伊藤塾おすすめリンク

  • お問い合わせ・受講相談
    伊藤塾各校舎へのお問い合わせ先、アクセスのご案内です。 お気軽にお電話・来校ください。
  • イベント
    ガイダンスや無料体験講義に参加して塾の特長や講座内容、担当講師、試験制度等をより深く知っていただくことができます。
  • メールマガジン
    定期的に学習に役立つ内容を発信しております。
  • 書籍案内
    皆さんの学習に、あるいは学習の合間に。本物の法律家になるために一度は読んでいただきたい書籍が揃っています。

« 2017年12月 | メイン | 2018年2月 »

2018年1月

2018年1月31日 (水)

MPRE対策

今回は、MPRE対策についてお話ししたいと思います。倫理試験ということで、常識で解けそうな気がしますが、実際には、対策をしないと各州司法試験委員会の定める基準点を超えるのは難しい試験です。また、日本の法曹倫理と少し感覚が違うと話される弁護士の方もいらっしゃいますので、日本の法曹倫理をしっかり理解している方でもきちんと対策することが必要です。

 

多くの受験生が行っているMPRE対策は、①Bar Examの予備校が出しているMPREのOutlineを読む、②Bar Exam の予備校による無料のMPRE講義を受講する(オンラインでも受講可能)、③OutlineについているPractice Examやオンラインで提供されているPractice Examを解いてみるというものです。

 

①MPREのOutline

MPREのOutlineは、Barbri、KAPLAN、Themis等の予備校が出しているものを無料で入手することができます。時々各予備校の担当者がロースクールにブースを出すなどしていますので、米国内でロースクールに通っている場合には、ロースクール内でOutlineの冊子を入手することができます。また、各予備校のホームページでサインアップすることでダウンロードすることもできます。色々なOutlineが手に入ると思いますが、どれか一つ自分が使いやすそうなものを選んで使用するとよいでしょう。法曹倫理の規則の改正などもありますので、必ず最新版を入手するようにしましょう。

 

②MPRE講義

予備校によっては、無料の講義をオンラインで受講することができるようにしています。例えば、Barbriでは3−4時間くらいの講義をオンラインで聴くことができます。講義では、MPREに出題されやすい範囲や、どのようなひっかけ問題が出題されるかといったことに言及しながら進められるので、ただ漫然とOutlineを読むよりもポイントを掴んだ学習が可能になるでしょう。また、規則の改正部分もポイントアウトして説明されるので、最新の講義を聴くとよいでしょう。

 

③Practice Exam

MPREは四択の事例問題の形式で出題されます。Outlineを読んだり講義を聴いたりするだけではなく、実際に問題を解いてみて、どのように出題されるのかということやどの程度時間的に余裕があるのかといったことを確認しておく必要があります。Practice Examは、Outlineについているものや、オンラインで提供されているものなどで行うことができます。

 

 

オンラインで提供されているMPRE講義やOutline、Practice Examには以下のようなものがあります。

(1)Kaplan Free MPRE Online Review Course

(2)barbri Free PMRE review

(3)Themis Bar Review

(4)Supreme Bar Review Free MPRE Preparation

(5)Pieper Bar Review Free MPRE Course

(6)BarMax MPRE Review

また、有料ですが、MPREを実施しているNCBE (National Conference of Bar Examination) によるPractice Examもあります。近年実際に出題された問題を解くことができます。

NCBE が公開しているSample Test Questions はこちらをご覧ください。

2018年1月24日 (水)

MPRE

1. MPREとは

 MPRE (Multistate Professional Responsibility Examination)とは、NCBE (National Conference of Bar Examination)が実施している全米共通の法曹倫理試験です。この試験は司法試験 (Bar Exam)とは独立した別個の試験ですが、ほとんどの州で、弁護士登録の要件として、司法試験の合格とは別に、MPREで各州の司法試験委員会が定めた基準点を超えることが求められます。

 

2.  MPREの受験時期と基準点—ニューヨーク州とカリフォルニア州

 MPREは、Bar Exam受験前でも受けることができます。MPREで取得することが必要な基準点や、司法試験 (Bar Exam)との関係でいつその基準点を取得することが必要かという時期については、各州の司法試験委員会が定めています。

 

[ニューヨーク州]

基準点:85点

時期:Bar Exam 合格の前後3年以内

※ニューヨーク州司法試験委員会でのMPREに関するルールはこちらをご覧ください。

[カリフォルニア州]

基準点:86点

時期:Bar Examとの関係では制限はありません。

※カリフォルニア州司法試験委員会でのMPREに関するルールはこちらをご覧ください。

3.   MPREの形式

 2時間で60問の四択式試験です。設問は事例問題となっており、各事例問題に2分で解答することになります。実際に採点されるのは60問のうち50問ですが、どれが採点されない設問かはわからないため、全問解答しなければなりません。

 

4.   MPREの実施時期と受験料

 MPREは、8月、11月、3月の年3回行われます。早めに受験申し込みをする(Regular Registration)と受験料は95ドルですが、遅くなる(Late Registration)と190ドルになります。今年の3月の受験を考えられている方は、2月1日までに申し込むと95ドルで受験できます。

今年の試験日と申し込み期限は以下の通りです。

試験日 Regular Registration Late registration
3月24日 2月1日 2月8日
8月11日 6月21日 6月28日
11月10日 9月20日 9月27日

※必ず最新情報を確認するようにしてください。NCBEのMPRE受験申し込みに関する情報はこちらをご覧ください。

5.   試験会場の様子

  前述の通り、事例問題1題あたり2分で解かなければいけない試験で、英語を母国語としない学生にとっては時間との戦いという側面も持ちます。しかし、英語を母国語とする学生は問題を解くのが非常に早く、解答を終えると、試験終了前に提出して次々に会場から退出していきます。試験開始後40−50分頃から受験生が退出し始め、そこから最後までなんとなく落ち着かない雰囲気の中で試験を受けることになります。

 また、不正行為防止の対策も厳しくなされています。鞄を足元に置くことは禁止し、会場内の一箇所にまとめて置かせる対策がとられます。その他、会場によっては、首に巻くスカーフやショールを禁止したり、フード付きのパーカーやスエットを禁止したりするところもあります。フード付きの上着を着ている受験生がそれを脱ぐように言われ、空調の効いた会場で寒い思いをしながら試験を受けることになったということもあります。全ての会場でフード付きの服を禁止しているというわけではないようですが、寒さ対策の上着は、念のため、フードの付いていないものを用意しておくとよいかもしれません。

 

次回は、MPRE対策についてお話ししたいと思います。