伊藤塾おすすめリンク

  • お問い合わせ・受講相談
    伊藤塾各校舎へのお問い合わせ先、アクセスのご案内です。 お気軽にお電話・来校ください。
  • イベント
    ガイダンスや無料体験講義に参加して塾の特長や講座内容、担当講師、試験制度等をより深く知っていただくことができます。
  • メールマガジン
    定期的に学習に役立つ内容を発信しております。
  • 書籍案内
    皆さんの学習に、あるいは学習の合間に。本物の法律家になるために一度は読んでいただきたい書籍が揃っています。

« 2017年5月 | メイン | 2017年7月 »

2017年6月

2017年6月29日 (木)

学校選び①—履修期間によるLL.M.の種類

留学先の学校選びが重要なことは言うまでもありません。学校選びのポイントは、ロースクールランキング、履修期間や履修形態、特定の分野の法律に特化したプログラムの有無、どこに住みたいかという地理的な要素など様々です。

 

ロースクールランキングは、LL.M.自体のランキングではありませんが、学校自体のレベルなどを知る手がかりになります。ある特定の分野の法律を特に重点的に学習したい場合は、そういったプログラムのある学校や当該分野に強い学校を探すとよいでしょう。ざっくりと東海岸に住みたいとか西海岸に住みたいとかということから学校を絞る方もいます。

 

前回の「LL.M.出願から米国司法試験受験までの流れ」の記事では、夏から行われる一般的な9ヶ月間のコースに留学する場合を例にスケジュールを見てみました。ですが、9ヶ月間のコース以外にも、異なる履修期間や履修形態でLL.M.が取得できるコースがあります。仕事や家庭の事情で9ヶ月間留学することが難しいという方は、例えば夏の間だけ渡米することで受講できるプログラムやオンラインで受講可能なプログラムを設けている学校でLL.M.を取得するという選択肢もあります。そこで、今回は、履修期間や履修形態によるLL.M.の種類をまとめてみます。

 

<General LL.M./ Year LL.M.>

 約9ヶ月間米国に滞在し、通学する形態で行われる一般的なLL.M.プログラムです。

 

<Part-time LL.M./ On-line program/ Distance learning>

 必ずしもGeneral LL.M.のように9ヶ月間継続して米国に滞在し通学するという形態を取らなくてもよいのが特徴です。例えば夏の2ヶ月間という限られた期間のみ米国に滞在し通学するということを2−3年に渡って行い,LL.M.を取得することのできるプログラムがあります。また、継続して米国に滞在することなく、主にオンラインでの講義の受講、課題提出及び試験の受験が可能で、学校の定めた期間内(学校により2年から5年程度)に全て履修すればLL.M.が取得できるプログラムもあります。

 このようなプログラムは、キャリアを中断することなく、各自のペースで学習し、LL.M.を取得することができるというメリットがあります。一方、州によっては米国司法試験の受験資格を満たさない場合がありますので、最終的に米国司法試験の受験を視野に入れていている場合は注意が必要です。

  こうしたプログラムを設けているロースクールは例えば以下のような学校です。

<Short Program LL.M.>

 9ヶ月という期間をかけず、より短い期間でLL.M.を修了することができるプログラムです。このようなプログラムも、仕事や家庭の事情などにより長期間米国に滞在して学習することが難しい学生にとって大きなメリットがあります。ただし、Part-time LL.M.と同様、州によって米国司法試験の受験資格を満たさない場合がありますので注意が必要です。

 こうしたプログラムを設けているロースクールは例えば以下のような学校です。

 

 < その他>

 LL.M.を短期間で修了するプログラムもある一方で、General LL.M.よりも長い期間をかけ、まずはLL.M.での学習に必要な英語力を高め、米国法の基礎を固めた上で本格的なLL.M.の学習に入るプログラムもあります。

 こうしたプログラムを設けているロースクールは例えば以下のような学校です。

  • University of Miami- International Law LL.M. with Intensive English

 

http://www.law.miami.edu/academics/international-graduate-law-programs/international-law-llm-with-intensive-english

2017年6月27日 (火)

LL.M.出願から米国司法試験受験までの流れ

LL.M.留学を目指すことを決めると、出願書類の作成やアメリカ法、英語の学習から始まり、様々な準備や手続きを行うことになります。いつかLL.M.留学をしていようと思っている方もすでに留学が決まっている方も、出願から米国司法試験受験までの大まかな流れを確認しておきましょう。各手続きを余裕を持って、早めに進めることができると安心です。

2018年夏からのLL.M.留学(通常の9ヶ月間のコース)を目指す場合を例に見てみます。

〜2017年8月頃

  • LL.M.に関する情報収集(各ロースクールの特色、設置コース等)
  • 奨学金の取得を考える場合には、その情報収集
  • TOEFL対策、受験開始
  • アメリカ法の学習開始

2017年8 月〜2018年2月頃

  • 出願書類(願書、レジュメ、パーソナルステイトメント、推薦状等)の作成
  • その他必要書類(成績証明書、卒業証明書等)の取得
  • LSACの利用登録、出願書類・TOEFLスコアの送付

※ 多くのロースクールでは、出願書類やTOEFLのスコアをLSAC (Law SchoolAdmission Council)という機関を通して提出することが求められます。

  • 出願

※ 米国ロースクールの多くは、願書及び出願書類が到着した順に審査を開始し、合否を判定し通知する、ローリング・アドミション方式を採用しています。合格者が定員に達し次第受付終了となりますので、早めに出願することをお勧めします。

2018年1月〜3月頃

  • 合否通知

2018年4月〜6月頃

  • ビザ取得の手続き
  • 渡米準備

・住居探し

・引越しの手配(荷物の発送)

・航空券の手配

・携帯電話の検討

・留学保険への加入

・国民年金・国民健康保険・住民税・海外転出届等の公的手続き

・サマースクールの検討、参加申し込み(任意)

2018年6月〜8月頃

  • 渡米
  • サマースクールへの参加(任意)
  • LL.M.入学、Fall semesterスタート

2018年9月

  • MPREを11月に受験する場合には、その受験申し込み

※MPRE (Multistate Professional Responsibility Examination)とは、NCBE (National Conference of Bar Examination)が実施している全米共通の法曹倫理試験です。この試験は司法試験 (Bar Exam)とは独立した別個の試験ですが、ほとんどの州では、弁護士登録の要件として、司法試験の合格とは別に、MPREで各州の司法試験委員会が定めた基準点を超えることが求められます。

  • ニューヨーク州司法試験を2019年7月に受験する場合には、Online Foreign Evaluation Formの提出

2018年11月

  • MPRE受験
  • Interview Programへの登録

※米国内のロースクールに通う外国人弁護士のための就職説明会(Interview Program)が1月下旬頃開催されます。LL.M.修了後に米国内の法律事務所におけるインターンシップや就職を希望する場合には、このような就職説明会に参加する学生が多いです。説明会に参加するためには、11月頃にレジュメを登録する必要があります。具体的な時期等については最新の情報を確認してください。

2019年1月

  • Spring semesterスタート
  • Interview Programへの参加
  • MPREを3月に受験する場合には、その受験申し込み

2019年3月

  • MPRE受験

2019年4月

  • 7月に行われる米国司法試験の出願

2019年5月

  • LL.M.修了
  • 米国司法試験の試験対策開始

2019年7月下旬

  • 米国司法試験 受験

2019年11月頃

  • 米国司法試験 合格発表