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2017年11月24日 (金)

米国ロースクールの期末試験②:試験の準備

今回は、米国ロースクールで学生たちが行っている、期末試験の準備の様子等についてお話ししたいと思います。試験の準備方法は各自の学習スタイルにより様々ですが、一例として参考になればと思います。

 

1. 授業ノート

 ロースクールの試験で良い成績を修めるためには、教授が授業中に話している内容をしっかり理解することが非常に重要です。あるJDの学生は、「教授の言ったことが全て」と言っていたほどです。そこで、授業中に教授の話したことを一語一句書き留めたノートがとれればベストです。あとで読み返してみると、教授の授業の構成が、ある視点に沿って整理されていることに気付けたり、教授の重視している点をクリアにしたりすることに役立つからです。しかし、英語が第一言語でない留学生にとって、それは非常に困難なことです。もしも可能であれば、英語を第一言語とするJDの学生などのノートを入手してみましょう。非常に参考になると思います。もっとも、授業の内容を一語一句書き留めたノートは、その量も膨大ですから、何度も読み返す時間はないでしょうし、試験直前に効率的に学習内容を見直すには不向きでしょう。そこで、Outlineの作成などが有効となります。

 

2. Outline

 Outlineは、各科目の学習内容を体系的にまとめたものです。試験直前になると、過去に誰かが作成したOutlineが学生間でやり取りされたりします。Outlineはもちろんはじめから自分で作成するのも良いですが、過去に同じ教授の同じ授業を受けた学生が作成したOutlineが手に入る場合には、それに手を加えて改良すると効率的です。同じ科目について複数のOutlineが手に入ることもあるでしょうが、それらを比較して、使用するOutlineを一つ選びましょう。一旦使用するOutlineを選んだら、それを徹底して使うことが大切です。複数のOutlineを使用するのは読む時間を増やすだけで効率を損ねることになるからです。

 実際に学生が作成したOutlineを見ると、45ページから50ページに渡るOutlineが多いようです。中には、10ページから15ページ程度の簡潔なOutlineを作成する学生もいます。このような簡潔なOutlineは、直前に科目全体をパッと見渡すのに効果的なツールです。どの程度詳細なOutlineを作成するかは各自の学習スタイルに合わせればよいでしょう。

 

3. Study group

 Study groupを作って友人と一緒に学習する時間を取る学生もいます。Study groupのスタイルは様々です。学期始め頃から5−6人のStudy groupを作って交代で担当部分のOutlineを作成し、それを共有しながら学習するようなスタイルもありますし、2人だけで、互いに授業内容を全て網羅できているか試験直前にまとめて確認するようなスタイルもあります。

 

4. 過去問

 やはり過去問が重要なのは言うまでもありません。同じ教授の過去問を手に入れて実際に書いてみましょう。学校が公式に提供している場合もありますし、なければ教授に過去問の配布を要請してみましょう。

 

5. Review session

 学校によっては、試験前一週間ほどは、通常授業のないReading periodを設けます。通常の授業はありませんが、各教授がReview sessionを開きます。 Review session では、教授が学期中の授業内容を体系立ててまとめてくれたり、Sample examや過去問の検討会が行われたり、あるいは教授がひたすら学生からの質問受けをしたりします。Review sessionを有効に活用するとよいでしょう。