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2020年5月

2020年5月25日 (月)

令和2年度司法書士試験の実施時期の延期を受けて

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皆さんこんにちは。関信敏です。

先日の令和2年度司法書士試験の実施時期の延期発表を受けて、受験生の皆さんにおかれましては、精神的に落ち着かない状況となっておられる方が多いのではないでしょうか。このような状況は司法書士試験の歴史の中でも初めてのことですから、落ち着けというほうが無理なのかもしれません。

ただ、それによって、今やっていることがうまくいかなくなってしまうのであれば、それは本当にもったいないことですので、極力これまで通りの勉強のペースを維持するよう、歯を食いしばって頂ければと思います。

現時点ではまだ延期後の試験日が決まっていないので、やるべき勉強の内容は全く変わりません。もちろん最低でも1か月程度は先になるのでしょうが、延期の期間が1か月である場合と3か月である場合とでは対処の仕方が全く異なりますから、今の時点で何かを変えることは得策とは言えません。

最も短い1か月程度の延期であれば、やるべき勉強の内容は当初の予定とほとんど同じになります。ただでさえ当初の予定より勉強が遅れているという方が多いでしょうから、それを取り戻す期間に当てるべきですし、ある程度予定通りに進んでいる方も手を広げるのではなく、繰り返しを増やすことにより精度を高める期間として活用してください。

勉強できる時間が伸びたからといって新しいことに手を伸ばすことには慎重でなければなりません。これは、今年度本試験における最大の関心事である「民法改正」についても同様です。「民法改正」に関連する問題の試験科目全体に対する比率を考えれば、絶対にバランスを崩してはいけません。むしろ、定着度の低い「民法改正」の部分は最直前期の詰め込みに頼る部分が大きいと思いますので、延長された期間は全体のレベルアップにしっかり当てた上で、最終段階のところで少しだけ多めに「民法改正」の詰め込み時間を確保することが効率的ではないかと考えています。

なお、一時的に中断させて頂きました伊藤塾YouTubeチャンネルの「民法改正」向上委員会を5月22日配信分から再開致しました。気になる「民法改正」については、量というよりもコンスタントに触れていることのほうが重要ですので、是非「民法改正」向上委員会をうまく活用して頂ければと思います。

最後の最後まで応援しています!一緒に頑張っていきましょう!

配信再開!関信敏講師のYoutube動画シリーズ「司法書士『民法改正』向上委員会」はこちら

本試験シミュレーションの追加素材として活用いただけます!関信敏講師の直前対策講座「択一過去問直前総仕上げ講座~年度別編~」はこちら

全うする・・・初めて試せる幸運

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 自分の立てた勉強計画を過不足なく終えることができるのか,その効果はどうか,自分の勉強の何が良くて,何が悪かったのか,本来,これらが否応なく検証されてしまう「締め切り」が「本試験」である。

 本試験を経験した者の多くは,あと1か月か,2か月あったら今の勉強を詰め切れていたというのが,実感であろうし,この感覚は,結果として合格した者でも変わらない。

 試験に合格するという状態は,どのように勉強を進めれば合格できるのかが自分の中ではっきりと分かるようになることであり,何ができないかが明確になることにある。これは,自分の状態をもう一人の自分が客観的に観察・評価できるようになる状態(メタ認知)を意味する。

 とすれば試験が延期されたことによってなすべきことは,まず,本来の本試験日まで,これまでの勉強計画に従って,勉強を進めることに尽きることになる。これまでの勉強計画を全うし,途中変更しないことで,初めてその勉強計画が,本当はどうであったのかを評価し検証できることになるからである。

 そして,勉強計画の成果を,本来の本試験日に「検証」すべきことになる。この検証に使う素材は,何でも構わない。昨年の本試験でもよいし,公開模試でも構わない。初見の問題があれば理想だが,自分がかつて一度解いた問題であっても,問題への対応力が高められているか否かが明らかになるため,特にこだわる必要はない。

 この検証により,これまでの勉強計画が,時間が足りずに詰め切れなかったという結論であれば,延期された本試験日までの期間で,勉強計画を時間的に立て直す「リスケ」(reschedule)をすれば足りることになる。

 検証により,これまでの勉強計画には時間以外の問題があるというのであれば,まず,延期された試験日まで時間があることを天に感謝する。通常であれば,合格するのは難しかったからである。

 その上で,対応できなかった問題を,「一日一問」ずつ潰していく「ゲリラ戦」を考える。一日一問であれば,どんなに難問でも時間的に潰しきれるからであり,延期の期間が例え30日あれば,理屈上は30問分を拾えることになる。

 いずれにせよ重要なのは,「欲」を出して根本的な対応を考えないことである。どんなに延期期間が長いとしても,さすがに一から講義を聴いて対応するだけの時間的余裕はなく,試験の本質は,「考えろ」という要求であり,問題をよく読んで自分の考えを述べることに尽き,暗記した知識の吐き出しではないからである。要は今の自分で勝負する腹が決められるかどうかなのである。

