Bar examが近づいてきました
今年も夏のBar examが近づいてきました。ここまでBar examの準備は本当に大変だったと思います。あと少しですね。今日はBuffaloの会場での、New York Bar exam当日の様子を少しご紹介したいと思います。California barかNew York barか、また、各会場によって様子は違うと思いますが、米国司法試験の会場での様子はこんな感じかなということがお伝えできればと思います。
試験会場への入場開始時間前は、会場入り口から道沿いに受験生が長い列を作ります。会場へ持ち込める物は厳しく制限されていて、鞄も持ち込めません。ですので、受験生は、あらかじめ持ち込みが許されている筆記用具や受験票、時計等を入れた透明の袋とケースに入れたラップトップを手に持って並びます(ラップトップを使って論文試験を受ける場合)。友人と並んでリラックスして話をしている受験生もいますし、直前までフラッシュカードやノート、レジュメなどを確認する受験生もいます。ただし、フラッシュカードやノート、レジュメは会場に持ち込めませんので、会場入り口に設置されている巨大なゴミ箱に捨てて会場に入ります。「もう受験勉強はこれで終わり」という覚悟で、予備校のレジュメの大きな冊子を入り口のゴミ箱に捨てて会場に入る受験生もいます。会場に入る際の受付で手荷物をチェックされ、たとえペン1本であっても、当日持ち込みが認められているものでないものを持っているとその場で没収されます。当日持ち込めるものをきちんと確認しておき、忘れ物がないように、また、余計なものを持っていかないようにしましょう。
受付ではリストバンドを渡されます。試験が終わるまでの2日間、外さずにつけていなければいけません。
論文試験は、ラップトップで受ける受験生が大多数です。試験中、ラップトップや試験で使うソフトウェアに不具合が生じたときのために、専門のスタッフが何人も会場で待機しています。ラップトップでの不具合にスタッフが対応している場面をちらほら見かけます。万が一トラブルがあった場合でも慌てずにスタッフを呼び、すぐに手書きに切り替えて解答を続けましょう。
昼休みは、多くの受験生があらかじめランチを注文しておき、午前の試験終了後、会場でランチを受け取ります。Buffaloの会場では、昼休み中、会場前や周辺の道は、座って食事をとる受験生でいっぱいです。
夏とはいえ、試験会場は冷房が効いていますので、冷房対策をしておくと安心です。
他の州から受験しに行く場合、2−3時間の時差でも意外に体に負担になります。試験までの間、きちんと体調を整えて、存分に力を発揮してください。