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2020年3月13日 (金)

テキスト・過去問を『回す』について

皆さま、こんにちは。伊藤塾クラスマネージャーの黒澤と申します。

合格体験談を読むときや合格者の学習方法などでよく聞く言葉として「民法を○○回くらい回した」等の「回した」という表現があります。ただ、学習の初期段階の方は「ただでさえ1科目を終わらせるだけでもきついのに合格者はなぜ何回もその科目を回せるんだ?」だとか中級者くらいの方でも毎年本試験直前に「自分のその年やろうと決めた教材が回しきれなかった・・・・」と思うことがあるかと思います。

そこで、今回はこの「回す」の正体について考えてみたいと思います。

司法書士試験は11科目もありますので、読まなくてはいけないテキストの量は膨大ですし、解かなくてはいけない問題も大量にあります。この膨大な量を毎回毎回学習する度に同じ質量で学習している場合、おそらく「回す」という状態にはならないです。よく、司法書士試験を「皿回し」に例えたりしますがその「皿」が重すぎるから回らないわけです。

そこで、1回目よりも2回目、2回目よりも3回目といったふうにテキストを読むときも、問題集や過去問を解くときも、やるべきことを減らすことや次見たときに時間短縮につながる工夫をしておくことが重要であったりします。

たとえば、過去問を解いたとして間違えたとします。一応全ての選択肢をチェックするのですが、間違えたのはアイエの肢だけでウオは根拠や正誤ともに完全に分かったとします。その場合、ウとオの選択肢はもう一度やる必要はありません。ですから、その肢には私の場合大きく×を書いて次の周回のときからわざわざ解かないようにします。また、テキストを読んでいるときも何回も読んでいるともはや知っていることばかりで読む必要がないなと思うところが出てくるので、その場合は、その部分にチェックを入れておき次読むときは飛ばします。そのとき考えた一言や語呂合わせ思考をメモっておくのもいいでしょう。

こういう風に徐々に周回ごとに自分がやらなくてはいけない作業の量を減らしたり次やるときが楽になる工夫をしておくと、例えば、民法であれば民法全体でやらなくてはいけないものの量がどんどん減っていくことになりますので、次の科目に移るまでの時間や他の学習に割ける時間が増えて行くことになります。したがって、最終的には、全体を回せる状態に徐々に「皿」の重さがちょうどよいものになっていくわけです。

また記憶の面からもやることを減らすという発想は大切です。なぜなら、記憶は同じことを一定の間隔をあけて繰り返すことにより定着するので、量を減らした分間違えた部分に戻って来られる時間が早くなるから苦手を集中的に学習がしやすくなるからです。逆に、この間違った部分に戻ってくる時間が長ければ長くなるほど忘却というのは生じやすくなります。

勉強はできるようなことを何回もやったところで、できないところをやらない限り伸びません。ですから、できるところとできないところを振り分けて集中的にできないところを潰せるような状態を計画的に作っていくというのはとても大切です。

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