 本来,本試験が延期されるという前代未聞の状態は,受験生を激しく動揺させるものである。しかし,このような異常事態だからこそ,我々が法を通して培ってきた解釈力をフルに活用すべきなのだ。解釈とは,平たく言えば「モノは考えよう」ということだ。是非とも,本来,絶対できないはずの自分の勉強計画の検証が,本試験前に行え,まだまだ打つ手を考えられることに「しあわせ」を感じる余裕をもって頂きたいものである。

蛭町 浩

2020年5月18日 (月)

短期合格の方向性~2021年合格を目指す方へ~

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みなさん、こんにちは。伊藤塾司法書士試験科講師の髙橋智宏です。

伊藤塾では先月から2021年合格目標の入門講座の本論編が開講しました。春夏コースの受講している方は新たな気持ちで、秋冬コースでステップアップ編を受講していた方は、今までステップアップ編で築いてきた基礎の土台を活かして頑張っていきましょう。

いずれのコースの受講生も、今の時期は本論編の学習としては序盤に位置づけられますが、この時期に「講義をどのように聴くか」「どのように復習するか」などの学習の方向性を定めることは非常に重要です。また、ここで定めた学習の方向性こそが短期合格できるか否かを左右するといっても過言ではありません。

そこで、今回は「短期合格の方向性」と題して、2021年合格を目指す方に向けて、本論編の序盤で気をつけておくべきポイントをQ&A形式でお伝えしたいと思います。

Q:テキストに書かれていることはすべて覚えるべきなのでしょうか?

A:テキストの内容をいきなりすべて覚えることは困難ですし、覚えようとする範囲を広げると、その分、基本知識の取りこぼしが多くなってしまいます。もちろん、テキストに書かれている知識であれば、試験対策上必要な知識ということにはなりますが、それを一気に覚えようとするのではなく、優先順位を付けて押さえていくことが重要です。

同様に、講義内容の理解もあえて100%を目指す必要はありません。すべての内容を理解しようとすると、細部の説明に気を取られてしまい、かえって基本的な箇所が十分に理解できないことがあるからです。

具体的には、①講義で講師が強調した箇所、②付属教材や過去問等の問題で出題があった箇所にはマーカー等の印を付けて、そこで優先して記憶・理解するようにしましょう。印を付けた箇所は優先順位の高い知識なので重点を置く必要がありますが、それ以外の部分は理解・記憶できなかったとしても気にせず先に進みましょう(後々復習で繰り返し触れる際に、そういったところにも目を向けていきます)。シンプルな工夫ではありますが、このように記憶・理解を優先すべき箇所を可視化することで学習効率はグッと高まります。

1回講義を聴いただけで、講義の内容をすべて理解すべき、あるいはテキストの記載をすべて記憶すべきというように思いがちですが、そんなことはありません。むしろこれができる人は一部の天才だというのが私の印象です。このような、いわば天才の学習モデルを追い求めることに無理が生じてしまい、基本的な箇所を落としてしまうケースがあるので注意が必要です。

講義において一生懸命理解・記憶しようとして受講する姿勢はもちろん大事ですが、その中でも優先順位を付けてメリハリをつけて取り組むのが短期合格のポイントといえるでしょう。

Q:問題演習の際は,間違えたところだけテキストに戻ればよいのでしょうか?

A:問題を解く際は、テキストの抽象的な記載を具体的な記載である問題(事例問題など,条文や判例の文言とは異なる表現の出題)に当てはめる、いわば知識の変換力が必要となります。この知識の変換力を身に付けるためには、やはりテキストに逐一戻る姿勢が大事です。

加えて、正解した問題でも「実は勘違いしていた」ということもあったりするため、正解・不正解を問わず、軽くでいいのでテキストに戻る癖をつけておきましょう。

Q:一度正解できた問題は今後解かなくてよいでしょうか?

A:直前期では知識の穴をなくすことに重点を置く必要があるため、自信をもって正解できた問題は今後飛ばして解かないという勉強法も有効ですが、本論編の序盤であるこの時期ではあまりお勧めしません。

というのも、今の段階で覚えられた知識の記憶がそのまま本試験まで持続するとも限りませんし、繰り返し問題に触れることでその知識に関する理解も深まり、それに伴い他の分野や科目の理解もしやすくなるからです。正解できなかった問題を重点的に復習をするのも有効ですが、時間を置いてから正解できたものも含め全体の問題に再度触れるなどをして、今の時期に自分の得意不得意によって学習範囲を絞りすぎないように注意しましょう。

2点目の質問に関しても共通して言えることですが、「”当たり前”の”基礎”ほど大事にし、繰り返す」という姿勢も短期合格のポイントといえるでしょう。

いかがでしたでしょうか。もちろん勉強法というのは人それぞれであるため、上記の勉強法をそのまま実践する必要はありませんが、今後の学習の指針として参考にしていただければ幸いです。

2020年5月11日 (月)

