしょう。

直前期の学習で一番重要なことは、「絞込みと繰り返し」です。

この絞込みと繰り返しによって,知識の精度を上げ,本試験現場で「使える知識」に昇華させていくのです。換言すれば、「やらないことを決める」ということに直結します。

やらないことを決めることにより,頭の中がすっきりしてクリアになります。頭がクリアになれば、自然とモチベーションも上がっていきます。

今あれもこれもと手を出してしまい、やることに追われてしまっている方は,目標設定をする際に思い切ってやらないことを決めてみてはいかがでしょうか?

きっと,前向きに学習をすることができますよ。ブログを最後までご覧いただきありがとうございました。次回は目標設定について、もう少し具体的に一緒に考えていきましょう。

 
YouTube:「宇津木卓磨の司法書士”今日もおつかれさまでした”」のシリーズはこちら

宇津木卓磨

2020年3月18日 (水)

直前期における択一過去問活用法

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皆さん、こんにちは。伊藤塾司法書士試験科講師の関 信敏です。

今回は、時間のない直前期において、いかに効率良く過去問学習を合格する力へと繋げていけば良いのかという点について、簡単なアドバイスをさせて頂きたいと思います。

直前期の択一過去問学習に関する多くの受験生の悩みとしては、次の3つのことがあると思います。1つめは、「過去問の量が多過ぎて全体を一周するのにやたら時間がかかってしまう」ということ、2つめは、「過去問を解いてもバラバラな知識が増えるだけで、知識の全体量がなかなか増えない」ということ、そして、3つめは、「過去問をただ憶えるだけの勉強になりがちであり、その場で考えて解くのがいつまでたっても苦手である」ということです。

1つめの「過去問の量が多過ぎて全体を一周するのにやたら時間がかかってしまう」という点については、過去問の「絞り込み」が絶対的に必要です。少ない数の問題を短いサイクルで繰り返しをして、初めて知識は定着します。長いサイクルで少ない回数しか繰り返しができなければ、どんなにたくさん問題を解いても、全然記憶に定着しません。

では、どのようにして「絞り込み」を行うかですが、伊藤塾セレクションを使用しての問題演習をお勧めします。重複する問題を外すことによって問題数を相当程度絞り込んでおり、非常に使いやすい問題集となっています。

ただ、そうは言っても、時間のない直前期にはセレクションでもまだ多過ぎると感じる方も多いでしょう。そこで、お勧めしたいのが、私が担当する「択一過去問直前総仕上げ講座」の「分野別編」です。本講座では講師の視点で、バッサリと過去問を絞っています。受験生が自分で問題を絞るのはなかなか勇気がいることかもしれませんので、ここは講師目線に任せてみてはいかがでしょうか?

2つめの「過去問を解いてもバラバラな知識が増えるだけで、知識の全体量がなかなか増えない」という点については、過去問に直接出題された知識だけでなく合わせて類似知識や関連知識等の周辺知識も押さえていくことが効率的であり、お勧めです。

では、どのようにして「周辺知識」を押さえるかですが、この点についても、私が担当する「択一過去問直前総仕上げ講座」の「分野別編」をお勧めします。問題数はバッサリ絞る一方で取り上げる項目については「周辺知識」も合わせて確認していきますから、極めて効率的な過去問学習を行うことができます。

3つめの「過去問をただ憶えるだけの勉強になりがちであり、その場で考えて解くのがいつまでたっても苦手である」という点については、実際に単年度版過去問を解いて、本試験のシミュレーションをすることが必要です。ただ、自分で解いて「はい、終わり」だとすると、いつまでたっても自分流の解き方になってしまって、現場思考力が身につきません。

そこで、お勧めしたいのが、私が担当する「択一過去問直前総仕上げ講座」の「年度別編」です。その場で考えて解ける問題の現場思考の方法をお伝えします。「年度別編」はライブクラスも実施しますから、より本試験に近いシミュレーションの場として活用して頂けます。また、「年度別編」では民法改正完全対応の問題と解説をお配りしますから、直前期に限らない勉強の素材としてご活用頂けます。

勝負はまだまだこれからです。一緒に頑張っていきましょう!