合格に向けて①~焦らず,できることを淡々と~

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 いつも講師ブログをご覧いただき,ありがとうございます。皆さんいかがお過ごしでしょうか。新型コロナウイルスの影響により,今年のGWは今までに経験したことがない大型連休となりました。緊急事態宣言の発令・延長に伴い,テレワークに切り替えて働かれている社会人の方は多いのではないでしょうか。また,小さいお子様の育児をされている方や介護をされている方をはじめ,皆さん一人一人が非常に大きな影響を受けていると思います。

 そして,今現在受験生の方は非常に不安な気持ちになると同時に,試験勉強に対するモチベーションが低下してしまった方が多いのではないでしょうか。また,今後どのように学習を組み立てれば良いか悩んでいる方も多いと思います。

 まず,大前提としておかれた状況はみんな一緒です。誰もが一日に24時間しか与えられていないことと同じように,大小はありますが,みなそれぞれ新型コロナウイルスの影響を受けています。中にはテレワーク等でかえって勉強時間が減ってしまい,学習計画がうまくいかなくなった方も多いと思います。今回は,そんな方に対し,今後の学習計画等について具体的にアドバイスをさせていただければと思います。

 まず,「勉強時間が全然取れない…」と悲観的に捉えることはやめましょう。マイナスの感情からはマイナスの効果しか生み出しません。大変な時だからこそ物事をプラスに解釈することが重要です。その上で,状況に応じて学習対象を絞り込む必要があります。(目標設定のポイントは,直前期の過ごし方というブログを以前掲載しておりますのでご参考になさってください。)

 具体的な学習法ですが,択一式は「プレ模試+択一実戦力養成答練+全国公開模試」の問題を3回解きなおすことから始めてみてはいかがでしょうか。出題分野が重複しないよう工夫がされており,この3つを回すことによって本年度の出題予想分野が完結するつくりになっています。記述式はまずは,「記述式答案構成力答練」を復習しましょう。

 また,「全国公開模擬試験」は必ず受験してください。自分を客観視できる良い機会ですし,本試験のシミュレーションとしても有効です。注意点として,結果にあまりこだわりすぎないことです。思うように結果が出なくてもあまり気にしないことが大事です。また,結果が良くても油断してしまうと足をすくわれてしまいますので,気を引き締めましょう。自分の成績に振り回されて一喜一憂をすることは時間の無駄になります。

 残念ながら会場受験は中止になってしまいましたが,在宅でも緊張感をもって受験ができるように「時間管理ツール」がありますので,是非ご活用ください。

 
YouTube: 司法書士公開模試 午前の部 試験時間管理ツール

YouTube: 司法書士公開模試 午後の部 試験時間管理ツール

 もう皆さんは十分に頑張っていると思います。そんな皆さんに対し,頑張れと言うのは正直辛いです。しかし,非常に厳しい状況が続いている中,今できることをできる範囲で淡々とこなすことが何よりも大事だと私は思っています。人のことを気にする必要はありません。ご自身のペースで,少しでも、今よりも前に進んでいきましょう。


YouTube:「宇津木卓磨の司法書士”今日もおつかれさまでした”」のシリーズはこちら

宇津木卓磨

2020年5月 4日 (月)

択一答練の活用法

皆さま、こんにちは。伊藤塾クラスマネージャーの小澤と申します。

今回は、ご参考までに私の年明け答練(択一実戦力養成答練)の活用法についてお話をさせていただければと思います。

実際私は、全回を通じても想定合格点を採ることができたのは、1~2回程度だったと思います。特に、マイナー科目については、想定基準点にも満たないこともあったように思います。

それでも今振り返ってみると、択一実戦力養成答練で出題された問題を使って、最大限にテキストの復習をして知識を確実なものにできたと思います。

答練を受けている以上、必ず自分の得点に向き合わなければなりません。想定合格点よりも大きく下回った得点をした場合には、当然のことですが、気分が落ち込みます。しかし、これをチャンスと思って、淡々とテキストの復習をして知識を確実なものとすることが合格へ近づく大きな一歩となると思います。

択一実戦力養成答練の問題は、過去の出題論点のみならず、予想論点も含まれていて本当に全てが良問です。また、択一実戦力養成答練のテキストには多くの知識が記載されているため、復習の材料としては最適です。

しかし、全てを網羅的に復習しようとすると多くなってしまうため、宇津木講師が講義で強調していた点についてより重点的に復習を行うと効果的かと思います。また、補助レジュメを使用した重要判例や予想論点の箇所については、しっかりと理解をして記憶をできるように復習を行うとよいでしょう。

そして、間違えた問題や理解の甘かった箇所については、該当部分について再度過去問を解くとより効果的かと考えられます。

やるべきことをしっかりと決めて、淡々と日々学習を進めていけば必ず合格に近づくことができます。ここからが勝負です。絶対に合格するという強い気持ちをもって、これからの直前期を全力で駆け抜けていってください。

皆様のご健闘を心よりお祈りします。