★関信敏講師による「択一過去問直前総仕上げ講座~フルパック/分野別編/年度別編~」はこちら

 
YouTube: 「司法書士過去問どーする?直前期の択一過去問活用法」

2020年3月13日 (金)

テキスト・過去問を『回す』について

皆さま、こんにちは。伊藤塾クラスマネージャーの黒澤と申します。

合格体験談を読むときや合格者の学習方法などでよく聞く言葉として「民法を○○回くらい回した」等の「回した」という表現があります。ただ、学習の初期段階の方は「ただでさえ1科目を終わらせるだけでもきついのに合格者はなぜ何回もその科目を回せるんだ?」だとか中級者くらいの方でも毎年本試験直前に「自分のその年やろうと決めた教材が回しきれなかった・・・・」と思うことがあるかと思います。

そこで、今回はこの「回す」の正体について考えてみたいと思います。

司法書士試験は11科目もありますので、読まなくてはいけないテキストの量は膨大ですし、解かなくてはいけない問題も大量にあります。この膨大な量を毎回毎回学習する度に同じ質量で学習している場合、おそらく「回す」という状態にはならないです。よく、司法書士試験を「皿回し」に例えたりしますがその「皿」が重すぎるから回らないわけです。

そこで、1回目よりも2回目、2回目よりも3回目といったふうにテキストを読むときも、問題集や過去問を解くときも、やるべきことを減らすことや次見たときに時間短縮につながる工夫をしておくことが重要であったりします。

たとえば、過去問を解いたとして間違えたとします。一応全ての選択肢をチェックするのですが、間違えたのはアイエの肢だけでウオは根拠や正誤ともに完全に分かったとします。その場合、ウとオの選択肢はもう一度やる必要はありません。ですから、その肢には私の場合大きく×を書いて次の周回のときからわざわざ解かないようにします。また、テキストを読んでいるときも何回も読んでいるともはや知っていることばかりで読む必要がないなと思うところが出てくるので、その場合は、その部分にチェックを入れておき次読むときは飛ばします。そのとき考えた一言や語呂合わせ思考をメモっておくのもいいでしょう。

こういう風に徐々に周回ごとに自分がやらなくてはいけない作業の量を減らしたり次やるときが楽になる工夫をしておくと、例えば、民法であれば民法全体でやらなくてはいけないものの量がどんどん減っていくことになりますので、次の科目に移るまでの時間や他の学習に割ける時間が増えて行くことになります。したがって、最終的には、全体を回せる状態に徐々に「皿」の重さがちょうどよいものになっていくわけです。

また記憶の面からもやることを減らすという発想は大切です。なぜなら、記憶は同じことを一定の間隔をあけて繰り返すことにより定着するので、量を減らした分間違えた部分に戻って来られる時間が早くなるから苦手を集中的に学習がしやすくなるからです。逆に、この間違った部分に戻ってくる時間が長ければ長くなるほど忘却というのは生じやすくなります。

勉強はできるようなことを何回もやったところで、できないところをやらない限り伸びません。ですから、できるところとできないところを振り分けて集中的にできないところを潰せるような状態を計画的に作っていくというのはとても大切です。

★直前対策講座の特集ページはこちら

2020年3月11日 (水)

「プレ模試」の実施を受けて

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今年も多くの方に「プレ模試」を受験していただきました。

近日中に成績表が掲載されますが、時点の成績はあくまで今後の学習のための参考資料に過ぎず、合格可能性を判断できるようなものではありません。油断や悲観は禁物です。

中には、全く点数が取れず、「今までやってきた勉強は無駄だったのか」「自分には向いてないのではないか」と思ってしまった方もいるかと思います。マークシートを破り捨てた方もいるでしょう。

かし、勉強してきたことが無駄だったということは絶対にありません。点数に関係なく、「これまでやってきたことを信じる」ことがまずは大事です。その先にこそ合格があるからです。

今後の勉強は、「これまでやってきたことを点数に繋げる」ことがメインになってきます。そのために何が必要かと言えば、「知識の定着」と「ケアレスミス対策」です。

今後の大まかな学習計画として、直前期は、全体を迅速に回すことが大事になってきます。知識の定着のためには「反復」が最も重要だからです。

そうすると、弱点・課題の克服は、遅くとも4月中には終えてしまいたい、ということになります。5月以降はできるだけ満遍なく迅速に回していく必要があるからです。

伊藤塾では、直前対策の講座として、講義回数の少ないコンパクトな講座を各種用意しています。ご自身の弱点・課題に応じた講座を上手く活用しながら、早めに弱点対策をしていきましょう。

そして、5月・6月に公開模試があります。これは必ず受験するようにしてください。

学習計画を立てるうえで重要な資料になりますし、「ケアレスミス対策」としても貴重な機会です。この先、新型コロナウイルスの影響がどうなるか分かりませんが、中には「会場受験は不安だ」という方もいるかと思います。しかし仮に会場受験を避けたとしても、自宅できっちり時間を管理して真剣に受験すれば、会場受験に近い効果は得られます。

しっかりと公開模試で自己分析をして、直前期の学習に役立ててください。

★実践的と大好評の模試で本試験をシミュレーション!「全国公開模擬試験」

間もなく4月になり、ここからが勝負の時期になります。

ただ、気負い過ぎる必要はありません。特に意識をしなくても緊張感は高まってくるはずです。むしろできる限り平常心で、淡々とやるべきことをこなしていく、ということを心がけてください。


★YouTube「北谷馨の司法書士”お宝質問箱”VOL.1~抹消登記と相続登記の申請順序~」

伊藤塾司法書士試験科講師 北谷 馨

2020年3月 2日 (月)

「せりあがり」は理論遊び?

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特別研修、お疲れ様でした!!
本当に大変なひと月だったと思います。
ここから先、6月の認定考査日までは
主体的な勉強をしていかなければなりません。

特別研修を無事に終えたとはいえ、
「要件事実や事実認定が習得できたのだろうか…」
と不安を感じている方もいらっしゃると思います。

また、ある程度学習が進んだことで
これまで気にすることのなかった点で疑問が生じている
という方もいらっしゃると思います。

今回のブログでは、そのうちのひとつに挙がるであろう
「せりあがり」について若干コメントしてみたいと思います。

「せりあがり」とはどういったものだったか?
まずはおさらいしておきます。

「原告が主張する請求原因事実の中に,本来被告が主張すべき抗弁を基礎付ける事実が当然に含まれていることがある。このような場合,請求原因事実と同時に,抗弁も基礎づけられる結果,原告は請求原因事実を主張する段階において,併せて再抗弁を基礎付ける事実を主張しなければならないことになる。このように,本来であれば相手方の抗弁主張の後に提出すれば足りるはずの再抗弁事実を,相手方の抗弁主張をまたずに提出しなければならない場合を「せり上がり」という。」
(弘文堂 「認定司法書士への道 理論編」25頁)

実はこの「せりあがり」、用いる書籍によって
登場するものとしないものが存在するんです。

岡口基一裁判官は著書の中で
「「理論遊び」にすぎない見解ともいえるため、
現在ではこれを支持する必要はありません。」
と指摘しています。
(創耕舎 岡口基一著「要件事実入門 紛争類型別」21頁)

もう少々、詳しく引用してみましょう。
「いわゆる「せりあがり」理論により説明していたのが、何十年も前の司法研修所民事裁判官室の見解ですが、その頃の同教官室の見解は、「理論が極めて精緻、先鋭化している」(田尾桃二・判タ630号88頁)などと批判されていたものです。「理論遊び」にすぎない見解ともいえるため、現在ではこれを支持する必要はありません。」

これだけ読むと、「せりあがり」として覚えてきた要件事実を
主張する必要がないように思えてしまいますが、
そうではありません。
説明の仕方として「せりあがり」理論を用いる必要はない、
ということを言っているのです。

岡口裁判官の傑作である要件事実の教科書、
「要件事実マニュアル」においても
「せりあがり」を説明したうえで、
「もっとも、従前、せりあがりの例として挙げられてきたものの多くは、要件事実の分配の修正として説明する方が妥当である」
と指摘しています。
(ぎょうせい 岡口基一著「要件事実マニュアル1 第5版」31頁)

しかし、蛭町講師と私が手掛けた「認定司法書士への道」に
おいては、あえて「せりあがり」を前提とした説明をさせて頂きました。
それは、元裁判官である加藤新太郎先生の著書(民事法研究会 加藤新太郎編著「要件事実の考え方と実務 第4版」42頁)や、
「要件事実論30講 第4版」(弘文堂「村田渉、山野目章夫編著)などの定番書においても「せりあがり」を前提とした説明がなされており、「せりあがり」を理解したうえで学習を進めたほうが円滑であると考えたためです。

要件事実の勉強をしていると、
頭を悩ませる問題がたくさんあります。
特に、複数の書籍を用いると書籍間で解説が異なる
といった論点がいくつか存在するため、余計に混乱するのです。

そもそも、実体法には解釈の幅があり、
学説によって考え方が異なる、
といったことが前提にあっての「要件事実」ですから
解説が書籍によって異なる場面があるというのは
むしろ自然なことなのかも知れません。

6月の認定考査をパスすることが最大の目標であることに
鑑みれば、残り3ヵ月で用いる書籍は絞り込んだほうが
良さそうです。

残り3ヵ月!!頑張っていきましょう!!

★坂本龍治行使の担当する「2020年取得目標 認定考査対策講座」はこちら

 
YouTube: 「認定司法書士への道」3部作完成!坂本講師がポイントを解説します

伊藤塾司法書士試験科講師 坂本龍治